今日も元気なW親子が出席です。
しかも、翌日に幼稚園の運動会を控えたYちゃんのため、
おばあちゃんが応援に来てくれているとのことで、
せっかくだからとお稽古の見学にも来てくれました。
おばあちゃんを「チラッ」っと見てるの、ばれてるよ!
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三つの足構えをまず反復することが、稽古の始まりとしています。
二人とも、一文字腰が相当に上達しているのに驚きです。
左座右起(さざうき)もすっかり習慣化しているようで嬉しい限り。
今日の内容は、前回のたくさんチャレンジに比べ、
ひとつひとつを時間を掛けて行いました。
そして、まずは“手鏡”と“手解き”を復習です。
これはこのふたつの技をしつこく稽古してもらう意図から、
今後も毎回続けていくつもりです。
この手解きの稽古中、とても胸が苦しくなる思いに駆られました。
近頃、このYちゃんと同じ年頃のお子さんに関する事件が多く報道されます。
身近に子供の純真さと不完全さを感じた上で、事件の発生を想像すると、
とてもいたたまれなくなる思いがしたのです。
弱いだけでなく、疑う心を持たない者を傷つけてはならない。
そして、その危機から脱せられる術を「真剣に」伝えていかなくてはダメだ。
強くそう思いました。
護身術は「学べばすぐに身に付く」そんなインスタントな世界ではないけれど、
継続していけば必ず「有効」となる手段が身に付くもの。
Yちゃんには、「掴まれたら瞬間・手解きして、回れ右、そしてダッシュ!」
というメニューを繰り返して練習してもらいました。
本人は鬼ごっこ的で喜んでもらえたようだし、反射になるまで頑張ろう。
そして一生、そんな目に遭わないですむよう合気道の稽古を通じて、
気を練っていきましょう!
古い日本の剣術家の言葉ですが、この機会に。
兵法(武術)は凶器であるから、一生用いることがなければ大幸である
武道を学ぶことは、それを使わないで済むようになるため、
とも言えるかもしれません。