21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

嗚呼、日本代表…

2011-01-27 09:02:16 | 雑記帳
 昨日の事である。街中を歩いていて、若いカップルとすれ違いざま、こんなやりとりが勝手に耳に飛び込んできた。
 「最後まで見てたんだ」と彼女。
 「当然でしょ。日本代表の試合は国家の行事なの」と彼。

 私も最後まで対韓国戦を見ていた。絵にかいたようなシーソーゲームで、なかなかお目にかかれない好ゲームではあった。気になったのは彼の言葉だ。我々世代にとっては、今時の若者の言葉というより、明治生まれの爺さんの言葉である。

 彼らにとってサッカーはスポーツというより、国同士の戦いというイメージなのだろうか。確かにワールドカップを称して戦争という輩は多い。私はそうした考えにはめちゃくちゃ違和感を感じる。何が戦争だ、それじゃ何か、オリンピックも戦争か、なのである。

 私はオリンピックも、ワールドカップも大好きだ。だが、日の丸を背負ってという表現は大嫌いだ。日本代表に召集されることは軍隊に召集されるわけじゃないんだ。たぶん、反戦世代の多くは分かってくれると思う。

 今の若い世代にとって戦後は歴史の1ページに過ぎず、日本代表も国家の威信を賭けて闘い、サポーターも何のためらいもなくお国のために頑張れと日の丸の小旗をパタパタ振ることに違和感も覚えない、それどころか、当然でしょ・・・である。

 お前らさぁ、などと文句を言うつもりはないが、反戦世代のはしくれとしては、悲しいかなめちゃくちゃそういうのにナーバスになるんだよな。
コメント
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