智’s Eyes

歌い手・ナガオカ智のブログ
自分の目で見て・耳で聞いて感じた事を、徒然なるままに!

NIPPON IN New York

2013年10月25日 18時55分19秒 | In NewYork 〜留学体験記〜
「今日は寒いし、ラーメン食べるにはいい日ね」
そんなことを言ったのは、語学学校のペルー人のお友達。なんでも東京に住んでいたことがあるらしく、日本のラーメンが好きだそうだ。

といえども、この会話がなされたのは、NewYork、マンハッタンのど真ん中。

でもあるんですねー、日本でも有名なラーメン屋「一風堂」
ペルー人、韓国人、コロンビア人、と、日本人、合計6人でマンハッタンの南の方にある一風堂へ行きました。そこは「Little Tokyo」いわゆる日本人街。
駅から3分ぐらいのところに、一風堂がありました。
メニューは日本のメニューと同じかな?赤玉・白玉といったベースのラーメンとちょっと辛めのラーメン。サイドメニューでチャーハンなんかもありました。
日本とおんなじようなラーメン出てくるのかな?とちょっと心配だったので、ラーメンだけを注文。待っている間、なるほど!と思ったのは、お客さんが来たり注文を受けたりすると、店内中の店員さんが「いらっしゃいませ!」とか「有難うございます!」とかいう姿が、ほかの国の子から見ると面白いらしい。終いには一緒になって「いらっしゃいませ~」とか言ってました。
確かに、アメリカの飲食店では店中に聞こえる声で何か言うようなことはない。でも日本と違うのは、席に案内する人と、注文を取る人は別だし、料理を食べている最中に「おいしい?」ってお伺いを立ててくる。
ところ変われば、いろいろ変わるものですねぇ。

さて、時は「一風堂」に戻ります。
ラーメンが運ばれて参りました。

見た感じは、日本のラーメンとあまり変わらない。においもあまり変わらない。恐る恐るスープを飲んでみると、おぉ、普通においしい(笑)日本の味がそのまま再現されています。
ちなみに、ラーメンと一緒にお箸が運ばれてきました。
私はいいとして、あと、韓国人の友達も、まぁいいとして、さてペルー人のこと、コロンビア人の子はお箸を使えるのだろうか???「フォークもらいなよ」といっても、「大丈夫!」って言って、そのまま、うまいことお箸でラーメン食べてました。
日本の、東洋の、文化も浸透していっているのかなぁ?と。
ちなみに、みんなの代表として、ラーメンのお会計をしたのですが、6人でラーメン食べて120ドル。・・・えっ?!¥12,000?!?!確かにラーメン1杯14ドル、¥1,400・・・。チップも入れての合計金額ですが、高いっ・・・・。(汗)

そういえば、大半のDELL、スーパーのお惣菜コーナーには「お寿司」が置いてあります。握り寿司、巻き寿司、中にはこれは・・・・という、日本の寿司からかけ離れたものもありますが、お寿司として売られています。さらにスーパーの調味料コーナーには味噌や醤油が置いておあります。

また、日本食を扱うスーパーやBOOK OFFなどの日系の店には、日本人向けに日本語で書かれたNY情報誌が3種類ぐらいありました。


さらに、8年ぐらい前に行ったとき、まだまだ日本人は珍しかったらしく、少々優しく、ゆっくりと英語をしゃべってもらえたものですが、今や、どのお店に行っても容赦なく英語で話しかけられる。日本人だといっても、容赦なく(笑)そういえば、朝、学校に行くときにすれ違う人に東洋人が増えたなと思い、さらにあの人も、この人も・・・日本人??と思われる人とすれ違います。
おそらく日本人でNYに駐在されて働かれている方が以前より増えていて、そんなに珍しくないんだろうなぁと。
その証拠に、昔、メトロの券売機に日本語表記がなかったのに、今回言ったら主要駅の券売機には日本語表記が入ってました。

ということで、そこそこ正しく、日本の文化がNYには入り込んで来ているようです。

それでも、それでも......
やっぱりなんかちがう!!

体験したことない客席側のGospelライブ

2013年10月18日 16時41分19秒 | In NewYork 〜留学体験記〜
単に音楽を楽しみに来ていたのは、私だけかしら???

そんな、錯覚と反省をしながら帰ったのは、ある夏の日のセントラルパーク。
そう、あの有名なセントラルパークです。

またまた話は、熊本からNYに戻ります(笑)
夏のNewYorkは、公園の無料イベントが盛んです。
ミニコンサートや、映画上映会、ヨガ教室、語学教室までやっている。
卓球大会なんかも模様され、そのほとんどが無料で参加できます。

中でも、私が「これは日本では見れないぞ!」と思ったのが、セントラルパーク特設ステージで開催された、Gospelのライブイベント。

【WLIB 6th Annual Gospel Explosion】
http://www.cityparksfoundation.org/calendar/-clark-sheard-donald-lawrence-erica-campbell-keira-kiki-sheard-deitrik-haddon-james-fortune-f-i-y-a-ricky-dillard/



※一応アーティストさんが写ってるので加工してます。

7組のアーティストが登場するライブイベント。
一度に7組ものゴスペルアーティストが見られるなんて、日本ではありえません!
しかもそれが無料で、タダで見られるなんて、日本ではありえません!
そして野外ステージでネイティブのゴスペルアーティストのステージが見られるなんて、日本ではありえません!

それだけでも十分におなかいっぱいなのですが、それ以上に「体験」したのは、
単なる音楽を楽しむだけの場所ではなかったこと。

会場に来ているお客さんは老若男女、おそらく9割以上がクリスチャン。
この人たちにとって、このコンサート会場は、みんなで神様に賛美(お祈りするところと思っていただければ)する場所。

私自身クリスチャンではないのですが、クリスチャンの友達がいたこともあり、教会での立ち居振る舞い?や、基本的な考え方は知っていたので、なんとなく曲を聴いたり、ライブのMCを聞いているとみなさんクリスチャンではないかと思われる。

例えばライブが始まる前に、DJの方が次々と有名な曲を流す。
私みたいな単にGospelという音楽が好きなだけの日本人にもわかるような有名な曲。
まずここでびっくりしたのは、老若男女、アップテンポの曲がかかると、まぁ踊る踊る。
そこでふと思ったのです。日本のGospelってなんとなく、若い洋楽好きな人が
歌っているっていうイメージですが、アメリカでは、みんなのもの。
私の隣に座っていた黒人のおばちゃんも、まぁ踊る踊る。

さらに、DJさんがまたお上手。曲をかけてて、「Jesus」(英語でキリストのこと)という単語が出てくる前で一瞬ブレイク。そして一言「Do You Know Him?(彼を知ってるかい?)」みたいなことを言うと、みんなが曲と一緒に「Jesus」って叫んでる。
上手いし、日本ではないノリですね、これ。

そんなことに感心していると、ライブが始まります。(ちなみにこの時点で2時間押しでした。)

初めて聞く曲もあったりするのですが、ぜーんぜん関係なく、かっこいいし、楽しい。
昔、ワークショップであるゴスペルアーティストに「曲を作る時、気を付けていることはなんですか?」と聞いた時に、「歌っている人が楽しい気分になれる曲を書くように心がけている」と。
確かに。いろんな教会で、歌ってもらいたいということが考慮されているのでしょう。
だから、初めて聴く曲でも、楽しいし、感動的な部分を感じておりました。

そして、合間合間のMCで気づいたことがありました。
MCで、「Say Your Neighbor"God bless you"(隣の人に”神のご加護を”といいましょう)」とか
「Say to Neighbor"Jesus help you"(イエス様はあなたを助けてくれる)」とか、そんなことを言うんです。そうすると、隣のおばちゃんから、前の席のおばちゃん、後ろの席のオッチャンまで私に向かって言うんです「God Bless you」って。で、私もその場の雰囲気にのまれていうのですね「God Bless You」って。
歌の歌詞が「Say Amen」であればそこらじゅうのお客さんの「Amen」という声がする。
「Make Some Noise(騒げ!)」と言われれば、老若男女が「Yeah!」「Wooo」と叫ぶ。
コールアンドレスポンスというような、掛け合いとも違う、自然と心から発せられる言葉たち。
ノリノリの曲がかかれば、みんな自然と手拍子したり、ステップを踏んでダンスをする。(これまたおじちゃんおばちゃんも元気に踊ってるんですね)

そう、すべてが、心や体の中から自然とわき出てきているような、そんな感じなんです。
そして思いました。お行儀よくコンサートを聴きに来ているというよりも、全身全霊で音楽と神様への感謝の気持ちを感じ、表現しにここへきているんだと。

ステージ側、興行のスタイルとしても、日本ではありえないイベントでしたが、
お客さん側も、日本では体験できないノリ、盛り上がりを体験することができました。

ちなみに…向こうで教わっていたプロデューサーの方に、「野外イベントは平気で2~3時間押すからね」といわれていまして、ほかのイベントは30分押しぐらいで始まったのですが、このイベントだけは、午前中雨が降っていたこともあり、11時開場・12時開演が、13時開場・14時開演になりました。でも、終演は予定通り19時。正確には、18時53分終了。
2時間押して、7分巻いて終わる。
・・・・このからくりが知りたい今日この頃です。(笑)

それでも、昔、私が仲のいいお兄さんお姉さんに迷惑かけながらやってたGospelグループがコンテストで歌って優勝した曲が生で聴けたので、一生の思い出です。

エンターテイメントをこえた「くまモン」

2013年10月11日 15時54分39秒 | Weblog
モン♪

むぞらしかねぇ~(熊本弁で「かわいい」の意味)
「できる男子は身だしなみにも気を配るモン」

NYの話はお休み(笑)
この3連休に友達の結婚式で九州方面に出るので、足をのばして熊本まで「くまモン」に逢いに行こうということもあり、ツイッターやFacebookでつぶやいたりしてます「くまモン」について触れたく。

私の知ってる範囲で、「くまモン」の概要。

「くまモン」は九州新幹線全線開通に伴い、熊本県をPRするために誕生したキャラクター。
やんちゃな男の子のクマですが、公務員。現在は熊本県営業部長でいらっしゃいます。

くまモンのお仕事は「くまもとサプライズ」
熊本県のおいしい食べ物、素敵な景色、身近にあるサプライズを
魅力を熊本県の皆さん、県外のみなさん、今や世界のみなさんに届ける!
それがくまモンのお仕事。

くまモンには心強い「くまモン隊」というパートナーのお姉さん、お兄さんが熊本、東京、大阪にいていつも一緒にお仕事をされています。

ここまで私が「くまモン」を語りだす理由は2つ。
「エンターテイナー集団」であること。
もう一つは「郷土愛」。

たぶん「ゆるキャラグランプリ」で優勝したという事実が私のファーストインプレッション。
何気にキャラ好きです。ご当地ドラえもんを集め、ガチャピンブログに癒しを求めていた私にとってグランプリのキャラってどんな?と。
で、始めはテレビで見ていて、かわいいなぁ、おもしろいなぁって見てました。
ツイッターもフォローして、熊本や大阪、東京でPRしている姿を見てはほっこりしてました。

その印象が「面白い!」に変わったのは、今年の1月。
インフルエンザで出勤しちゃダメ!ってなって、家でゴロゴロしてた時、この際気になってたくまモンについて調べてみよう!と思って動画を見てました。
そこで見つけた衝撃の映像は「くまモンが温泉につかる」。
http://www.youtube.com/watch?v=Ai6p4aPnbk4

熊本ローカルの番組で、県内の情報を紹介するコーナー。
その日はリニューアルした温泉を紹介して、リポーターのおがっちさんがつかって感想を述べる予定だったのでしょう。が、しかし、なんとくまモンも浴槽に侵入してくるではありませんか?!
おがっちさんはもちろん、スタジオも騒然!
くまモン隊の方のインタビュー記事で読んだのですが、足だけつかるっていうお約束だったようですが、お姉さんもびっくり、ざぶんといったそうです。
http://goethe.nikkei.co.jp/human/130919/02.html

さらなる魅力は、「くまモン隊のお姉さんお兄さん」。
特に私は熊本で活動されているお姉さんお兄さんが好きです!
現場の空気を読んで、筋道にないことをしてしまうわけです。
その予期せぬ行動に対応せねばならんわけです!
これまた熊本のローカル番組で「くまモン隊」に密着したコーナーがありました。
忙しいくまモンに現場で、レポーターさんが「くまモン大丈夫?」って聞くと、手に持っていたプラカード?で「○」を出します。「やる気はある?」これまた「○」。「(いつも隣にいる隊員の)お姉さん、好き?」プラカードをひっくり返して「×」これをみたお姉さんくまモンにグーパンチ。
http://www.youtube.com/watch?v=efX51iSrZbg

ゆるキャラだからって、容赦しない。
結構、本心でのグーパンチだった気がして、なんか仲良しさんなんだなぁと。
くまモンもお姉さんも本気で取り組んでいる姿が、すごく素敵に見えました。

そしてくまモン、結構賢いです。
機転がきくっていうんでしょうか、おいしいスイカの見分け方を聞かれて、伝えた方法は、隣にいるくまモン隊のお兄さんの頭を「ぽんぽん」ってする。(笑)
そうだ、そうだ、スイカはたたいた時の音でおいしさがわかるんですね。
http://youtu.be/4LRD2Ox1nPs

くまモン、空気読めます。見てる人がどうしたら面白いと思うか、考えてる。
そして、それに対応して、さらなるくまモンの魅力を引き出す、熊本のくまモン隊のみなさん。
もうこれは単なるキャラクターじゃない!「エンターテイナー集団」と私は思ってます。

そしてさらに「郷土愛」。
昔、大阪に住んでいた時も「だんじり祭」を見に行って思ったのですが、自分の住んでいる街が好きで、誇りに思い、それを表現できるってすごいことだなって。
東京出身の私です、東京にはたくさんの人、たくさんの物があります。便利です、すごいです!
でも、時々「なんにもないなー」って思うことがあります。
もちろん生まれ育ったところなので、東京出身であるというアイデンティティーを持ってます。しかし新興住宅地が実家の私にとって、父も母もこの地の出身でないし、そういう友達が多い、だから地域に根付いた何かみたいなものがあまりないんですね。お祭りとかもあるけど、楽しい!で終わり。
これがすごい!とかここが好き!みたいな、愛情や誇りを持ってない。

くまモンは、熊本県にあるたくさんの魅力を掘り起し、県内の人にも伝えていることはナイスアイディア!だし(県外の人にPRするのは当たり前だけど、県内の人の心にも訴えているわけです!)、自信と誇りを持って発信できていることはすごいなぁと思っています。

もっともっと好きな理由はあるんですが、もうここまででも十分長い文章に・・・(汗)

そんなこともあって、これは熊本に行かねば!ということで、7月に開設されたくまモンの部長室に部長に逢いに行ってこようと思います!

最後に一つだけ。
この動画を見たときに「単なるキャラを超えた」と感じました。
眼を背けがちな難しい問題に配慮を持って、取り組まれている姿に感激しました。
http://www.youtube.com/watch?v=eWL_0CCdS9A&list=LLmTKlzofVafZ0cfDIVavD8Q

140ドルのブロードウェイ

2013年10月04日 17時43分21秒 | In NewYork 〜留学体験記〜
さてさて、時は戻りまして、7月下旬の話(笑)
NY滞在時の話。
今年の4月から始まったという、ミュージカル「THE MOTOWN」を観てきました。
日本語サイト
http://www.at-newyork.com/musical/2013/02/motown.htm

ダイアナ・ロス、ジャクソンファイブ、スティービーワンダーを排出した、かの有名なR&Bレーベルですね。
その創設から、25周年ぐらいまでの物語が描かれています。
「ドリームガールズ」に年代的にも、モチーフ的にも似ています。
ひょっこり時間が空き、前評判もあまりみず、「観てみるかー」ぐらいのていで見に行きました。直接劇場の窓口に行き拙い英語でチケットを購入。140ドル=日本円で¥14,000。
高っ!って思ったのですが、まぁ本場のミュージカルの相場か?と思ってここは惜しまず購入。で、劇場に入ってびっくりしたのが、一番上手側の席でしたが、前から4番目!
そして後から気が付きました。そうだ、ブロードウェイって席によって金額違うんだった・・・って。(笑)
でもさすが、前から4番目!コンダクター(指揮者)はすぐそこ!そして振り返って見つけました、二階席の手すり?みたいなところに、モニターが二つ付いていて、コンダクターさんが映し出されています。はっはーん、そうか、このモニターを訳者さんが見て、ステージがすすむんやなぁと。コレは4番目の席ではないと分からない光景でした。

さてステージといえば、まぁ、派手です!お金かかってます!日本でたまに小演劇みるのですが、あれはどちらかというと最低限のもので、最大の表現力を引き出すといった感じですが、ブロードウェイはたとえばドリフさんの「8時だよ!全員集合!」ばりに、セットが変わるわ、衣装が変わるわ、あと目に見えて人が老けていく!(髪型とかね)そして、歌う踊るで本当ににぎやか!!ちなみに、題材が題材なだけに、あまり書き下ろしの曲はなく、現実にMotownから発売された曲(「Stop In The Name Of
Love」とか「ABC」とか)で構成されてるので、客席も一緒に歌ってるし有名な曲が出てくれば「Yeah!」とかコンサートのような声が上がるで、客席も「アメリカだなぁー」って思いました。しかも、子ども時代のマイケル役の子がまた歌がうまいっ!将来どうなるんだろう??

いやー、凄い。日本にはないなぁと勉強したのでした!!

ちゃんと更新を心がけます!!

2013年10月01日 22時37分46秒 | エッセイ
みなさま
すっかり、秋めいてまいりましたがいかがお過ごしですか?
ぜーんぜん更新しておりませんが、私はマイペースに過ごしております。

まだまだご紹介してないNY情報を掲載したいなと思ってますし、歌う機会も増えてきそうなので、ちょくちょくここも更新できればと思っております!
そして、また冬にNYに逃亡予定でありますので、向こうでの体験を掲載していければと思っております!(笑)

あとNY情報としてご紹介できそうなのは、
・今年から始まったミュージカルを見てきました!
・GOSPELライブを「無料」で見てきましたー!
・NIPPON IN NY
というあたりかな?

で、あとツイッター(@ngoktm)で私が「くまモン」について時折つぶやいているのを
ご覧いただいていると思うのですが、なぜそこまで好きなのかもひじょーに語りたく!(笑)

ぼちぼちいろいろと更新できればと思っております!


更新目標は、週に1回、金曜日の夕方にUP!を目指して!!!

ではでは~



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