21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

マイチャン、マイやん、藤沢厩舎

2020-11-19 17:51:54 | ヨレヨレ競馬ライフ

 マイチャンになると思い出すのが、タイキシャトルが連覇した98年だ。並みいる強豪を圧倒した97年の方が、競馬ファンにインパクトを与えただろうが、98年のマイチャンの方が自分にとっては思い出深い出来事なのだ。

 マイチャンの枠順が発表になった金曜の夜、行きつけの飲み屋に集まった仲間ウチで競馬談議の花が咲いた。クリニックの院長と婦長、薬局の社長、夕刊紙のデスクとライターの私がメンバーだった。いつもなら、院長もGⅠとあって予想にも一段と力が入るはずなのに、その夜は最初から熱が入らない。理由は翌日からクリニックと薬局の合同旅行で韓国に行くので、馬券が買えないからだった。今ならスマホで簡単に馬券が買えるが、当時は海外となると諦めるのが当たり前だったのだ。それでも、うらめしそうに夕刊紙の馬柱を眺める院長に、見るに見かねて「明日でも電話してよ、買ってあげるから」と言うと、「ほんと、するする」と院長は子供のように喜んだ。それから、「タイキシャトルは鉄板だよ」などと一気に盛り上がった。

 翌日、夕方、会社に国際電話が入った。「ちょっと増えちゃったんだけどいいかな」と申し訳なさげな院長。院長と婦長と社長だけでなく、そこのスタッフも参加して、5万円くらいになった。自分の馬券が買えなくなると思ったが、それでも言った手前、無理とはいえず、引き受けた。結局、運よく会社にいた社長に少し金を借りて、無事馬券を買った。結果は見事に全員的中し、月曜の夜は大宴会となった。

 さて、あれからウン十年、今年は阪神でマイチャンか。サリオス、レシステンシアの3歳勢か、グランアレグリアのGⅠ3連勝か。思い出のタイキシャトルにあやかって藤沢厩舎のグランアレグリアに賭けてみようか。

 そういえば、藤沢厩舎のキミノナハセンターは白石麻衣が命名したんだよな。マイチャンだけに、藤沢、マイやんつながりで行くかな。

 


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