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フロリダ半島日記―大きなアジア系スーパーマーケット

2012-09-16 13:20:49 | 日記
フロリダ半島の中央部には、ディズニー。ワールドやユニヴァーサル。スタジオなどの巨大なテーマパークがひしめいているのです。アジア系の人々の移住が多くなるにつれて“Little Saigon”と呼ばれるベトナム人繁華街や チャイナタウンのような商店街も現れるようになりました。特にファースト。オリエンタル。スーパーマーケット(東方超級市場)はまさしくアジア系のウォルマートといえます。ウォルマートはご存知のように世界最大のスーパーマーケット。チェーンで、日本では西友を子会社としています。価格がすべて安いウォルマートはフロリダでも多くあります。中にはまるで黒人(アフリカン。アメリカン)の人々の憩いの場という感じのウォルマートもあるのですが、このスーパーはアジア系の人々の心と味覚の安らぎの場です。とにかくアジアの食文化が花咲いているのです。アヒルを丸ごと炉で焼く“北京ダック”、東南アジアの果実“ドリアン”、この果物はあまりにも臭いがきついために飛行機内に持込が禁じられています。また満月を見ながら家族で食べる“月餅(げっぺいMooncake)”などアジア特有の食べ物がいっぱいです。これらの珍しい食材をあさるアジア系の人々の姿を見て、一体それらをどのように料理するのだろうかと想像するだけでも楽しいものです。
このスーパーはヨーロッパ系、中東系、中南米系の人々も買い物に来るのです。スーパーを訪れた人々の感想文が時々インターネットに載っています。まずアジア系以外の買い物客が驚くのはその広大な売り場とともに、強烈に鼻に付く独特のにおいです。アジアの国々の強烈な香料などが原因のようです。また、まるで魚市場のような生の魚介類の臭いがちょっとついていけないようです。私は日本の小さな港町で育ったので海産物の匂いは慣れています。平気でサンマを焼くような感じでアメリカのスーパーで売っているアジやイワシなどをフライパンで焼くことがあります。その臭いが充満すると大抵のアメリカ人は悲鳴を上げます。彼らはバーベキューなどの肉の匂いは大好きですが魚は(一部のアメリカ人を除いて)苦手なようです。
このアジア系スーパーには大きな水槽のようなものがあって生きた魚が泳いでいるのです。この水槽に中年のオバサンが手を突っ込んで、一生懸命ウナギを生け捕りしようと格闘としている姿も驚きのようです。普通のアメリカ人には生きた魚など料理したことのない人が多いようです。しかしこのスーパーでは数ドル払えば店員のお兄さんがすぐ生の魚を料理してくれるのです。様々な珍しい魚介類が安く手にはいるのです。今や日本の製品も随分国際的になってきました。このアジア系のスーパーでキリン。ビールを安く手に入れたとか日本のチョコレートやキャンディーも購入したとか感想文に書いている人がいます。日清や明星のインスタントラーメンはこのスーパーだけではなくアメリカの一般のスーパーでも普通に売られています。キッコーマンの醤油などはアメリカにも工場があってまるで今やのアメリカの調味料という感じです。日本などアジア系の人々の増加とともに、アジア各地の輸入品、製品が沢山アメリカ市場に出回るようになりました。しかし、日本人や中国人や韓国人は案外スムーズに移民してきているのですが、ベトナム人などにはアメリカに来るまで大変な辛酸をなめてきた人が多いのです。特にベトナム戦争の影響です。私はベトナム戦争後、ヨーロッパのパリやブリュッセルなどでベトナムやカンボジアなどから逃れてきてレストランなどで働く若者に会いました。またアメリカに来て多くのベトナム人、中国系ベトナム人の友人知人を得ました。彼らの中にはボートピープルが多くいました。南ベトナムのサイゴンの陥落とともに家族でボートに乗って逃げてきた人々です。何ヶ月も小さな船でひたすら自由を求めてきた経験をよく聞かされました。こういう難民たちが異国のアメリカで自由を得て、生活を立て直しているのです。このアジア系スーパーマーケットにもベトナム人好みの食材が多くなりました。過去に何もなかったかのように平然と買い物をしている人々にも、それぞれ演劇のミュージカル“ミス。サイゴン”のような物語があるのです。

フロリダ半島日記―大きなアジア系スーパーマーケット

2012-09-16 13:20:49 | 日記
フロリダ半島の中央部には、ディズニー。ワールドやユニヴァーサル。スタジオなどの巨大なテーマパークがひしめいているのです。アジア系の人々の移住が多くなるにつれて“Little Saigon”と呼ばれるベトナム人繁華街や チャイナタウンのような商店街も現れるようになりました。特にファースト。オリエンタル。スーパーマーケット(東方超級市場)はまさしくアジア系のウォルマートといえます。ウォルマートはご存知のように世界最大のスーパーマーケット。チェーンで、日本では西友を子会社としています。価格がすべて安いウォルマートはフロリダでも多くあります。中にはまるで黒人(アフリカン。アメリカン)の人々の憩いの場という感じのウォルマートもあるのですが、このスーパーはアジア系の人々の心と味覚の安らぎの場です。とにかくアジアの食文化が花咲いているのです。アヒルを丸ごと炉で焼く“北京ダック”、東南アジアの果実“ドリアン”、この果物はあまりにも臭いがきついために飛行機内に持込が禁じられています。また満月を見ながら家族で食べる“月餅(げっぺいMooncake)”などアジア特有の食べ物がいっぱいです。これらの珍しい食材をあさるアジア系の人々の姿を見て、一体それらをどのように料理するのだろうかと想像するだけでも楽しいものです。
このスーパーはヨーロッパ系、中東系、中南米系の人々も買い物に来るのです。スーパーを訪れた人々の感想文が時々インターネットに載っています。まずアジア系以外の買い物客が驚くのはその広大な売り場とともに、強烈に鼻に付く独特のにおいです。アジアの国々の強烈な香料などが原因のようです。また、まるで魚市場のような生の魚介類の臭いがちょっとついていけないようです。私は日本の小さな港町で育ったので海産物の匂いは慣れています。平気でサンマを焼くような感じでアメリカのスーパーで売っているアジやイワシなどをフライパンで焼くことがあります。その臭いが充満すると大抵のアメリカ人は悲鳴を上げます。彼らはバーベキューなどの肉の匂いは大好きですが魚は(一部のアメリカ人を除いて)苦手なようです。
このアジア系スーパーには大きな水槽のようなものがあって生きた魚が泳いでいるのです。この水槽に中年のオバサンが手を突っ込んで、一生懸命ウナギを生け捕りしようと格闘としている姿も驚きのようです。普通のアメリカ人には生きた魚など料理したことのない人が多いようです。しかしこのスーパーでは数ドル払えば店員のお兄さんがすぐ生の魚を料理してくれるのです。様々な珍しい魚介類が安く手にはいるのです。今や日本の製品も随分国際的になってきました。このアジア系のスーパーでキリン。ビールを安く手に入れたとか日本のチョコレートやキャンディーも購入したとか感想文に書いている人がいます。日清や明星のインスタントラーメンはこのスーパーだけではなくアメリカの一般のスーパーでも普通に売られています。キッコーマンの醤油などはアメリカにも工場があってまるで今やのアメリカの調味料という感じです。日本などアジア系の人々の増加とともに、アジア各地の輸入品、製品が沢山アメリカ市場に出回るようになりました。しかし、日本人や中国人や韓国人は案外スムーズに移民してきているのですが、ベトナム人などにはアメリカに来るまで大変な辛酸をなめてきた人が多いのです。特にベトナム戦争の影響です。私はベトナム戦争後、ヨーロッパのパリやブリュッセルなどでベトナムやカンボジアなどから逃れてきてレストランなどで働く若者に会いました。またアメリカに来て多くのベトナム人、中国系ベトナム人の友人知人を得ました。彼らの中にはボートピープルが多くいました。南ベトナムのサイゴンの陥落とともに家族でボートに乗って逃げてきた人々です。何ヶ月も小さな船でひたすら自由を求めてきた経験をよく聞かされました。こういう難民たちが異国のアメリカで自由を得て、生活を立て直しているのです。このアジア系スーパーマーケットにもベトナム人好みの食材が多くなりました。過去に何もなかったかのように平然と買い物をしている人々にも、それぞれ演劇のミュージカル“ミス。サイゴン”のような物語があるのです。