生活パターンが変わって、多忙極まりなく飛び回っております。
もちろん、そのことに感謝する毎日ではありますが、
このブログ更新がとても気になっていました。
紹介したい、素敵な気づきはたくさんあったのですが。
おいおい折を見てお伝えできればいいかな?
***
武者小路実篤が好きです。
武者の作った村「新しき村」への道は、休日に訪れるにはうってつけの
ツーリングコースなので(ここ二年ほどは遠ざかっていましたが)、
バイクで時々見学に行きました。
(この踏切の先に、新しき村。)
本当にこんな場所が今でも存在することに感動してしまいます。
村には小さな武者小路実篤の記念館があり、作品が展示されているのです。
どれもこれも素敵な言葉にあふれています。
「この門に入るものは自己と他人の生命を尊重しなければならない」
(“自己と”というところがさすが)
最近は大河ドラマの影響で「天地人」という言葉を目にする機会が
増えましたよね。
館長先生はかねてから指導においてこの言葉を用いられ、楽心館の
大切な教えの一つと言えるでしょう。
先日館長先生が、武者小路実篤の言葉を引用されておられるのを聞き、
とても嬉しく感じました。それは--
「天に星 地に花 人に愛」
という言葉。きっと多くの人が耳にしたことがあると思います。
館長先生がどのような話をされたかは、それぞれの受け止め方があるので、
ここでの紹介は伏せておきます。
天に星
地に花
人に愛
(それぞれに対して何だというのだろう?)
かつて考えてみたことがありました。
武者は、この3つから“希望”を示しているのかもしれない--
それがその時の答えでした。
3000m級の稜線上から見た星は、恐ろしく立体的で美しく、リアルだった。
70年間は草木が生えないと言われた原爆の被爆地にも、花や緑は戻った。
悲しい犯罪が繰り返される現代にあっても、人は愛し合っている。
人は天と地の間に生き(生かされ)ている。
武者は、そこにある美しいものをただ並べてみただけではなく、
自分が接している全てのものに希望が含まれていて、
見出すことができるものなのだ--
そう示しているのではないだろうか。
この言葉を好きになった理由を、館長先生の話を聞きながら
思い出し、懐かしくなりました。
武者小路実篤はたくさん「愛」という言葉を使いました。
そして合氣道開祖・植芝盛平翁 は、
「合気は愛なり」という言葉を残されています。
愛に通じる合気を目指そう。