最近になってBiSHにずっぽり嵌ってしまった。存在は結構前から知ってはいたが、アイドルというくくりでみれば乃木坂46以外に興味がなく、したがって掘り下げることがなかった。
きっかけはご多分に漏れずやはりアイナ・ジ・エンドのファーストテイクだった。TVのバラエティで話題になって、yTを見たわけだが、最初は歌のうまいハスキーボイスのおねえちゃんって印象で、それほど感動したわけではなかったが、アイナが6人の歌も聞いてと言ったので素直に反応し、ためしにBiSHの動画を見てみたら、これが見事に嵌った。
伝説と呼ばれる大阪城ホールの「オーケストラ」皮切りに、片っ端から見まくった。これはもうアイドルなんかで収まらない、アーチスト、表現者だった。CD音源には興味がなく、ライブばかりあさった。同じ曲を歌っても、ステージによって熱量も違えば味も色も違う。個性が見事にバラバラな6人が繰り広げるライブパフォーマンスは、才能がぶつかり合って無限に広がり、ロックそのものであり、サザンや東京事変に肩を並べる完成度の高い音楽表現といえる。アイナやチッチのソロやアユニDのバンド活動も、アイドルにありがちな派生ユニットではなく、単体で成立するアーチストの世界だ。
アイドルは坂道に任せて、歌うまはリトグリに任せておけばいい。BiSHは歌って踊って曲作りも自分たちでやってしまう、才能にあふれている。息の長いアーチストとして大きく育ってほしい。
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