21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

気になる増税論議の根っこ

2010-07-13 12:51:59 | 政治にモノ申す
 昨日の夜のNHKを見ていて、増税に関する視聴者の意見で、腑に落ちない点が多々あった。とくに、反対意見で、圧倒的に多かったのが、増税の前に政治家や役人自ら血を流せ!であった。これはこれでもっともな意見であり、私もそう思う。増税は最後の手段ということだ。

 しかし、反対派も賛成派もどうも根っこが一緒なのではなかろうか。つまり、財政再建策のための増税である。ようは、そこに至るプロセスを議論しているわけだ。私は、ここに違和感を感じている。

 私にとって増税の絶対条件は、国民生活、というより社会保障というべきか、つまり保障のカタチを明確に示すことだ。これなしに、増税は絶対に認めない。増税で借金の穴埋めや、ろくでもないばら撒き事業の財源に使われたらそれこそ目も当てられない。

 民主も自民もここがあいまいで、年金、医療、福祉、教育をどうするかまったく示さないで、ただ社会保障費に当てるという。解せない。どう考えても現状維持のための増税でしかない。そんな増税は絶対に認めない

 どうも国民は政治家と大マスコミの増税大政翼賛会に手玉に取られている気がしてならない。
コメント
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