嫌な思いをさせてまで治療する意味があるのか。
時々考えます。
ステロイドの副作用効果がなくなり、
再びご飯を食べなくなった小粒に
薬を飲ませるのは本当ーーに大変で、
毎日小粒と戦っています。
口を開けさせ、のどの奥に薬を軽く押し込むのですが
『こんな力があったの!?』と思うほどの抵抗ぶり…
血こそ出ないものの、手には毎回内出血。
小粒父の助けを借りてもスムーズにいく時の方が少なく、
泣きたくなることも多々
以前はすんなり口に入れさせてくれたのです。
今年に入ってからの抵抗が異常で、
(腫瘍の影響で)上あごをつかまれると痛いのかな?
などと疑ってしまうほど
口を開けさせてくれません。
小粒にとっても大きな負担のようで、
最近は私を怖がるようになりました。
呼んでも近づいてくれません
逆に外に出ている時間が安心出来るのか、
散歩の時間が長くなりました。
自宅から半径20m以内をウロウロするだけの近所散歩です。
行っては戻り、こっちに行っては戻り、
同じ道を何往復もします。
そんだけ歩けば町内1周出来るやん!
と母はつっこみたい…
30分くらいで終わりますが、
こんな散歩だとワン友の誰にも会えません。
こつぶ、つまんないよぉ~。。。
余命がさほど長くないことを考えると
小粒の嫌がることをなるべく避けてあげたい。
でも。
最近また鼻が詰まりだしたのか、
呼吸に雑音がたくさん混じるようになりました。
抗がん剤が少しでも進行を食い止めてくれるなら
無理やりでも飲ませないわけにはいきません。
鼻呼吸が出来なくなった時のあの辛さ。
息が吸えない、食べられない、眠れない。
横になることも出来ない。
あの苦しみ以上の苦しみはないと思っています。
だからね、こつぶ。
悪いけどお薬は必ず飲んでもらうからね。
私を怖がって避けるくせに、
外出するとやっぱり遠吠えしていたそうです
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