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地球をクールに!

実効ある国際ルールの取り決めがされるよう国内、関西の動きと連動して活動を進めます。

”地球をクールに2009”交流会-その3-

2010-03-15 20:38:22 | 地球をクールに2009
”地球をクールに2009”のふりかえり
報告者:原田智代(NPO大阪府民環境会議)



 東洋ゴム環境保護基金助成事業として「地球をクールに2009」を昨年6月のシンポジウムを皮切りに、農業、漁業、林業と繋がること体験型の取り組みを中心に行った。締めくくりとして関係者交流会を3月6日にきんき環境館で開催した。

6月21日 フォーラム「大阪湾の異変?!温暖化との関係」
8月4日 「竜田古道の里山」のひまわり畑の散策と地すべり地帯「亀の瀬」探検会
8月23日 水源地の森と琵琶湖体験
11月8日 舟運体験(八軒家浜~枚方)
12月12日 グローバルアクション
3月6日  交流会

◆MAKE the RULE、COP15関西ネットワークとの連携を意識し、「地救フォーラム」(高野山)、「12・12世界統一デー」、「COP15報告会」(大阪)に参加した。


”地球をクールに2009”交流会-その2-

2010-03-15 20:22:58 | 地球をクールに2009
・・・・その1からの続き・・・・
<活動報告>
 報告者:重栖 隆さん(わかやま環境ネットワーク)
 「COP15に参加して」 
  地球温暖化防止にむけて各国のCO2排出量を2012年から先を決める重要な会議。
 今回は途上国の役割が入っているが、今まで先進国が豊かさを享受した分、CO2削減の責務は多くある。途上国は経過を無視した責務を負うことに反発と根強い不信がある。温暖化防止は先進国も途上国も共通認識があるが責任の負い方については「共通だが差異ある責任」の共通認識がいる。今回の会議でも日本は化石賞をとってしまった。それは同行する実務者である外務省と財務省官僚が首相が世界に公約した25%削減のプログラムを具体的にださなかったからにほかならない。日本にはチャンスがあった。政府は低炭素経済建設にむけて世界をリードするリーダーシップをとること。各官僚はそれにむけて具体的に仕事をすること。環境市民運動の力を強めロビー活動ができるようにしていくことが必要と痛感した。(レポート:山口百合子)



◆農業問題については、どことも農業では食べていけない現状。崩壊寸前であること。後のディスカッションで相互意見交換した。

<団体活動報告>
 報告者:西村優子さん(イエローラインプロジェクト)

 大阪柏原市で市民、大学、行政との連携でなのはなひまわりプロジェクトの実践例を西村優子さんから、これからはイエロープロジェクトとして教育大学の美術の先生も交えて楽しい活動をしていくと、当日はイエローのつなぎを着て元気な報告があった。






 報告者:豊田 満さん(NPO自然と緑)

 NPO自然と緑の豊田 満さんからは10年来比良山系馬ケ瀬山の保全活動の委託を国から受けていること、琵琶湖水の保全と山の関係を身近に感じてもらう参加型活動をしている。



(深日漁業組合の南勝佳さんは今年はいかなご漁が豊漁のため時間が間に合わないとのことで欠席)
 
◆今後は、食と農の重要性を認識した相互意見交換を通じ繋がる活動を確認した。
 日本の農業の崩壊寸前の現状、なぜ食料自給率が低いのか、輸入食品の安全性はどうなっているのか、消費者である市民が強い関心を示し、生産者と繋がることが必要であるとこれからの連携にむけて話し合われた。




(レポート:山口百合子)

”地球をクールに2009”交流会-その1-

2010-03-15 20:18:39 | 地球をクールに2009
”地球をクールに2009”交流会
 3月6日、きんき環境館で今年の活動に参画したグループ等が集まり、団体の活動紹介を行った。
 今年のテーマは”第一次産業の現場で地球温暖化を学ぶ!”命と直結する食を切り口に、まずは中国薬膳料理研究家、追立久夫さんのお話を滋養あふれるスープを味わいながら聴かせていただいた。





<レポート>
 「医食同源」
  体のバランスを良くするためのベースとして野菜は重要な要素をもつ。
野菜のそれぞれの効能をうまく使い分ける。たとえば犬は体が欲すると野草を食べる本能があるように、人間の体も本能で体に何が欠乏しているかでその食べ物を欲するようになっている。体を良くするのも悪くするもの「食べ物」である。
 中国薬膳をはじめるきっかけは、家族の難病から、かかりつけの病院からは治療薬には副作用が伴うと言われ、どうしても食事で改善したいと関係書物を探すうちに古本屋で中国薬膳書との出会いがあり、そこから本格的に取り組み息子の病気と向きあうようになった。薬に頼りすぎずに家族の病気が治癒し元気な体に戻った。
 これをきっかけに、中国薬膳を本格修行し日本人に合う日本の野菜をベースに追立久夫流薬膳料理を創作していった。
 今日お出ししたスープは、だし 魚の骨、野菜は各種根っこの部分、じゃがいもはとろみをつけるために吸って卵白とあわせたもの。家庭のどこにでもあり、捨てていた食材である。 
 中国では、日本で禁止されている農薬をいまだに使用しており、料理店では農薬をとるために油通しをし、コストを下げるために調味料の味の素を大量に使用している。
 日本でもラーメンを食べると喉が渇くのは塩でなく味の素を大量にしようしているからだ。
 身近な野菜でも農薬はどうしてもかかっている。これをとる方法は先ず水にさらしさっとボイルし炒める。かなり農薬は取れる。無農薬野菜は流通経路にはながれないので、下準備ではこれをしてほしい。
 野菜の効能は、白菜は体を暖め、キャベツは体を冷やし、油の分解をする。牛肉は体を暖め、豚肉は体を冷やす。小麦粉は精神安定剤になり、高血圧にもよい。大根の葉は栄養価高いので炒めてゴマであえて佃煮風にすれば保存がきく。西瓜を食べたあとのへたの白い部分を利用した料理は塩づけにした後は蜂蜜づけをして風邪の予防になる。
 これから子どもに料理を教える活動をしていきたいと締めくくられた。(報告:山口百合子)

(つづく)・・・・重栖さん(わかやま環境ネットワーク)、西村さん(イエローラインプロジェクト)、豊田さん(自然と緑)

クールな地球へ!京都アクション2009

2009-12-19 17:24:08 | 地球をクールに2009
 COP15での高い目標設定を求め、グローバルアクションの実行日である12月12日に環境保全団体のメンバーら約150名が京都市内をパレードしました。
 主催は関西の環境団体がつくる「クールな地球を!京都アクション2009」実行委員会。

 この日は、世界各地でアクションがあり、国内ではMAKE the RULEの呼びかけで京都、東京で大規模なパレードが行われました。


京都市役所で集合


市民にパレードの趣旨を説明。目標設定を求め”yes, we can!”


思い思いの恰好で!


OPENのメンバー、行進中


最終地点は市役所


参加者みんなで記念撮影





12月12日 グローバルアクション

2009-12-19 11:23:28 | 地球をクールに2009
グローバルアクション(12/12)
 国連気候変動枠組み条約第15回締約国会合(COP15)での意義ある合意を求めて、世界中でパレードやパフォーマンスが行われました。


写真は京都アクション

世界中のアクション紹介
参照:ロイター通信(動画)・・・・最後に日本も紹介

コペンハーゲン
参照:CASA コペンハーゲン通信5

関東(東京)
参照:朝日新聞

関西(京都)
参照:京都新聞


舟運体験(八軒家浜~枚方)

2009-11-16 14:20:51 | 地球をクールに2009
「蘇れ!!淀川の舟運」に参加
(第4回「地球をクールに!琵琶湖~淀川~大阪湾から地球温暖化を斬る」)

 OPEN地球をクールに!2009の第4回目は淀川を船で上り、舟運を体験する計画でした。折りしも今年は淀川改良工事100周年で、記念舟航「蘇れ!!淀川の舟運」があり、OPEN「地球をクールに!」として20名がアクアライナー(大阪水上バス)に乗船し、船旅を楽しみました。


スタートは「大川」の「八軒家浜」船着場(「天満橋」)

毛馬の閘門を経て、淀川に出ます。

<大川から淀川へ。異なる水位の川の移動>
船が閘門内に入ったところ。

先ほどの写真に写っていたゲートをくぐったところです。

<水位に注目>
大川側のゲートを閉じ、淀川側のゲートを開くと①から②へと船が上っていきます。最初、塀のようだった岸が船と並びました。



<船内・船外の景色>

大川沿いの桜の紅葉


淀川に飛来したカモの大群

<淀川の歴史・文化を学ぶ>
 船内で、枚方市立枚方宿鍵屋資料館、元館長の平尾賢二さんが淀川の歴史、川辺の建物、野鳥など多くのことを幅広く解説してくださいました。
 翔の会の小寺千恵子さん他が「三十石船唄」の歌詞にでてくる場所にさしかかる毎に「三十石船唄」のその部分を歌ってくださいました。また、仕事唄を歌われた時、小寺さんは淀川工事に携われたおじいさんの思い出を話してくださいました。当時の工事の大変さがわかるお話でした。



枚方船着場に到着


枚方宿鍵屋資料館」見学・・・・「OSAKAバスエコキャンペーン」に協賛されていました。


表にはなつかしい菊人形が飾られていました。









水源地の森と琵琶湖体験②

2009-09-16 19:42:59 | 地球をクールに2009
午後からは、琵琶湖体験です。

★間伐材を組んだ筏で遊ぶ


★箱めがねを使って生きものさがしです。サカナ、エビがいました。


★オタマジャクシのしっぽが少し残った5cmほどのカエルがいました。NPOの方は「カジカとちがうか」って言っておられましたが、ブログを見て、同定できる人はカエルの名前を教えてくださいね。

水源地の森と琵琶湖体験①

2009-09-16 19:31:43 | 地球をクールに2009
地球をクールに!!第3回目は、親子で学ぶ「水源地の森と琵琶湖の体験」です。
夏休み終了間ぎわの8月23日(日)にNPO自然と緑のご指導の下、森と湖の体験をしました。参加したのは大阪市内の親子です。

 毎日飲んでいる水は琵琶湖から流れているのですが、その水は、今いるような湖を取り囲む森からしみ出しているなんて、想像するだけでわくわくします。

 午前中は琵琶湖湖西の馬ケ瀬山の森で間伐体験です。水源地として大切な森を守っていくための技を教えていただきました。

★受け口をつくって、木を倒す。
 子どもたちは慣れないノコギリ作業に挑戦!3人がかりで1本の木を倒しました。


★丸太にするために枝を切ります。こちらもみんなで協同作業です。


★皮むきをするときれいな材になります。ヒノキのいい香りがただよいます。お風呂に入れてヒノキ風呂にしようとリュックに入るサイズにカットしました。

「竜田古道の里山」のひまわり畑の散策と地すべり地帯「亀の瀬」探検会(2)

2009-08-13 16:59:20 | 地球をクールに2009
●ひまわり・なたね油と地元野菜の試食会
 よく外を歩いたところで、試食会。
 ひまわりの花のつくりや、ひまわり油・なたね油はどのようなものか、有効なのかを、実際に搾油の実演もしながら学びました。



 その後、市民団体の皆さんが用意した地元産野菜とパンを添えて、ひまわり油・なたね油の試食を行いました。



●スケッチへのアドバイス
 大阪教育大学教育学部美術教育講座の加藤先生から、ひまわり畑で参加者がしたスケッチをもとに、一言アドバイスがありました。実際に参加者がアドバイスの通り手を加えてみると、スケッチがさらに鮮やかになりました。




今回のフィールドワークでは、直接「地球温暖化」について詳細な解説などをしたわけではありませんが、参加者は楽しみながら、住んでいる地域にある「地球をクールに」できる取り組みについて触れることができたのではないかと思われます。

「竜田古道の里山」のひまわり畑の散策と地すべり地帯「亀の瀬」探検会(1)

2009-08-13 16:51:43 | 地球をクールに2009
OPEN<地球をクールに!>2009の第2弾(内容詳細)
 2009年8月4日(火)9時から12時まで、柏原市内で開催しました。
 今回は、「なのはな&ひまわりプロジェクト柏原(市民団体、柏原市、大阪教育大学、大阪府民環境会議)」の主催で行いました。参加者は夏休みということもあり、家族連れが中心でした。
また今回は、大阪教育大学の学生の皆さんが、参加者のサポートにあたりました。


大和川沿い、国内でも有数の大規模地すべり地帯、亀の瀬地域周辺を訪問し、「地球をクールに」
することにつながる取り組みを探し、体験しました。


●ひまわり畑の観察会
 ごみの処分場だったところにつくったひまわり畑を観察し、地域を蘇らせる取り組みに触れました。
 参加者は、この地域での市民の取り組みを聞くとともに、ひまわり畑を思いおもいに歩いて、スケッチをしたり、近くで飼育されているヤギと触れ合ったりして楽しみました。



●亀の瀬資料館視察
 付近にある国土交通省大和川工事事務所の「亀の瀬資料館」に移動して、地すべり災害のメカニズムや、その対策事業についての説明を受けました。



 また、実際に対策事業の一環である地下水排水トンネルに入り、大規模災害に備える施工を見学しました。



(2)へつづく