TOFUのぼやきログ

他愛もないぼやきです

パソコンを速くしたい…

2005-09-27 17:51:25 | その他・戯言
同じパソコンを長く使っていたり、いままでやっていなかったことを新しく始めたりとかすると、自分のパソコンが遅いと感じることがあると思います。

または、友人宅で新しいパソコンをさわってみた…とか。^^;

そういう場合に、新しいものに買い換えられればそれが手っ取り早いのですが、予算的に無理とか、それじゃつまらないとか、ありますよね。

パソコンを速くしたいって場合に、どこをどうすれば速くなるのか、その手順というか、目安みたいなものを並べてみます。
何かの参考になれば…と。

■予算ゼロでもできることをとりあえずやってみる。

WindowsというOSは、使っていくうちにだんだんと遅くなってしまいます。
本人が意識するしないに関わらず、Windowsはデータを書いたり消したりしていますので、そのデータがハードディスク(以下HDD)にちらばって、アクセスが遅くなってしまうんですね。
HDDは、パソコンの主要部品の中で最も処理速度の遅い部分ですから、ここが遅くなると、全体が遅く感じてしまいます。

まず、やってみることは「ハードディスクの最適化」(デフラグ)です。
詳しい内容については、かなりスペースを必要とするので省きますが、もし購入してから一度も最適化してないのなら、これだけで速くなる…というか購入時の速度に近くなると思います。

最適化しても速くならない、または、なんとなく不安定という状態なら、Windowsを再インストールするのもいいと思います。
自作パソコンならWindowsのCDはあるでしょうし、メーカー製ならば再インストールの方法がマニュアルに書いてあります。

最適化や再インストールをして、それでも速くならない…というか、必要なソフトが快適にならない場合、ドライバーの更新をやってみるという方法があります。

パソコンで、ドライバーの更新が有効と思われるのは、チップセットドライバとビデオカードドライバです。
自分のパソコンのチップセットがわからない…というかチップセットってなに?という状態であれば、このソフトをダウンロードしてインストールしてみてください。
Everest Home Edition (無料)

チップセットのドライバは、マザーボードのメーカーHPか、チップセットのメーカーHPにあります。
大手メーカー製パソコンの場合は、保証外になってしまうので、そのメーカーのHPにある更新以外はやらないほうが無難でしょう。

ビデオカードのドライバも同様ですが、ATi RADEON や nVIDIA GeForceの場合は、ドライバがそれぞれのHPに最新版が置いてありますので、ダウンロードしてインストールします。

ただ、最大の注意点は「現状に不満がないのならばドライバのアップデートは行わない」のが基本です。
最新のものが必ずしも自分の環境に合ってるとは限らないのです。

■最低限の予算で速くする

パソコンのパワーアップに有効と思われる部品は、
・HDD(ハードディスク)
・メモリ
・ビデオカード
・CPU
あたりですが、優先順位を決めるとするならば、まずHDDを考えましょう。

先ほども書きましたが、HDDはパソコンの中で最も処理の遅い部品です。
しかし、HDDはどんどん進化しているので、2~3年前のパソコンについているHDDと現在のものを比べると、かなり速くなっています。
容量が足りてるからいい…というものではなく、同じ回転数(7,200rpm)だとしても、新しいものの方が速いと考えていいと思います。

理由を説明すると大変なので省きますが、容量も増えていますので、HDDを替えるメリットは大きいと思います。

HDDを替えるという前提で注意するのは、規格がいくつかあって、間違えて買うと取り付かないということです。
自分のパソコンに使われている接続方法を調べて、それに合ったものを買いましょう。
・パラレルATA(パラレルエーティーエー、パラレルアタ…どっちでも通じます)
・シリアルATA(シリアルエーティーエー、シリアルアタ…どっちでも通じます)

パラレルATA(以下 P-ATA)の場合、表示上 ATA66とかATA100、ATA133とか書いてあるかもしれませんが、同じものと考えて問題ありません。

規格としては、シリアルATA(以下 S-ATA)の方が新しいものです。

現在ついているHDDがP-ATAのものならP-ATAを、S-ATAのものならS-ATAというふうに、同じ規格のものを買ってきて、入れ替えます。
増設では「速くする」という目的では意味がありません。

その際には、Windowsの再インストールをする必要がありますので、それについても調べておきましょう。

HDDについて調べていくと、RAID(レイド)という言葉にぶつかるかもしれません。
説明を読むと、なんとなく良さそうに見えますが、きちんとした予算と知識と目的がないと、無駄になる技術ですから、この文章が参考になるレベルの方は手を出さないのが賢明です。


HDDの次というより、同時レベルで考えるべきなのはメモリです。
もし、WindowsXPを使っていて、メモリ量が512MB程度ならば、1GBまで増やしましょう。
予算が許すならば、2GBまで増やすのがいいと思います。
これだけで体感速度はだいぶ変わるはずです。
ただ、量を増やせばいいというものではなく、2GBあれば、たいていの作業にはじゅうぶんです。
むしろ、WindowsXPの制限にひっかかりますので、4GBとかはもったいないですよ。

メモリには、レイテンシというものがあって、それを調整していくと、さらに速くすることができますが、これはある程度知識がないととても難しいと思います。

メモリを選ぶときは、できるだけノーブランドは避けましょう。
ノーブランドメモリを買うのであれば、相性交換保証のある店で。

メモリに数百円をけちったばかりに泣いている人は大勢います。^^;


HDD、メモリに問題がなく、ゲームやハイビジョン動画に不満がある場合は、ビデオカードの買い換えを考えると思います。
機種とかについては、過去にさんざん書いていますので省きます。

交換するときには接続スロットに注意ですね。
AGP(エージーピー)のものと
PCI-Express(ピーシーアイエクスプレス)のものがあり、間違えたという話をよく聞きます。
また、ビデオカード用ではさらに古いものでPCI(ピーシーアイ)接続のものもありますが、PCI-ExpressとPCIはまったく別ものなので注意してください。

規格の古い順に
PCI -> AGP -> PCI-Express となります。

また、AGPにも X4 とかX8 とかありますが、よほど古いものでない限り、X8のビデオカードで大丈夫です。


HDD、メモリ、ビデオカードに問題なしとなったら、CPUの交換…といきたいところですが、よく考えてください。

私の考えでは、CPUを交換したくなるような条件が発生したら、それはパソコン自体を買い換えた方がいい…と思っています。

なぜなら、CPUはパソコンの心臓部ですが、ある意味バランスが取れていたわけです。
その心臓だけ取り替えても、やたら心臓だけ強いずうずうしい人間ができあがるようなもので、パソコン全体の能力で考えるとそれほど影響はありません。

これが、自作のパソコンで、予算を抑えるためにCPUをわざと安いものにしたから、今度は最高性能のCPUに替えるんだ…っていうのならかなりの効果が望めますが、今まで使えていた古いパソコンのCPUだけ交換しても、体感できるほどの効果があるかどうか微妙なのがほとんどです。

車で例えるならば、大衆車にスポーツカーのエンジンだけ載せても、足回りがついてこないから、結果的に速くは走れないのと一緒で、むしろエンジンは大衆車で、足回りだけ強化した車の方が、峠とかを速く走ることができますよね。

これにも例外はあって、動画のエンコードとかならば、車で言えばゼロヨンだけ速くしたいっていう例に当てはまりますから、CPUの取り替えは有効と言えるんですが。


まとめ的なことを言うと、パソコンを速くしたいと思ったらまず、自分のパソコンがどんな状態なのかを知ること。
最適化とかの最低限のメンテナンスで見違えるほど良くなることもあります。
目的に合わなくなってしまったパソコンは、もったいないですが買い換えを考えた方が早道だったりしますので、パーツの交換で小銭を使ってしまうより、新しいパソコンのために予算を用意したりするほうが良かったりするケースも多いです。

パソコンのパーツを交換したり、自作したりするのは、はっきり言ってお金の節約にはなりませんし、時間の節約にもなりません。
買ってきたパーツが気に入らなくて、とか、効果がなくて他のパーツを買ってきてとかを繰り返してるうちに、新品1台以上にお金を使ってるなんてのは、ごく普通の出来事ですし…。
あくまで趣味と割り切る必要があります。
その上で、パーツ交換によるパワーアップがしたいと考えるならば、しっかりと知識を仕入れましょう。
そして、失敗しても泣かない覚悟も用意しておきましょう。
パーツを選んだり調べたりしてるうちがいちばん楽しいのですから。
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会社のPC

2005-09-27 16:37:45 | パソコン関連
勤務先で使ってるPCを新しくしてもらいました。

某ショップのBTOです。

■CPU AMD Opteron244(1.8GHz)×2
■MB ASUS K8N-DL (nForcePro 2200)
■MEM Apaser DDR400 ECC-Reg 1GB×2
■HDD WD360GD (Raptor 36GB) S-ATA 10,000rpm
Seagate ST3160827AS S-ATA 7,200rpm
■VGA GeForce7800GT
■電源 ANTEC True550 EPS12V
■OS WindowsXP Pro SP2

今まで使っていたのが、HDDから異音がするようになり、開発環境としての能力も不足気味だったので、経理に無理を言って替えてもらいました。
AthlonXP 1900+ マシンからの入れ替えなので、かなり快適です。

いまの時期にデュアルコアじゃなくデュアルCPUにしたのは単なる興味です。w
VGAに必要もないのに7800GT搭載してるのも単なる興味です。w
#経理が知ったら怒るでしょうが^^;

デュアルにしたのはけっこう意味があります。
このマシンは、社内の業務ソフトを開発するのがメインなのですが、そのためSQL Server(開発用)が動いていたり、Apacheが動いていたり、Virtual PCが動いていたりと、作業に集中してくるほど重さ…というか引っかかりみたいなのが気になっていたんです。

それならデュアルコアなり、デュアルCPUを試してみたいと思っていたので、会社のパソコンなら、個人では手に入れにくいOpteronをDualで行ってみようと。w
もちろんOpteronのDualコアもありますが、予算オーバー。^^;

さっそく残業時間のヒマを見つけて、FFXIベンチと3DMark05をダウンロードして走らせてみました。
細かい数値は忘れましたが、FFXIはHighモードで 5000前後。
3DMark05 は7500前後。

うーん…FFXIベンチが微妙…というか遅い。
3DMark05は納得の数字ですが、FFXIはCPUのクロックやメモリの設定が効くベンチですから、VGAだけ良くてもこんなもんですかね。
常駐ソフトはてんこ盛りですし。^^;

実際に使ってみた感触ですが、処理速度が速い!という感じではありません。
単独のソフトならば、自宅のPC(Athlon64 3500+)の方がキビキビ動きます。

ただ、Virtual PCを立ち上げて、SQL Serverに大きな負担のかかる集計処理を流しても、ほとんど他の作業に影響がないのはいいですね。

しかし、このマザー(ASUS K8N-DL)について調べてみると、メモリがいちばん効率のいい動きをするのが、4枚構成らしいということがわかりました。
現在は、1GB×2という構成なので、どうやって経理を説得して1GBメモリを2枚買ってもらうか…。^^;

幸い(?)にも、開発業務に重要なプロジェクトが追加されたので、それを理由にしようかな…と、説得の文章を考慮中です。w

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Socket939マザーボードのメモ(05/09/20時点)

2005-09-20 16:58:33 | パソコン関連
CPUとして自作PC用に大人気のAthlon64ですが、マザーボードがイマイチ不安定な印象です。

いろいろと情報収集しているのですが、私自身、どれがいいのか分からなくなってきました。
現在、Socket939のマザーボードは2種類使っていて、どちらも気に入っていますが、そのどちらもAGPバスで、現在では新品での入手が困難なものですので、PCI-Exのマザーは何がいいんだろう?と探しているところなのです。

現在使っているのは、Soltek SL-K8TPro-939(VIA K8T800proチップ)にAthlon64 3500+(Winchester) のものと、Epox EP-9NDA3+ V2.1(nVIDIA nForce3 Ultraチップ) にAthlon64 3500+(ClowHammer)の2台ですが、どちらも非常に安定していて、Epoxの方はオーバークロックでも遊べる板なので気に入って使っています。

さて、現在のPCI-Ex対応のSocket939マザーに使われているチップセットを並べてみると…

・nVIDIA nForce4 (Ultra, SLIなど)

 ベンチマークでは、最高性能を出すのがこのチップセットらしいですね。
 発熱がすごく、ファンレス化は厳しそう。
 ASUSとAbitがヒートパイプを使ったヒートシンクでファンレスを出してます。
 nVLANに問題があり、別にNICを取り付けた方が安心して使えそうな感じです。

・VIA K8T890

 発売されているほとんどのマザーボードで Athlon64 X2が使えない。
 新リビジョンで使えるようですが、問題もだいぶかかえていそうな感じ。
 X2を使わない前提ならば、安定感は良さそうです。

・SiS 756

 実際に発売されているのが、AsRockの939S-56MというMicro-ATXのもの一択。
 発熱は高いようですが、nForce4ほどではないらしい。
 これはあまり調べていないので、不具合とかは分かりません。

・ATi RADEON EXPRESS 200

 メーカー製PCにはかなり採用されているチップセット。
 実用的なVGA内蔵だからでしょうね。
 ノースチップに大きな問題はなさそうですが、サウスのUSBやATA関連に問題ありとか?
 サウスにULiチップを使ったものがあれば良さそうですが、販売されてない模様。

・ULi 1695

 最近発売されて、祭り状態になってるチップセット。
 ものすごい売れているようです。
 採用マザーは現在のところ、AsRockの 939Dual-SATA2のみ。
 けっこう安定しているらしく、評判は上々。
 AGP・PCI-Exのどちらのビデオカードでも使えるのが人気で、X2も対応。
 nForce4 を嫌がった人も購入してる模様です。


チップセットはこんなところでしょうか。

あとはマザーボードのメーカーになりますが、PCパーツに関しては、メーカーで判断するのはちょっと危険だと思いますので、主だったモデルを並べてみます。

■AsRock 939Dual-SATA2

とくにかく人気があり、AsRockなんてメーカー知らねーよ!という人も飛びついている状態。w
価格も安く、X2対応で、オーバークロックでも遊べそう…と、人気なのがよく分かる板です。
最近の話題は、発熱をどうするかという話になってきている模様。

■AsRock 939S56-M

今、Micro-ATXで一台組むならこれかなぁ…と思っている板。
情報収集の途中です。

■ASUS A8N-SLI Premium

発熱の多いnForce4 SLIをヒートパイプを使って冷やすという手段で人気の板。
有名メーカーである宿命か、情報収集するには初心者の質問が多すぎて、実際にいいものなのかどうか判断不能…。

■Abit AN8シリーズ

A8N-SLI Premiumと同様、ヒートパイプによる冷却を売りにしている板。
つい最近まで興味があり、情報収集していましたが、あまりいい情報がないので購入対象から外しました。

■DFI LANPARTY nF4シリーズ

オーバークロックを極めるならコレ!と言われている板。
メモリ設定がこれでもか!と言うほど細かく、素人にはおすすめできない…とまで言われている板です。
どうしてもnForce4 で組む…と決めたら、これにしようかな…と思っています。


その他、購入対象として考えていないもの。

GIGABYTEマザー全般
私の中で、GIGABYTEマザー=初心者が選択…というイメージが取れません。
どこでも売っていますが、どうしても良いものと思えない。
機能美みたいな造形美がないんですよね。^^;
nForce4を使ったファンレスのものは、発熱がすごすぎて使い物にならないとか。
ビデオカードはいいものを出すのに、肝心のマザーが…。残念です。

TYAN Tomcat K8E
サーバー・ワークステーション用マザーとして信頼のあるTYAN製ですが、こればっかりはどうも…。
値段も高く、2chでのスレを読む限りでも購買意欲は湧きません。

MSI K8N NEO4 Platinum
以前はMSI信者でした(赤い基板の頃)。
最近でも、Micro-ATXのK8NM-FIはいい板だと思います。
でもこれはダメ。
MSIの名前だけで売れてる感じがホントに嫌です。
スレを読む限りでもかなり問題あるみたいですしね。

Soltek SL-K8T890
最初に書きましたが、私はSL-K8TPro-939ユーザーです。
でも、これに関しては、メーカーのやる気がまったく感じられない。
X2対応の新リビジョンも出そうにないですし、BIOS更新も遅そうなので、対象外です。


対象外にしたマザーについては、あくまで私個人の感覚的なものです。
苦情を言われても困ります。^^;

まぁ実際に購入するとしたら、
nForce4 なら、DFIのLANPARTY nF4のどれかか、ASUSのA8N-Premiumあたり。
AsRockの939Dual-SATA2もいいですね。
同じくAsRockの939S56-Mで小さいのを1台作るのもいいかなぁ…と思っています。

なんて…実は、Opteron146(939)を発注しちゃったんですよ(*ノノ)
メモリも1セット余ってるので、いじくり倒すのが1台ほしいなぁ…なんて。
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ビデオカードチップの話

2005-09-19 18:19:54 | パソコン関連
ビデオカードチップをおおざっぱに並べてみます。

価格はどんどん変動しているので、性能順です。

■nVIDIA GeForceシリーズ

・GeForceFX5200

旧世代の製品だが、現在でもかなり流通している。
3D性能は高くないので、AGPバスのPCを安く組み上げたい場合の候補。

・GeForceFX5700

旧世代の製品で、現在はあまり流通していない。
3D性能は、現在の水準からいうとあまり高いとは言えない。
流通在庫のみなので、捨て値で販売されているのでないかぎり、購入対象にはしないほうがいいと思う。

・GeForceFX5900

旧世代のハイエンド。
普及価格帯で発売された、FX5900TXが大人気だったが、6000シリーズが出るまでのつなぎと考えられる。
現在は、ほとんど入手できないし、探してまで買うほどの価値はないと思う。

・GeForce6200

現在のラインナップでは、最低性能。
基板自体にビデオメモリを載せた普通バージョンと、PCのメインメモリを動的に割り当てるTC(ターボキャッシュ)モデルがある。
PCI-Expressバスのゲーム用途でないPCを安く組もうと思ったらいい選択と思う。

・GeForce6600

現在のラインナップでは、ミドルレンジを背負っている感のあるモデル。
ゲーマーに6600GTは人気があり、流通も潤沢。
ただし、PCI-Express限定と考えてよく、AGP版は奨められない。
理由は、PCI-Ex→AGPへの変換チップの存在で、発熱の問題からトラブルが起きやすい。
HDTV出力を持つ製品も多いので、ゲーム目的だけでなく、TV出力の動画を楽しみたい場合にもお奨めできる。
※一部に、2D表示が遅い、DirectX8世代のゲームが遅いとの意見があるが、真偽は不明。

・GeForce6800

つい最近までのハイエンド。
AGPバス用に設計されているので、AGPバスPCに向く。
6800無印だけは、PCI-Ex専用のチップもあり。
現在、かなり安く売られているが、AGPバスのビデオカードをグレードアップさせたい目的としても、まだまだ高価。
これから買うのはかなり微妙な製品。
ただし、6800無印に関してだけは、6600GTクラスを使いたいがAGPバスなので…という人にはお奨めできる。

・GeForce7800

現在のハイエンド。
6800シリーズとの性能差がかなりある上に、価格もハイエンドとしては高くないので、6800シリーズが安くなっても売れ残るという現象を引き起こしている。
GTとGTXがあり、価格差は約1万円。
ある程度長く使いたいPCをこれから組み立てるのであれば、7800GTXを使っていれば間違いないと思う。


■ATi RADEONシリーズ

・9200(9250)

旧世代のローエンドだが、現在もかなり流通している。(AGP専用)
3D性能はあまり期待できないので、ゲームはやらないがDVI端子が欲しいといった場合にいいと思うが、上位の9600シリーズも安くなってきているので価格で要検討。

・X300

現在のローエンド。(PCI-Ex専用)
性能や使用目的は9200とほぼ同じ。

・9600(9550)

旧世代のミドルレンジ。(AGP専用)
9600proと9600XTはチップが違い、9600XTの方が発熱が少ない。
3D性能はあまり高くないが、3Dオプションを下げればたいていのゲームはできてしまう程度の能力はある。
製品によってメモリ性能が極端に低い(いわゆる地雷)ものもあるので、購入前の情報収集は必須。
メモリバス128bitでメモリ搭載量が128MBならまず大丈夫。

・X600

現在のミドルレンジとローエンドの中間的存在。(PCI-Ex専用)
基本的に9600と同レベルのチップを使用しているので、性能・使用目的は同様。

・X700

現在のミドルレンジ。(PCI-ExとAGP両方あり)
AGP版は変換チップ内蔵。
GeForce6600と同レベル帯の製品だが、AGPでも問題は出ていないので、AGPバスのPCをグレードアップさせたい目的にもお奨めできる。
製品の種類がかなり多いので、事前の情報収集は必須。
購入候補を絞ってから買いに行かないと、迷うと思う。

・9800

旧世代のハイエンド。(AGP専用)
現在かなり安売りされているので、9600XTあたりと値段が逆転してる製品もあり。
ただし、地雷製品もかなりあるので、製品ごとのチェックは必要。
9800proの性能は現在でも高レベルにあるので、AGPバスの性能アップ目的でお奨めできるが、発熱もかなりあるので、廃熱に注意。
9800XTは、proとの差がわずかなので、価格差が大きい場合はproを奨める。
基本的には、メモリバスが256bitで搭載量が128MBなら大丈夫。

・X800

現在のミドルレンジからハイエンドまで広くカバーするシリーズ。
X800の後ろにつく名前でかなり幅があるので、惑わされないよう注意。
性能と価格のバランスが取れているのは、
PCI-Exなら X800無印かX800XL
AGPなら X800pro
と言いたいところだが、次世代チップの発売が近いため、全体的に値段がさがっているので一概にお買い得は決められない。
X800XLは品薄の模様。
ハイエンドのX800XTや XT PEもかなり安く売っている場合があるので、情報に注意。
買ってしまったら他の値段は見ない!ぐらいのつもりでいいかも。
現在の地雷はASUSのX800GTで、メモリバスが128bit(本来は256bt)。
価格は安いので、地雷とも言い切れないが、X700proと同程度の性能なので、だまされた感はあると思う。

・X850
現在のハイエンド。
発売された当初の価格から考えるとだいぶ安くなってきてる。
価格が予算に合うのであれば、X850XTなどはGeForce6800GT(Ultra)を買うよりもいいかもしれない。
でもPCI-Exバスならば、GeForce7800GTXを奨めたくなるのも事実。
次世代チップの発売が近いので、これからも価格が下がる可能性がある。
最後のAGP用として買うというのであれば、いい選択だと思う。
このクラスになると地雷はないと思っていいが、新製品には注意。


■nVIDIAとATiの差

現在のところ、実用面においては特に差がない。
以前は、ドライバの安定感について、nVIDIAが良く、ATiは不安定と言われた時期もあったが、現在はどっちもどっち。
マザーボードのチップとの相性も、現在はほとんどない。
nVIDIAは、PCI-Exへの移行が早めで、AGP用のモデルを出していないため、変換チップが必須。
そのため、AGPバス用として安心して使えるのは旧世代となってしまう。
ATiは、AGPバス用もまだ多く、変換チップも成功しているので、AGP使いには優しいと言える。

問題となるのは、製品カードのサイズ。
6600GT以上のGeForceはカードサイズが大きめなので、ケースによっては入らないこともあるので注意。
ATXケースで極端に小さくなければ大丈夫な場合が多いが、Micro-ATXケースや、ATXでも小さめなケースの場合に入らないこともある。
RADEONシリーズはハイエンドでもカードサイズは小さめなので、入らないということはほとんどない。

最近のものは、2スロット専有というものも珍しくないし、発熱の関係から、ビデオカードの隣のスロットは空けておいた方がいいので、購入前にスロットの位置関係もちゃんと把握しておいた方がいい。

発熱に関しては、ハイエンドはだいたい熱いと思っていたほうがいい。
ケースによっては熱を逃がしきれずに熱暴走する可能性もあるので、ミドルレンジとハイエンドの下あたりを使う場合は注意。
逆にハイエンドのものヒートシンクやファンの構造が良くできていて、熱に悩まされる可能性は低いと思う。
音は、ハイエンドほどファン音がうるさいのは覚悟しておいたほうがいい。
と言っても、PC起動時はドライヤーみたいな音がするが、OSが立ち上がると制御されて静かになるというのが一般的。
ゲーム中でも爆音になるというのはあまりないと思うので、極端な静音マニアでないかぎり問題はないと思う。


-------------
以上、説明は中途半端な部分が多いですが、いちおうずらずらと並べてみました。
参考になることがあれば幸いです。
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ビデオカードの話

2005-09-17 23:37:45 | パソコン関連
友人からビデオカードの相談をされたので、その人向けの情報です。

私信ですが、いろんな人に似たような相談をされるので、私の知ってる限りのことを並べてみます。

ビデオカード・グラフィックボード(グラボ)…言い方はいろいろですが、要するに、コンピュータの描画部分を担当する部品です。

ゲーム用途を考慮すると、現在選べるチップメーカーは2つ。
ATi と nVIDIA です。

2大メーカーとなると、信者・アンチといろいろな人がいるので、下手なこと言えないのですが、とりあえず私はATiとnVIDIAの両方を使っています。

ATiはRADEONシリーズ
nVIDIAはGeForceシリーズが一般向けのビデオカードのブランドとなります。

主なラインナップは
ATi RADEON
X300シリーズ X550 X600シリーズ X700シリーズ X800シリーズ X850シリーズ

nVIDIA GeForce
6200シリーズ 6600シリーズ 6800シリーズ 7800シリーズ

ベンチマークを含め、現在の最高性能は GeForce7800GTXでしょう。
予算がたっぷりあるのならいい選択だと思います。
ただ、かなり高性能ですので、CPUを含め、システム全体でバランスを取らないと性能を生かし切れないと思います。
下位の7800GTとの差額が約1万円なので、これを高いと見るか安いとみるか…。

RADEONの方は、新チップ搭載のものが正式発表間近のようで、パソコンショップで投げ売りが始まっています。
お買い得と思えるのは、X800XT や X850pro とかX850XT あたり。

通常の流通価格では、X800、X800GT、X800XLがコストパフォーマンスがいいと言えたのですが、格安品が日替わりで出てくる現状では、タイミングと運(?)が左右するような状況なので、「これだ!」というオススメが言えません。

今、まさに買おうとしてお金を握っている!という状況ならば、その時点でのオススメを挙げることはできるのですが…。

無難なオススメを挙げるとするならば、まずは接続バスを調べましょう。

AGPバスとPCI-Expressがあるので、合わない物はどうやっても取り付けられません。
(特別な部品で接続できる物もあるようですが、動作が不安なのと、制限が多すぎます。)


正直な話、ビデオカードというのは、CPU以上に選択の幅が広いので、まずは次の点をハッキリ決めておきましょう。
・予算
 低価格帯 6,000円~15,000円ぐらいのもの
 中価格帯 15,000円~30,000円ぐらいのもの
 ハイエンド 30,000円~80,000円ぐらいのもの

・目的
 ゲームをやるかどうか
 ゲームはどのレベルをやるのか
 たとえば、RagnarokOnline とBattleField2では必要性能がまったく違います。


まず、低価格帯ですと、PCI-Expressの場合は、GeForceならば6200(TCは除く)がいいと思います。
RADEONならば、X600pro(またはXT) もしくは安くなってきたX700(proが安ければproの方がいい)。

低価格帯でAGPバスだと、GeForceにはオススメがありません。
RADEONならば、9600XT(旧世代)か安くなってきた9800pro(熱に注意)となります。

中価格帯では、PCI-Expressならば、GeForce6600(GTの方がベスト)。
X700pro、X800、X800GT、X800XLあたり。

AGPならば、GeForce6600系は薦められません。
入手が難しいですが、6800無印がいいと思います。
RADEON X700pro、X800pro、安くなってきたX800XTあたり。

ハイエンドは、金額の関係から、GeForce7800GTX(またはGT)を買えば後悔しないと思います。
このクラスであえてAGPを買うという人は、それなりの事情と知識があるでしょうから、アドバイス的なことはあえて言いません。

さて、今度はカードメーカーということになりますが、これはメチャメチャ多い><。
ハイエンドで出たばかりのカード(GeForce7800GTXなど)は、nVIDIAのリファレンスそのままのことが多いので、保証とか価格とかの条件で選んでもいいと思います。
実際、2chとかの掲示板でも、メーカーによる差はほとんどないようです。

リファレンスではない基板の場合に、気をつけるのは以下の部分。

・メモリバス
 チップとメモリ間のデータ転送幅のことですが、チップ規定のバス幅を
 半分にしてメモリを低価格に抑えた、いわゆる「地雷」と呼ばれるものが
 存在します。
 メモリバス幅は、X300、X600、X700、6200、6600シリーズで 128bit
 それ以上のモデルは、256bitが標準です。
 つまりX800なのにメモリバス128bitは地雷ということになります。

・メモリ量
 メモリ量は、一見多い方が良さそうですが、たまにチップ標準(?)の量に
 対して倍の量を搭載して、メモリの質を下げているものがあります。
 まぁ差は、ベンチでしか分からない程度だとは思いますけどね。

参考になるかどうか、分かりませんが、ATiWikiのURLを貼っておきます。
http://www.clt.jp/~oem/atiwiki/
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モニターの話

2005-09-15 17:51:12 | パソコン関連
最近、液晶モニターのDELL UltraSharp 2405FPWという24インチワイドを買いました。
キャンペーン特価に釣られたわけですが、実際に使ってみると 1920×1200という解像度はすごくいいですね。
明るめではありますが、ギラギラという感じではないので、極端に目が疲れるということもありません。
なんと言っても、ブラウザを今までの17インチモニタの大きさで2つ並べることができるっていうのはちょっと感動です。

液晶モニタについては、失敗した経験もあるので、選び方とかを簡単に並べておきます。

まず、サイズについてですが、15インチはもうよほどの事情がないかぎり選択肢には入らないと考えて、17・19の解像度が 1280×1024のものか、20.1・21.3の 1600×1200のものか、またはワイドを選ぶか…ということになると思います。

私個人の感覚では、置き場所がなんとかなるなら、できるだけ大きいものを選ぶのがいいと考えます。
パソコンで何をするかも関係しますが、全画面で作業する機会が多い人ほど、大きい(というか広い)モニターの方がいいと思うからです。

そして、ワイドについては、2405FPWのように縦が1200のものならいいと思いますが、縦が制限されてしまうサイズは動画鑑賞中心というのでない限り、不便ではないかな?と思います。
たとえば、動画編集ソフトなどは、レイアウト的にまず真ん中ちょっと上あたりにプレビュー画面があって、その下にフレーム画面が置いてある感じのが多いですよね。
そのときに横に長いだけの画面だと、結果的にプレビュー画面が小さくなってしまう。

ゲームなどでも、横に長いのが有利になるようなものって少ないのではないでしょうか。

その点から、ベストと思えるのは 1600×1200の解像度を持つ20.1または21.3のものがいいのでは、と思います。

17と19、20.1と21.3の違いは、解像度が同じでサイズが違うというものですから、遠視とかでない限り、17や20.1のほうがコストパフォーマンスがいいように思います。

そして選択する際の基準ですが、まずは現物を見ましょう。
どこか大手量販店でもいいですから、現物で色合いや残像の具合などを見た方がいいと思います。
これはカタログだけじゃ分からないことですからね。

あと、現物を見た場合に注意すべきところは、明るさの問題。
いわゆる輝度ですね。
輝度の高いモニターは、販売店で見た場合にクッキリハッキリして見えます。
でも、それが自宅での長時間使用となると、かなり疲れを感じます。
販売店でよく見えるものでも、家で使ったら疲れてしょうがない…っていうのは輝度の問題が多いと思います。

あとは買う前に情報収集して、評価の高いものはそんなに外れません。
むしろ、そんなに古い機種でもないのに、極端な安売りをしているものは注意が必要です。
デジタル接続の液晶モニタは、CRT時代のようなビデオカードで色合いが大きく違うということがないので、モニタそのものの発色がすべてと言ってもいいと思うんです。
この発色というのは、販売店で正面から見ただけでは、あまり違いが分かりませんが、角度を変えてみると極端に色が変わって見えたり(いわゆる視野角)、文字や絵の色の違いが分かりにくかったりするものがあります。
そういう機種は、ネットの掲示板でけっこう叩かれていますので、情報収集によって判断するというのも必要だと思います。

それから、カタログスペックで判断材料によく使われる「応答速度」ですが、液晶パネルの製造方法によって左右される部分で、応答速度はやたら速いけど色合いが悪い…というモニタはかなりあります。
動画観賞専用ということであれば、応答速度が速いほうが快適でしょうが、パソコンモニターとしてはそればっかりじゃありませんもんね。
むしろ写真の加工とかで、色合いがおかしいのは非常に使いにくいと思うんです。

色合いともからんできますが、コントラストも重要です。
コントラスト比が 400:1とかはもう時代遅れだと思いますので、避けたほうがいいと思います。
現在の主流は、500:1 ~ 1000:1あたりでしょうか。
コントラスト比の大きいものは、画像がクッキリとしているので、私がお奨めするとしたら、700:1や1000:1とかのもの選びたい。
実際にはカタログ数値ほどの比率が出ているのかどうか怪しいものもありますが、ひとつの目安としては、参考にしやすい数値だと思います。

応答速度とからんできますが、残像についてはもう好みの問題としか言いようがありません。
比較的低価格で、応答速度がやたら速いものは、残像が残りにくいので動画鑑賞に向いていそうなイメージですが、視野角が狭かったりすると、寝転がって見たら色合いが変わって不快になるとか、いろいろ問題もあります。
ちょっと価格帯は上がってしまいますが、高性能パネルにオーバードライブがついたものの方が、動画再生には向いてると思いますね。

具体的な機種名を並べることができればいいのですが、私の知識もちょっと古いようで、目安程度のことしか書けませんでした。
もちろん知人とかに相談されたら、具体的な機種名と上に書いたようなことを伝えるのですけどね。
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CPUクーラーNINJA

2005-09-14 14:54:41 | パソコン関連
パソコンの構成がなにげに変わっています。

・NEC ValueStarG TX → 田舎行き

・メイン Epox 9NDA3+ Athlon64 3500+ 特に変化なし

・サブ … これが今回の主役です。

基本構成は
【CPU】 Athlon64 3500+(Winchester)
【CPUクーラー】 GIGABYTE PCU22-SE
【MB】 Soltek K8TPro-939 (VIA K8T900Pro:BIOS W1.6)
【メモリ】 Crucial Ballistix PC3200 512MB×2(2-2-2-5 1T)
【VGA】 eVGA GeForce6800Ultra
【VGAドライバ】 ForceWare 77.74
【サウンド】 オンボード
【HDD】WD Raptor WD360GD(36GB S-ATA 10,000rpm)
HGS HDS722516VLSA80(250GB S-ATA)
WD WD3200JS(320GB P-ATA)
【キャプチャ】Canopus MTVX-SHF
【電源】 TSUKUMO TAO470-MPV
【OS】 WindowsXP Pro SP2

という状態から、CPUクーラーをNINJAに変えてみました。
MB付属のハードウェアユーティリティでの温度表示が高めで、気になっていたためです。
#実際にはあまりあてにできない表示らしいですが…

買ってきて、まずはMBをケースから取り出し、標準のリテンションを外します。
NINJA付属のバックプレートを貼り付け、リテンションキットを取り付け。
いざ、NINJA本体を取り付けようと思ったら、CPUソケットわきのコンデンサが、リテンションの取り付け穴を半分近く塞いでいます。
あぅ… 取り付け不可能か?? っとしばらく悩みました。
CPU付属のリテールファンもあるので、リテールに戻そうかな?なんて弱気な考えも出て、リテンションキットを取り外そうとしましたが、裏側のバックプレートがべったり貼り付いて取れそうにありません。…困った。

そこで、NINJAのリテンションの爪を、コンデンサがかぶってしまっている穴に斜めから差し込み、そのあとヒートシンク部分を正常な位置に戻してから、4カ所の爪を取り付けました。
コンデンサを折ってしまわないように気を遣いましたが、無事取り付け完了。

そして、NINJAとともに買ってきた12cmファン(1700rpm)を取り付け、ケースに入れます。
すべてのデバイスを元のように配線し、作業完了。

Windowsも無事起動し、各種ベンチマークをやってみて、温度が以前より4~5度下がってることを確認して、満足のいく結果になりました。

そして後日、このPCが突然フリーズし、ソフトリセットも効かない状態になってしまいました。
電源を落とし、再起動しますが、BIOSすら表示されず警告音が鳴っています。

AGPやPCI、メモリやコネクタなど、差し直せる部分はすべて確認して、再起動を試みますがまったくダメ…。

このPCはテレビ録画用なので、ないと困りますし、またすでに録画予約してある番組があるんです。
仕方がないので、メインPCにTVキャプチャボードを取り付けて、予約録画はなんとかなりました。

MBを買い換えるべきか…とか、いろいろ悩みましたが、とりあえず予算がないので、押し入れに突っ込んだまま使わないでいた MSI K7N2-Delta Premium とSempron2200+を取り出します。
このマザーは、オーバークロックがサッパリ通らず、定格での動作も不安定なため、放って置いたものなので、期待はしていませんでしたが、いろいろ調べてみると現在のB40というBIOSは最悪なものらしいとのこと。
B30というBIOSが最善らしいので、さっそく入れ替えてみました。
結果、定格で問題なく動作し、さらにFSBを166→200にアップしても何事もなく動きます。
温度も(表示はMSIクオリティですが…)推定40℃前後と安定していて、なによりモッサリしていません。w
ネットを見たりとかの軽作業ではまったく問題ないし、ATAまわりや、キャプチャの動作も問題なし。
うーん…思わぬところで捨てる予定のパーツを復活できてしまったと言うところです。

まぁ動作がキビキビしているのは、メモリ(Crucial Ballistix 2-2-2-7で動作)やHDD(Raptor)のせいであるとも言えますけどね。

とりあえず、自宅のパソコン環境はほぼ元通りになったので、安心していたのでが、いろいろと情報収集していると、CPUクーラーのNINJAのバックプレートが、MBのハンダの出っ張りをショートさせてしまうことがあるらしいということが分かりました。

SL-K8TPro-939は気に入ってるMBで、既に新品を入手することができない状態なので、もしそれが原因ならば、復活するかも…。

さっそくバックプレートを取り外しにかかりますが、もうべったりと貼り付いていて、普通に引っ張ったぐらいでは取れそうにありません。
粘着部分のゴムを少しずつはがしながら、30分ほどかかって取り外すことができました。

NINJAを使うのはやめようかな…と思ったのですが、問題なのはバックプレートだけなのです。
そこで、MB付属のバックプレートにNINJAのリテンションを取り付けてみたら、ちゃんと付くじゃないですか。

その状態で、メモリ・ビデオカードだけを差した状態で電源を投入してみたところ、ちゃんとBIOS画面までいけました。

ということは、ちゃんと動くMB+CPUがもう一組できてしまったわけで…。
ケース・電源とHDD、光学ドライブがあれば1台できてしまいますが、さてどうしたものか…。
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