撮影2006/5/3
今年の一つの観察目標であった「オオカメノキ」の冬芽の様子です。
雪が沢山残っている傾斜約30度の斜面を、雪から突き出ている木々の枝に摑まりながら滑り落ちないようにヨチヨチ歩きをして、何とか昨年観察できていた木の根元にたどり着き撮影することができました。
ここにはナナカマドも数本生えていて、一緒に冬芽を観察することができました。
この冬芽を見る事が出来て、ナナカマドであることに確信を持てました。
撮影2006/4/30
高ボッチから鉢伏山へ向かう途中の道路脇にいた鹿です。
ちょっと林の中に入ると鹿の糞を直ぐ見つけることが出来るくらいに、本当に殖えました。
この鹿の食害の影響がいたるところで出ています。
今年は花芽が食べられてしまってヤナギランの花を殆ど見る事が出来ませんでした。
ゼンテイカの花も本当に少なくなりました。
クガイソウも花芽を食べられてしまっているものが多く見られました。
このクガイソウが増えてくれないとこの場所での「コヒョウモンモドキ」は絶滅する可能性が高くなってしまいます。
冬場に樹皮を食べられてしまって、立ち枯れしている木々も見られます。
鹿が増えるのも自然の摂理ということになるのでしょうが、その影響を受けてこの高ボッチ・鉢伏山で絶滅寸前に追い込まれている動植物がいるのも事実です。