
「国境なき記者団」五輪採火式に乱入 チベット弾圧抗議
2008年03月24日21時59分
北京五輪に向け、ギリシャの古代オリンピア遺跡で24日、聖火の採火式があった。式典の途中、中国政府によるチベット自治区での騒乱鎮圧に抗議する国際NGO「国境なき記者団」(本部・パリ)のメンバーが侵入、北京五輪組織委員会の劉淇会長の演説を妨害しようとした。チベット問題で批判を受ける中国にとって、北京五輪の聖火リレーは波乱の幕開けとなった。
現地からの報道によると、メンバーが乱入したのは採火前。劉会長が立つ演壇の後ろに突然現れ、1人が手錠で五輪模様が描かれている黒い幕をかざした。AFP通信によると、「人権を踏みにじる国をボイコットせよ」などと書かれていた。別の1人は「自由、自由」などと叫んだ。ともにすぐに警官に取り押さえられた。
また、式典後も、数人がオリンピアの中心部の道路で、顔やシャツを血のように赤く塗った姿で中国のチベット政策を大声で批判しながら寝転がるなどし、聖火リレーを妨害。少なくとも2人が警察に拘束された。また、別のグループは、通りに面した建物のバルコニーから「チベットに自由を」などと書かれた横断幕を掲げた。
「国境なき記者団」は同日、声明で採火式を妨害した人物がロベール・メナール事務局長を含むメンバー3人であることを認めた。サイト上の声明で、「聖火よりも人権のほうが神聖なものだ」と主張した。
聖火は約13万7千キロ、約2万2千人でリレーされる。5月のエベレスト登頂を始め、6月19、20日はチベット自治区を通過する予定。今後も抗議や妨害活動を受ける可能性がある。
http://www.asahi.com/special/080315/TKY200803240390.html
2008/03/25-00:05 国境なき記者団が妨害行為=「人権は聖火より神聖」
【パリ24日時事】
ギリシャのオリンピアで24日、北京五輪の聖火採火式中に妨害行為があったが、騒ぎを起こしたのはジャーナリスト団体「国境なき記者団」(本部パリ)のメンバー3人だった。
同団体は騒ぎの後、パリで声明を発表し、「聖火が神聖だというなら人権はもっと神聖だ。悲惨な人権状況を非難せずに、中国に平和のシンボルである聖火を渡すことは許せない」と強調。機会がある限り抗議行動を続けると警告した。
3人のうち1人は同団体創設者のロベール・メナール事務局長で、23日にサルコジ大統領から仏最高勲章であるレジオン・ドヌール勲章を受けたばかりだった。
国境なき記者団は言論の自由擁護を掲げる国際組織。今回の妨害行為の前には北京五輪の開会式ボイコットを呼び掛けていた。(了)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008032400892
2008/03/24-21:37 採火式で妨害行為=北京五輪聖火リレー、波乱含み
早くも、波乱含みの聖火リレーを予感させる出来事が-。24日、ギリシャのオリンピアで実施された北京五輪聖火採火式の式典中、「北京五輪ボイコット」を唱える男たちが北京五輪組織委員会の劉淇会長(北京市党委書記)のスピーチを妨害、警備員に排除される場面があった。
AFP電によると、1人は旗を広げてボイコットを叫び、他の1人は劉淇会長からマイクを奪い取ろうとした。もう1人は国際オリンピック委員会(IOC)のロゲ会長ら要人が座る近くで「フリーダム(自由)、フリーダム」と叫んだ。
意表を突く行動に式典はざわついたが、男たちは警備員により迅速に排除され、劉淇会長はやや高揚した強い口調でスピーチを終了。無事、聖火も採火された。
14日にチベット自治区ラサで起きた暴動に対する中国当局の対応への抗議行動が、4カ月半に及ぶ聖火リレーの間に予想されていたが、採火式当日に早くも妨害行為が発生。ギリシャ警察当局も厳重な警備態勢を敷いていただけに、神聖な式典での妨害行為は極めて異例な上、汚点にもなった。
中国国営中央テレビは同日、特番を組んで中継していたが、生中継に比べて多少遅らせて放送していたため、妨害場面をカットして放送した。(時事)
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo&k=2008032400863
中央テレビ局、乱入場面放映せず 北京五輪聖火の採火式
2008年03月24日22時14分
ギリシャ・オリンピアで24日あった北京五輪の聖火の採火式は、中国内では中央テレビ局が十数秒遅れで中継した。だが、同五輪組織委員会の劉淇会長の演説中に男性が乱入し、会場が騒然となった場面は放映せず、音声をカットして映像も遺跡やVIPらの様子に切り替えた。
中国人として最初の聖火リレー走者が走る場面も、警備員が二重、三重に取り囲む様子が短時間流れただけで、大部分は古代遺跡の風景だった。
波乱の幕開けとなった聖火リレーは、中国のチベット人騒乱の対応への批判などから、この先も抗議や妨害活動に遭う可能性がある。
http://www.asahi.com/international/update/0324/TKY200803240391.html
「血まみれの聖火、チベットを通すな」 学生活動家がIOCに訴え
【3月24日 AFP】
チベット人学生活動家が23日、国際五輪委員会(IOC)に対し、北京五輪の「血まみれの」聖火リレーのルートからチベット自治区を除外するよう求めた。
ギリシャのオリンピア(Olympia)で記者会見したチベット独立を支援する学生組織「Students For A Free Tibet」のTenzin Dorjee副委員長は、「北京五輪の聖火は血塗られている。その聖火がチベットを通りエベレストに登頂することは、チベットの人々が過去50年にわたって中国政府に与えられてきた傷を抉る行為だ」と述べ、IOCにルート変更を呼びかけた。(c)AFP
http://www.afpbb.com/article/politics/2369118/2769324
タイの聖火リレー走者、チベット問題に抗議し参加辞退
【バンコク=田原徳容】北京五輪の聖火リレーでタイ国内のランナーに選ばれていた環境保護財団代表で、タイ王室の家系でもある女性ナリサラー・ジャクラポンさん(51)が、中国チベット自治区ラサの大規模暴動に対する同国政府の武力鎮圧に抗議し、参加を辞退した。財団関係者が24日、明らかにした。
今回の暴動鎮圧に絡んで聖火ランナーを辞退したケースは初めて。
ナリサラーさんは、タイの関係者に送った書簡で、「中国政府の暴動鎮圧は人権侵害。自治区への対応の再考を促す」と辞退の理由を説明した。
聖火は4月18日にタイに入り、ナリサラーさんら80人の継走で首都バンコクを巡る予定だった。タイ五輪委員会などが追加選定作業を進めている。
(2008年3月24日21時05分??読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2008/news/topic/sports/news/20080324-OYT1T00558.htm
聖火リレー走者が辞退 タイ、チベットで抗議
2008.3.23 20:33
北京五輪の聖火リレーでタイ国内の走者に決まっていたナリサラー・チャクラポーンさん(51)が、中国チベット自治区などでの暴動鎮圧に抗議、聖火リレー参加の辞退を23日までに決めた。
ナリサラーさんはタイ国内を走る聖火走者6人のうちの1人。タイ王室の流れをくむ家系で、環境保護運動の活動家でもある。
辞退の理由について、タイのメディアにあてた書簡で「チベット住民の殺害は公然たる人権侵害で、中国政府の国際世論無視を示している」と指摘した。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/china/080323/chn0803232034009-n1.htm
【北京五輪】聖火ランナーに星野監督、欽ちゃんら[03/18]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1205949340/
長野の聖火リレーに中国側が“注文”
中国の北京五輪組織委員会が、長野市で4月26日に行われる聖火のリレーや式典を直接妨害する行為だけでなく、中国政府を批判するメッセージを書いたプラカード類を掲げるなどの活動も排除するよう要求している。長野市のリレー実行委員会が24日、明らかにした。
実行委によると、組織委は反対活動をする者が突然リレーを妨害するなどの不測の事態を考慮しているという。しかし、実行委は危害のない場合は「五輪に反対する横断幕を出すことまでは排除できない。日本の法律にのっとって可能な限り対応する」と、中国側の要求に困惑している。
走者に危害を加えたり運営を妨げる行為は警察が取り締まる。
組織委との打ち合わせで、1998年長野冬季五輪でも五輪開催に反対する集会などをやめさせなかったことを例に挙げて理解を求めたという。実行委は「組織委は危険性があるあらゆるものを排除したいようだ」と指摘した。
[ 2008年03月24日 20:32 速報記事 ]
http://www.sponichi.co.jp/olympic/flash/KFullFlash20080324051.html
チベット論議 首相「必要ならば」 日中首脳会談 不干渉姿勢示す
3月25日8時2分配信 産経新聞
福田康夫首相は24日の参院予算委員会で、5月に訪日する予定の中国・胡錦濤国家主席との首脳会談で、チベット騒乱を議題にするかどうかを問われたが、「率直な意見交換が必要ならば(日中両国が)率直に言い合えるような関係にすべく努力をしたい」と述べるにとどまり、議題にするかどうか明言を避けた。
自民党の山本一太氏は「胡主席に対し(中国とチベットの)当事者間の対話を促す考えはあるか」と質問した。
だが、首相は「お互いに良い面を見つけて伸ばしていく観点でお付き合いすることができるかどうかが非常に大事だ」と、外交の原則論を展開。「国が違えば意見が食い違うのは、あって当然だ」とまで述べて、不干渉の姿勢を強くにじませた。
その上で、首相は「中国が『日本、ちょっと間違っているよ』と言ってくれ、逆に日本が『中国はこうしたらいいんじゃないの』と言えるぐらいの関係ができれば最高だ」と答弁し、中国首脳に対する首相の毅然(きぜん)とした態度を求めた山本氏の質問をはぐらかした。
高村正彦外相は同じ質問に対して、4月17~21日に来日予定の中国・楊潔●外相と会談する際、「私が全然この話題に触れないことはあまり考えられない」と述べ、チベット問題を議題に取り上げる考えを示した。
●=簾の广を厂に、兼を虎に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080325-00000050-san-pol
中国外務省、英タイムズ紙を非難
2008-03-25 21:27:42 cri
中国外務省の秦剛報道官は25日、北京での定例記者会見で、「イギリスの『タイムズ』は北京オリンピックを1936年のドイツオリンピックと比べることは、中国の国民ばかりでなく、世界中の人々を侮辱するものだ」と非難しました。
「タイムズ」はこのほど、「中国が北京オリンピックを主催する目的は1936年にドイツのヒトラーが主催したオリンピックと同じで、自画自賛のためである」と非難しました。これに対して、秦剛報道官は、「北京オリンピックは世界の人々のスポーツの大イベントである。各国の人々はオリンピックを通じて、相互理解、友情と協力を深めることを期待している。オリンピックの聖火は人類の美しい願いと期待を象徴しており、一部の人々の陰気と卑劣さを明らかにした」と述べました。
秦剛報道官はまた、北京オリンピックはきっと成功を収める、と表明しました。(翻訳:KH)
http://japanese.cri.cn/151/2008/03/25/1@114892.htm
時事ドットコム:各家庭から1人連行、密告奨励も=チベット人への締め付け強化-中国
2008/03/26-06:04 各家庭から1人連行、密告奨励も=チベット人への締め付け強化-中国
米政府系放送局「ラジオ自由アジア」(電子版)は25日、チベット暴動に絡み、中国当局が尋問や拘束のため各家庭から1人を連行したり、密告を奨励したりしてチベット人に対する締め付けを強化していると報じた。亡命チベット人らが現地から得た情報として伝えた。
四川省アバ・チベット族チャン族自治州のアバ県では、当局は平均でチベット人1家庭当たり1人を連行。写真を見せ、写っている人物の身元を問いただしているほか、地元住民に対して、抗議行動への参加者に関する情報を提供すれば、第1通報者に上限なしの報奨金、第2通報者には5000元(約7万円)を与えるなどと呼び掛けているという。
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008032600064&m=rss
埼玉の世界一砲丸作り職人 「北京五輪提供しない」
2008/3/25
中国チベット自治区の騒乱の影響で、一部で北京五輪へのボイコットが叫ばれているが、日本の砲丸作り職人が北京五輪への砲丸の提供を断っていたことが分かった。3大会連続で男子砲丸投げのメダルを「独占」、世界一ともいわれる職人だ。きっかけは、2004年に中国で行われたサッカー・アジア杯での中国サポーターのマナーの悪さや反日デモ。「こんな国に大事なものを送るわけには行かない」というのだ。
3大会連続でメダリスト全員が選択
五輪のメダルを独占していた砲丸が北京五輪で投げられることはない
同大会への砲丸の提供をやめたのは、埼玉県富士見市にある「辻谷工業」。世界一とも言われるこの砲丸は、社長の辻谷政久さんが手作りしている。「重心」が安定しているため、飛距離にして1?2メートルも違うといわれるほど選手からの評価は高い。
五輪では、競技場で用意する何種類かの砲丸の中から投てきする砲丸を選手が選ぶことになっているが、アトランタ・シドニー・アテネの3大会連続でメダリスト全員が辻谷さんの砲丸を選んでいた。
辻谷さんはJ-CASTニュースに対し、2004年に中国重慶で行われた、サッカー・アジア杯での中国サポーターの試合中の罵声・ブーイングや試合後の暴動、その後の反日デモで在中日本大使館に投石行為が行われたことを挙げて、
「この国には大事なものを送ることはできないと思い、去年(07年)の11月に(オファーを)断りました」
と砲丸の提供をやめた理由を説明する。
「この国にオリンピックをやる資格はありませんよ」
北京五輪をめぐっては、チベット自治区で発生した騒乱での中国政府の対応に国際的な非難が集まり、ボイコットをめぐる動きが未だにくすぶっている。
2008年3月24日には、五輪の聖地ギリシア・オリンピアで行われた採火式に国際人権団体「国境なき記者団」の活動家が乱入し、五輪ボイコットを訴えた。また、3月23日付ドイツ大衆紙「ビルト」によれば、欧州議会のペテリング議長は、チベット騒乱が今後も続いた場合、北京五輪を加盟各国がボイコットする可能性を排除しないと語ったという。
こうした中国をめぐる状況については、
「ギョウザの問題やチベットの問題以前に決めていたんですが、最近のニュースを見ても送らなくてよかったなと思います。やっぱりこの国にオリンピックをやる資格はありませんよ。(砲丸を使用する)選手には申し訳ないと思いますが、職人の心意気がありますから、何でも送って有名になればいいというものではないんです。真心かけた大事なものですから」
と話し、北京五輪の「砲丸ボイコット」は良かったと考えているようだ。2008年8月に開催される北京五輪で「世界最高」の砲丸が投げられることはない。
http://www.j-cast.com/2008/03/25018226.html
「すべてやらせだ」直訴のチベット僧らTV映像に
3月27日21時47分配信?読売新聞
【香港=吉田健一】チベット族による大規模暴動が起きた中国・チベット自治区の区都ラサで、中国政府が組織した外国メディア取材団の一員として取材した香港無線テレビ(TVB)は27日、「取材先の寺院の参拝客らはすべて当局が動員した関係者だ」などと訴えるチベット僧侶の姿を放映した。
チベット仏教寺院ジョカン寺(大昭寺)を訪れた取材陣の前に現れた僧侶が語ったもので、「当局者を信じるな。すべてやらせだ」などと泣きながら訴えたという。
中国外務省の秦剛・副報道局長は27日、「僧侶が何を言ったか承知していないが、(やらせとの指摘は)根拠がなく、無責任で事実に合わない」と反論した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080327-00000065-yom-int
「自由欲しい」と直訴 チベット寺院で若手僧侶
2008年3月27日 20時44分
【ラサ(中国チベット自治区)27日共同】「ダライ・ラマは暴動と関係ない」「政府の言っていることはうそだ」。27日、中国政府手配の取材で北京からチベット自治区ラサ入りしている外国メディアの記者団がチベット仏教の最有力寺院ジョカン寺で取材中に、外出を禁止されている若い僧侶ら30人ほどが突然現れて叫びだし「自由が欲しい」などと興奮した様子で“直訴”した。
僧侶らが姿を見せたのは27日午前。ラサ中心部にある同寺院で、記者団が責任者から14日の暴動後の対応などを聞いていた時だった。
「うそだ。みんなうそだ」。1人の僧侶が記者らに近づき、叫んだ。「何がうそなんだ」と聞くと「みんなだ。政府の言っていることだ」と声を震わせて訴える。チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世の関与について「(暴動に)関係ないとみんな分かっている」と叫ぶ僧侶も。
外国メディアに政府の見解を否定するような意見を訴えれば、厳しい処分を受ける可能性もある。だが、訴えを伝えるため、危険を承知で外国メディアの記者らを待ち受けていたようだ。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008032701000832.html
チベット弾圧:チベット人に扮した警察官がデモ隊を扇動
【大紀元日本3月22日】3月14日にチベット・ラサ市で発生したデモ隊列と中共軍の衝突事件で、タイ華僑の女性が、デモ隊の中にチベット人を装った警察官が刀を手に潜入していたことを証言した。ダライ・ラマオフィス宗教事務スポークスマンのヌガワン・ニェンドラ氏が18日、国際ラジオ「希望之声」の記者に対し、明らかにした。この女性は、BBC放送の番組で中国大使館が提供したニュース写真の中に、チベット人に扮した警察官の写真を見つけたという。
当該の女性はラサ市で研究しており、現地の警察官と親しくなりよく派出所に行っていたので他の警察官のことも知っていた。14日、ラサ市でチベット人によるデモ行進が行われ、当時彼女と他の外国人達は八角街の派出所に名義上「保護」のために集められた。その際、警察官が手に刀を持ち、逮捕された人たちと共に派出所に入って来たのをその目で目撃。その後、その警察官は、チベット人の服を脱ぎ捨て警察の制服に着替えたという。
http://jp.epochtimes.com/jp/2008/03/html/d53827.html
北朝鮮の人権侵害、国連人権理事会が重大懸念…韓国も賛成
【ジュネーブ=大内佐紀】国連欧州本部で開会中の国連人権理事会(47か国で構成)は27日、北朝鮮で深刻な人権侵害が続いているとして重大な懸念を表明し、同国の人権状況を調査する特別報告者の任務を1年間延長することなどを定めた決議案を、賛成22、反対7、棄権18で採択した。
決議案は、日本と欧州連合(EU)が共同提案。昨年12月、国連総会での北朝鮮非難決議案の採択で棄権した韓国は今回、賛成に回った。中国、インドネシアなどは「特定の国を名指しで非難する決議案には同意できない」として反対、発展途上国の多くが棄権した。
(2008年3月28日11時49分??読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080328-OYT1T00317.htm
2008年03月24日21時59分
北京五輪に向け、ギリシャの古代オリンピア遺跡で24日、聖火の採火式があった。式典の途中、中国政府によるチベット自治区での騒乱鎮圧に抗議する国際NGO「国境なき記者団」(本部・パリ)のメンバーが侵入、北京五輪組織委員会の劉淇会長の演説を妨害しようとした。チベット問題で批判を受ける中国にとって、北京五輪の聖火リレーは波乱の幕開けとなった。
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現地からの報道によると、メンバーが乱入したのは採火前。劉会長が立つ演壇の後ろに突然現れ、1人が手錠で五輪模様が描かれている黒い幕をかざした。AFP通信によると、「人権を踏みにじる国をボイコットせよ」などと書かれていた。別の1人は「自由、自由」などと叫んだ。ともにすぐに警官に取り押さえられた。
また、式典後も、数人がオリンピアの中心部の道路で、顔やシャツを血のように赤く塗った姿で中国のチベット政策を大声で批判しながら寝転がるなどし、聖火リレーを妨害。少なくとも2人が警察に拘束された。また、別のグループは、通りに面した建物のバルコニーから「チベットに自由を」などと書かれた横断幕を掲げた。
「国境なき記者団」は同日、声明で採火式を妨害した人物がロベール・メナール事務局長を含むメンバー3人であることを認めた。サイト上の声明で、「聖火よりも人権のほうが神聖なものだ」と主張した。
聖火は約13万7千キロ、約2万2千人でリレーされる。5月のエベレスト登頂を始め、6月19、20日はチベット自治区を通過する予定。今後も抗議や妨害活動を受ける可能性がある。
http://www.asahi.com/special/080315/TKY200803240390.html
2008/03/25-00:05 国境なき記者団が妨害行為=「人権は聖火より神聖」
【パリ24日時事】
ギリシャのオリンピアで24日、北京五輪の聖火採火式中に妨害行為があったが、騒ぎを起こしたのはジャーナリスト団体「国境なき記者団」(本部パリ)のメンバー3人だった。
同団体は騒ぎの後、パリで声明を発表し、「聖火が神聖だというなら人権はもっと神聖だ。悲惨な人権状況を非難せずに、中国に平和のシンボルである聖火を渡すことは許せない」と強調。機会がある限り抗議行動を続けると警告した。
3人のうち1人は同団体創設者のロベール・メナール事務局長で、23日にサルコジ大統領から仏最高勲章であるレジオン・ドヌール勲章を受けたばかりだった。
国境なき記者団は言論の自由擁護を掲げる国際組織。今回の妨害行為の前には北京五輪の開会式ボイコットを呼び掛けていた。(了)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008032400892
2008/03/24-21:37 採火式で妨害行為=北京五輪聖火リレー、波乱含み
早くも、波乱含みの聖火リレーを予感させる出来事が-。24日、ギリシャのオリンピアで実施された北京五輪聖火採火式の式典中、「北京五輪ボイコット」を唱える男たちが北京五輪組織委員会の劉淇会長(北京市党委書記)のスピーチを妨害、警備員に排除される場面があった。
AFP電によると、1人は旗を広げてボイコットを叫び、他の1人は劉淇会長からマイクを奪い取ろうとした。もう1人は国際オリンピック委員会(IOC)のロゲ会長ら要人が座る近くで「フリーダム(自由)、フリーダム」と叫んだ。
意表を突く行動に式典はざわついたが、男たちは警備員により迅速に排除され、劉淇会長はやや高揚した強い口調でスピーチを終了。無事、聖火も採火された。
14日にチベット自治区ラサで起きた暴動に対する中国当局の対応への抗議行動が、4カ月半に及ぶ聖火リレーの間に予想されていたが、採火式当日に早くも妨害行為が発生。ギリシャ警察当局も厳重な警備態勢を敷いていただけに、神聖な式典での妨害行為は極めて異例な上、汚点にもなった。
中国国営中央テレビは同日、特番を組んで中継していたが、生中継に比べて多少遅らせて放送していたため、妨害場面をカットして放送した。(時事)
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo&k=2008032400863
中央テレビ局、乱入場面放映せず 北京五輪聖火の採火式
2008年03月24日22時14分
ギリシャ・オリンピアで24日あった北京五輪の聖火の採火式は、中国内では中央テレビ局が十数秒遅れで中継した。だが、同五輪組織委員会の劉淇会長の演説中に男性が乱入し、会場が騒然となった場面は放映せず、音声をカットして映像も遺跡やVIPらの様子に切り替えた。
中国人として最初の聖火リレー走者が走る場面も、警備員が二重、三重に取り囲む様子が短時間流れただけで、大部分は古代遺跡の風景だった。
波乱の幕開けとなった聖火リレーは、中国のチベット人騒乱の対応への批判などから、この先も抗議や妨害活動に遭う可能性がある。
http://www.asahi.com/international/update/0324/TKY200803240391.html
「血まみれの聖火、チベットを通すな」 学生活動家がIOCに訴え
【3月24日 AFP】
チベット人学生活動家が23日、国際五輪委員会(IOC)に対し、北京五輪の「血まみれの」聖火リレーのルートからチベット自治区を除外するよう求めた。
ギリシャのオリンピア(Olympia)で記者会見したチベット独立を支援する学生組織「Students For A Free Tibet」のTenzin Dorjee副委員長は、「北京五輪の聖火は血塗られている。その聖火がチベットを通りエベレストに登頂することは、チベットの人々が過去50年にわたって中国政府に与えられてきた傷を抉る行為だ」と述べ、IOCにルート変更を呼びかけた。(c)AFP
http://www.afpbb.com/article/politics/2369118/2769324
タイの聖火リレー走者、チベット問題に抗議し参加辞退
【バンコク=田原徳容】北京五輪の聖火リレーでタイ国内のランナーに選ばれていた環境保護財団代表で、タイ王室の家系でもある女性ナリサラー・ジャクラポンさん(51)が、中国チベット自治区ラサの大規模暴動に対する同国政府の武力鎮圧に抗議し、参加を辞退した。財団関係者が24日、明らかにした。
今回の暴動鎮圧に絡んで聖火ランナーを辞退したケースは初めて。
ナリサラーさんは、タイの関係者に送った書簡で、「中国政府の暴動鎮圧は人権侵害。自治区への対応の再考を促す」と辞退の理由を説明した。
聖火は4月18日にタイに入り、ナリサラーさんら80人の継走で首都バンコクを巡る予定だった。タイ五輪委員会などが追加選定作業を進めている。
(2008年3月24日21時05分??読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2008/news/topic/sports/news/20080324-OYT1T00558.htm
聖火リレー走者が辞退 タイ、チベットで抗議
2008.3.23 20:33
北京五輪の聖火リレーでタイ国内の走者に決まっていたナリサラー・チャクラポーンさん(51)が、中国チベット自治区などでの暴動鎮圧に抗議、聖火リレー参加の辞退を23日までに決めた。
ナリサラーさんはタイ国内を走る聖火走者6人のうちの1人。タイ王室の流れをくむ家系で、環境保護運動の活動家でもある。
辞退の理由について、タイのメディアにあてた書簡で「チベット住民の殺害は公然たる人権侵害で、中国政府の国際世論無視を示している」と指摘した。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/china/080323/chn0803232034009-n1.htm
【北京五輪】聖火ランナーに星野監督、欽ちゃんら[03/18]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1205949340/
長野の聖火リレーに中国側が“注文”
中国の北京五輪組織委員会が、長野市で4月26日に行われる聖火のリレーや式典を直接妨害する行為だけでなく、中国政府を批判するメッセージを書いたプラカード類を掲げるなどの活動も排除するよう要求している。長野市のリレー実行委員会が24日、明らかにした。
実行委によると、組織委は反対活動をする者が突然リレーを妨害するなどの不測の事態を考慮しているという。しかし、実行委は危害のない場合は「五輪に反対する横断幕を出すことまでは排除できない。日本の法律にのっとって可能な限り対応する」と、中国側の要求に困惑している。
走者に危害を加えたり運営を妨げる行為は警察が取り締まる。
組織委との打ち合わせで、1998年長野冬季五輪でも五輪開催に反対する集会などをやめさせなかったことを例に挙げて理解を求めたという。実行委は「組織委は危険性があるあらゆるものを排除したいようだ」と指摘した。
[ 2008年03月24日 20:32 速報記事 ]
http://www.sponichi.co.jp/olympic/flash/KFullFlash20080324051.html
チベット論議 首相「必要ならば」 日中首脳会談 不干渉姿勢示す
3月25日8時2分配信 産経新聞
福田康夫首相は24日の参院予算委員会で、5月に訪日する予定の中国・胡錦濤国家主席との首脳会談で、チベット騒乱を議題にするかどうかを問われたが、「率直な意見交換が必要ならば(日中両国が)率直に言い合えるような関係にすべく努力をしたい」と述べるにとどまり、議題にするかどうか明言を避けた。
自民党の山本一太氏は「胡主席に対し(中国とチベットの)当事者間の対話を促す考えはあるか」と質問した。
だが、首相は「お互いに良い面を見つけて伸ばしていく観点でお付き合いすることができるかどうかが非常に大事だ」と、外交の原則論を展開。「国が違えば意見が食い違うのは、あって当然だ」とまで述べて、不干渉の姿勢を強くにじませた。
その上で、首相は「中国が『日本、ちょっと間違っているよ』と言ってくれ、逆に日本が『中国はこうしたらいいんじゃないの』と言えるぐらいの関係ができれば最高だ」と答弁し、中国首脳に対する首相の毅然(きぜん)とした態度を求めた山本氏の質問をはぐらかした。
高村正彦外相は同じ質問に対して、4月17~21日に来日予定の中国・楊潔●外相と会談する際、「私が全然この話題に触れないことはあまり考えられない」と述べ、チベット問題を議題に取り上げる考えを示した。
●=簾の广を厂に、兼を虎に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080325-00000050-san-pol
中国外務省、英タイムズ紙を非難
2008-03-25 21:27:42 cri
中国外務省の秦剛報道官は25日、北京での定例記者会見で、「イギリスの『タイムズ』は北京オリンピックを1936年のドイツオリンピックと比べることは、中国の国民ばかりでなく、世界中の人々を侮辱するものだ」と非難しました。
「タイムズ」はこのほど、「中国が北京オリンピックを主催する目的は1936年にドイツのヒトラーが主催したオリンピックと同じで、自画自賛のためである」と非難しました。これに対して、秦剛報道官は、「北京オリンピックは世界の人々のスポーツの大イベントである。各国の人々はオリンピックを通じて、相互理解、友情と協力を深めることを期待している。オリンピックの聖火は人類の美しい願いと期待を象徴しており、一部の人々の陰気と卑劣さを明らかにした」と述べました。
秦剛報道官はまた、北京オリンピックはきっと成功を収める、と表明しました。(翻訳:KH)
http://japanese.cri.cn/151/2008/03/25/1@114892.htm
時事ドットコム:各家庭から1人連行、密告奨励も=チベット人への締め付け強化-中国
2008/03/26-06:04 各家庭から1人連行、密告奨励も=チベット人への締め付け強化-中国
米政府系放送局「ラジオ自由アジア」(電子版)は25日、チベット暴動に絡み、中国当局が尋問や拘束のため各家庭から1人を連行したり、密告を奨励したりしてチベット人に対する締め付けを強化していると報じた。亡命チベット人らが現地から得た情報として伝えた。
四川省アバ・チベット族チャン族自治州のアバ県では、当局は平均でチベット人1家庭当たり1人を連行。写真を見せ、写っている人物の身元を問いただしているほか、地元住民に対して、抗議行動への参加者に関する情報を提供すれば、第1通報者に上限なしの報奨金、第2通報者には5000元(約7万円)を与えるなどと呼び掛けているという。
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008032600064&m=rss
埼玉の世界一砲丸作り職人 「北京五輪提供しない」
2008/3/25
中国チベット自治区の騒乱の影響で、一部で北京五輪へのボイコットが叫ばれているが、日本の砲丸作り職人が北京五輪への砲丸の提供を断っていたことが分かった。3大会連続で男子砲丸投げのメダルを「独占」、世界一ともいわれる職人だ。きっかけは、2004年に中国で行われたサッカー・アジア杯での中国サポーターのマナーの悪さや反日デモ。「こんな国に大事なものを送るわけには行かない」というのだ。
3大会連続でメダリスト全員が選択
五輪のメダルを独占していた砲丸が北京五輪で投げられることはない
同大会への砲丸の提供をやめたのは、埼玉県富士見市にある「辻谷工業」。世界一とも言われるこの砲丸は、社長の辻谷政久さんが手作りしている。「重心」が安定しているため、飛距離にして1?2メートルも違うといわれるほど選手からの評価は高い。
五輪では、競技場で用意する何種類かの砲丸の中から投てきする砲丸を選手が選ぶことになっているが、アトランタ・シドニー・アテネの3大会連続でメダリスト全員が辻谷さんの砲丸を選んでいた。
辻谷さんはJ-CASTニュースに対し、2004年に中国重慶で行われた、サッカー・アジア杯での中国サポーターの試合中の罵声・ブーイングや試合後の暴動、その後の反日デモで在中日本大使館に投石行為が行われたことを挙げて、
「この国には大事なものを送ることはできないと思い、去年(07年)の11月に(オファーを)断りました」
と砲丸の提供をやめた理由を説明する。
「この国にオリンピックをやる資格はありませんよ」
北京五輪をめぐっては、チベット自治区で発生した騒乱での中国政府の対応に国際的な非難が集まり、ボイコットをめぐる動きが未だにくすぶっている。
2008年3月24日には、五輪の聖地ギリシア・オリンピアで行われた採火式に国際人権団体「国境なき記者団」の活動家が乱入し、五輪ボイコットを訴えた。また、3月23日付ドイツ大衆紙「ビルト」によれば、欧州議会のペテリング議長は、チベット騒乱が今後も続いた場合、北京五輪を加盟各国がボイコットする可能性を排除しないと語ったという。
こうした中国をめぐる状況については、
「ギョウザの問題やチベットの問題以前に決めていたんですが、最近のニュースを見ても送らなくてよかったなと思います。やっぱりこの国にオリンピックをやる資格はありませんよ。(砲丸を使用する)選手には申し訳ないと思いますが、職人の心意気がありますから、何でも送って有名になればいいというものではないんです。真心かけた大事なものですから」
と話し、北京五輪の「砲丸ボイコット」は良かったと考えているようだ。2008年8月に開催される北京五輪で「世界最高」の砲丸が投げられることはない。
http://www.j-cast.com/2008/03/25018226.html
「すべてやらせだ」直訴のチベット僧らTV映像に
3月27日21時47分配信?読売新聞
【香港=吉田健一】チベット族による大規模暴動が起きた中国・チベット自治区の区都ラサで、中国政府が組織した外国メディア取材団の一員として取材した香港無線テレビ(TVB)は27日、「取材先の寺院の参拝客らはすべて当局が動員した関係者だ」などと訴えるチベット僧侶の姿を放映した。
チベット仏教寺院ジョカン寺(大昭寺)を訪れた取材陣の前に現れた僧侶が語ったもので、「当局者を信じるな。すべてやらせだ」などと泣きながら訴えたという。
中国外務省の秦剛・副報道局長は27日、「僧侶が何を言ったか承知していないが、(やらせとの指摘は)根拠がなく、無責任で事実に合わない」と反論した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080327-00000065-yom-int
「自由欲しい」と直訴 チベット寺院で若手僧侶
2008年3月27日 20時44分
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【ラサ(中国チベット自治区)27日共同】「ダライ・ラマは暴動と関係ない」「政府の言っていることはうそだ」。27日、中国政府手配の取材で北京からチベット自治区ラサ入りしている外国メディアの記者団がチベット仏教の最有力寺院ジョカン寺で取材中に、外出を禁止されている若い僧侶ら30人ほどが突然現れて叫びだし「自由が欲しい」などと興奮した様子で“直訴”した。
僧侶らが姿を見せたのは27日午前。ラサ中心部にある同寺院で、記者団が責任者から14日の暴動後の対応などを聞いていた時だった。
「うそだ。みんなうそだ」。1人の僧侶が記者らに近づき、叫んだ。「何がうそなんだ」と聞くと「みんなだ。政府の言っていることだ」と声を震わせて訴える。チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世の関与について「(暴動に)関係ないとみんな分かっている」と叫ぶ僧侶も。
外国メディアに政府の見解を否定するような意見を訴えれば、厳しい処分を受ける可能性もある。だが、訴えを伝えるため、危険を承知で外国メディアの記者らを待ち受けていたようだ。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008032701000832.html
チベット弾圧:チベット人に扮した警察官がデモ隊を扇動
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【大紀元日本3月22日】3月14日にチベット・ラサ市で発生したデモ隊列と中共軍の衝突事件で、タイ華僑の女性が、デモ隊の中にチベット人を装った警察官が刀を手に潜入していたことを証言した。ダライ・ラマオフィス宗教事務スポークスマンのヌガワン・ニェンドラ氏が18日、国際ラジオ「希望之声」の記者に対し、明らかにした。この女性は、BBC放送の番組で中国大使館が提供したニュース写真の中に、チベット人に扮した警察官の写真を見つけたという。
当該の女性はラサ市で研究しており、現地の警察官と親しくなりよく派出所に行っていたので他の警察官のことも知っていた。14日、ラサ市でチベット人によるデモ行進が行われ、当時彼女と他の外国人達は八角街の派出所に名義上「保護」のために集められた。その際、警察官が手に刀を持ち、逮捕された人たちと共に派出所に入って来たのをその目で目撃。その後、その警察官は、チベット人の服を脱ぎ捨て警察の制服に着替えたという。
http://jp.epochtimes.com/jp/2008/03/html/d53827.html
北朝鮮の人権侵害、国連人権理事会が重大懸念…韓国も賛成
【ジュネーブ=大内佐紀】国連欧州本部で開会中の国連人権理事会(47か国で構成)は27日、北朝鮮で深刻な人権侵害が続いているとして重大な懸念を表明し、同国の人権状況を調査する特別報告者の任務を1年間延長することなどを定めた決議案を、賛成22、反対7、棄権18で採択した。
決議案は、日本と欧州連合(EU)が共同提案。昨年12月、国連総会での北朝鮮非難決議案の採択で棄権した韓国は今回、賛成に回った。中国、インドネシアなどは「特定の国を名指しで非難する決議案には同意できない」として反対、発展途上国の多くが棄権した。
(2008年3月28日11時49分??読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080328-OYT1T00317.htm