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来日したダライ・ラマ14世が会見 北京五輪支持も暴動については国際機関の調査求める

2008年04月10日 | 国際
来日したチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世が10日午後、会見を開き、「北京オリンピックの開催は支持する」としたものの、暴動については国際機関の調査を求めた。
ダライ・ラマ14世の発言には、中国はもちろんのこと、世界中が大きな関心を寄せている。
10日朝、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世が、訪米前に日本に立ち寄り、午後3時すぎに会見を開いた。
ダライ・ラマ14世は「わたしはとても悲しい。わたしを『悪魔化』しようとしている。わたしには、こんな角は生えていません。問題は、チベットに発言の自由がないということです。ですから、わたしたちは意図的に、民主主義と発言の自由を広めようとしたのです」と話した。
また、混乱を極める聖火リレーについて、「調和の世界というのは、信頼によってつくられる。世界には信頼が必要なんです。ロンドン、パリなどで暴動があったが、サンフランシスコでも暴動行為をしないようにと言いたい」と語った。
千葉・成田市のヒルトンホテルで行われた会見では、会見場内への傘やペットボトルの持ち込みが禁止され、セキュリティーチェックを待つ長い列ができた。
ダライ・ラマ14世が座るいすの前には、机が置かれ、近づけないようにされ、報道陣は床に座って会見を聴く形となった。
注目の人物の会見に、国内外の記者100人が集まった。
ダライ・ラマ14世は「3月10日以降、チベットでは数百人が殺され、数千人が逮捕されています。わたしは国際社会、特に中国政府に対して、徹底的な調査を現地で行うように求めました」と述べた。
そして、「オリンピックに招待されたら?」との質問には、「ノー」と答えた。
一方、この会見に先立ち、ダライ・ラマ14世は、安倍前首相の妻・昭恵夫人と面会した。
ダライ・ラマ14世と面会した昭恵夫人は、「今の状況を大変心配していますとお伝えいたしました」と話した。
(04/10 17:45)
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00130711.html





チベット情勢、欧州議会が対中非難決議を採択へ

 【ブリュッセル=尾関航也】欧州連合(EU)の欧州議会は10日、中国チベット自治区の情勢に関する対中非難決議を採択する。
 中国政府にチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世との対話の再開を求めるとともに、EU加盟各国首脳に対し、8月の北京五輪開会式の欠席も視野に、EUとしての共同歩調を検討するよう促す。
 決議に法的拘束力はないが、五輪への対応をめぐるEU内の議論の行方に影響を及ぼしそうだ。
 加盟国の大半は五輪をめぐって対中関係が悪化する事態は避けたい意向だが、決議採択を受け、一層難しい判断を迫られることになる。
 決議は欧州議会主要7会派が共同提案する。調整中の草案は、チベット族のデモに対して当局が「残虐な弾圧」を加えたとして、中国を厳しく非難する内容。チベット問題を担当するEU特使の任命なども求めている。競技を含む五輪の全面ボイコットの検討を呼び掛けている会派もある。
 欧州では、聖火リレーが英仏を通過した際に妨害行為が相次ぐなど、中国での五輪開催に批判的な世論が激しさを増しており、一部の首脳はすでに開会式欠席を決めている。
(2008年4月9日20時00分??読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2008/news/topic/world/news/20080409-OYT1T00671.htm




中国非難決議、圧倒的多数で採択=五輪開催の妥当性に疑問呈す-米下院
4月10日13時1分配信?時事通信
 【ワシントン9日時事】米下院は9日の本会議で、中国当局によるチベット自治区の暴動弾圧を厳しく非難するとともに、中国政府とチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世との対話などを求める決議を413対1の圧倒的賛成多数で採択した。決議は北京五輪開催の妥当性にも疑問を呈している。
 決議は、チベット支援に取り組んできたペロシ下院議長(民主)が提案していた。法的拘束力はない。 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080410-00000065-jij-int





聖火リレー混乱は中国の責任=仏内相
4月9日22時0分配信?時事通信
 【パリ9日時事】9日付の仏紙パリジャンによると、アリヨマリ内相は同紙に対し、7日にパリで行われた北京五輪聖火リレーが混乱に陥ったのは中国の北京五輪組織委員会の責任だと批判した。
 内相は「五輪のルールでは聖火の維持は常に主催国に責任がある」と指摘。「パリでも聖火は中国当局の責任下にあった。聖火を数回バスへ移したのも彼らが決めたことだ」などと語った。 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080409-00000149-jij-int






「聖火リレーの混乱は中国側組織委の責任」、仏内相
2008年04月10日 00:09 発信地:パリ/フランス
パリ(Paris)で行われた北京五輪の聖火リレーで、走者を伴走する中国側の警護隊(2008年4月7日撮影)。(c)AFP/JACQUES DEMARTHON

【4月10日 AFP】フランスのミシェル・アリヨマリ(Michele Alliot-Marie)内相は9日、パリジャン(Le Parisien)紙とのインタビューで、パリ(Paris)での北京五輪の聖火リレーが大混乱になったのは中国側の組織委員会の責任で、仏警察当局は技術的な支援をしただけだと語った。

 アリヨマリ内相は、「五輪の規約では、聖火を守るのは常に開催国の責任」とし、「パリでのリレー中も聖火に関する決定を行ったのは中国側で、バスへの避難についても中国側が決定した」と強調した。

 パリで7日に行われた聖火リレーでは、チベット(Tibet)暴動をめぐる中国政府の対応に抗議する人権擁護団体などによる妨害行為のため、聖火が5回消されるなど、走者はバスへの避難を余儀なくされた。

 内相によると、仏警察当局は聖火リレー中、通常の治安業務を担当していたが、走者を取り囲んで伴走する警護隊については中国側の責任だという。

 聖火リレーの走者を務めた柔道の元世界王者ダビッド・ドゥイエ(David Douillet)氏はラジオ・テレビ・ルクセンブルク(RTL)に対し、中国側の警護隊を「ロボット」「攻撃犬」と呼んで非難、「かれらは押したり、中国語で文句を言ったり侮辱したりする」と語った。

 英メディアは、2012年に開催されるロンドン五輪の組織委員会のセバスチャン・コー(Sebastian Coe)会長が、中国側の警護隊を「チンピラ」と述べたと報じた。

 コー氏は、パリに先立ち6日に行われたロンドン(London)での聖火リレーについて、中国側の警護隊が「わたしを3回もルートから押し出そうとした」と明かし、仏の聖火リレー主催者は「警護隊を排除するべきだ」、「かれらはひどい。英語を話さなかったし、かれらはチンピラじゃないか」と訴えた。

 また、同じく走者を務めた英女性タレントのコニー・ハク(Konnie Huq)さんは、タイムズ(The Times)紙に対し、中国側の警護隊と英警官隊の間で「小競り合い」があったことを明らかにし、「かれらはまるでロボットのようで、『走れ』とか『止まれ』とか怒鳴って命令した。私は『かれらは一体誰なの』と思ったわ」と語った。(c)AFP

http://www.afpbb.com/article/politics/2375973/2814083







「この嘘つきめ」と中国人ら
2008.4.10 10:45
 「この嘘つきめ」「恥を知れ」「お前らの知ったことじゃない」。激しい言葉が、聖火リレーを待ち受けるサンフランシスコの街角を飛び交った。ほとんどがリレーを守る「人間の壁」を作るため大挙して押し寄せた中国人や中国系米国人が、抗議活動を行っていたチベット問題やダルフール問題での支援者に向かって浴びせかけたものだ。(サンフランシスコ 松尾理也)
 米大リーグ、ジャイアンツの本拠地で、聖火リレーの出発地となったAT&Tパークには、この日早朝から続々と貸し切りバスが登場。五星紅旗(中国国旗)を担いだ人々があたりを埋め尽くした。
 関係者によると、サンフランシスコ周辺に住む中国系社会の間で、妨害行動が予想された聖火リレーを“守る”ため、動員が呼びかけられたという。中には、中国本国からこの聖火リレーのためにやってきたと話す参加者も。
 チベット人やその支援者、ダルフール問題での人権団体なども沿道に陣取っていたが、全体の数では圧倒的に中国系が上回り、あたりは赤い旗と中国語に制圧された感があった。
 中国系の参加者は拡声器やドラ、カネを用いて気勢を上げたうえ、リレー反対の人々に対し、次々に「チベットの弾圧や虐殺は全部作り話だ」「歴史を知っているのか」「よそ者が口を出すな」などと食ってかかり、険悪な空気に発展する場面もしばしばみられた。
 チベットに生まれ、北京で大学を卒業した後米国に移り住んだというツェ・リンさん(51)は「中国人にはもちろん五輪開催を喜び、意見を表明する権利があるが、われわれに憎しみを向けるのはおかしい。彼らはチベット人の意見に耳を傾けようとしない」と話した。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/080410/amr0804101042005-n1.htm






欧州の聖火リレーはデモのリレーのようだ… /長野

 欧州の聖火リレーはデモのリレーのようだ。開会式とはいえ、これほど五輪のボイコットが語られるのは多分、1980年のモスクワ以来だろう。この時は前年のソ連軍アフガン侵攻に抗議し米国が参加拒否を訴え、欧州諸国や日本などが応じた。
 3月23日付英タイムス紙は中国政府のチベット政策、ダルフール紛争を抱えるスーダン政府への経済支援、遠くは89年の天安門事件の対応を挙げ、北京五輪をナチス治下のベルリン五輪(36年)と重ねてみせた。欧米のメディア攻勢は熱い。阿片戦争の当事者・英国が人権の説教とは片腹痛かろうが、中国側の反論は影が薄い。
 さて26日の長野市のリレー。デモがあるのが健全なのか。ないのが健全なのか。(龍)
毎日新聞 2008年4月10日 地方版
http://mainichi.jp/area/nagano/note/news/20080410ddlk20070055000c.html







中国製栄養剤でドーピング違反? ギリシャ11選手発覚
2008年04月10日21時50分
 【北京=阿久津篤史】重量挙げのギリシャ代表11選手にドーピング違反が発覚した。「国技」とも呼ばれる人気競技のスキャンダルに、ギリシャ国内は大騒動になっているという。原因は選手に栄養補助食品を提供していた中国の工場のミスだったと報じられ、北京五輪に向けて食の安全やドーピング撲滅を訴えたい中国も大わらわだ。
 中国の国家食品薬品監督管理局は10日記者会見し、上海にこの工場があることを認めて調査を始めたと発表した。外国通信社によると、工場側はギリシャ側に書面で謝罪し、複数の有毒な発がん性物質が偶然に加わったと説明したという。同管理局は「書面は存在するが、報道の内容と完全には一致していない」。違いを報道陣に追及され「まだ調査は初歩段階」と歯切れの悪い受け答えだった。
http://www.asahi.com/sports/update/0410/TKY200804100273.html






聖火リレー「抗議の場」つくり混乱回避 アルゼンチン
2008年04月12日10時37分
 【ブエノスアイレス=石田博士】北京五輪の聖火リレーが11日午後(日本時間12日早朝)、ブエノスアイレスであった。計5700人が警備する中、大きな混乱はなく、ほぼ予定通りに終了した。

 各地で混乱が続く中、中南米で唯一の会場であるブエノスアイレスが採った対策は「抗議の場を与える」だった。リレー開始前、約200人が北京五輪に抗議する「人権聖火」を掲げ、コースのうち約1キロを大統領府前まで行進。参加者は「かつて軍政の弾圧で多数の犠牲を出したアルゼンチンこそ、人権を重視すべきだ」などと訴えた。
 これに対し、「愛国心」を燃やしたのが中国からの移住者たち。「中国は一つ」と連呼し、国旗を振ったり国歌を合唱したりして人権団体に詰め寄った。13年前に移住したという男性(32)は「世界は欧米メディアの言い分ばかり聞き、中国の説明に耳を傾けない」と不満をぶちまけた。
 リレーが始まると、走者を青色ジャージー姿の中国の警備員らが囲み、重装備の警官が乗った小型車両も伴走。そのわきを警察学校の学生が手をつないで走り、押しくらまんじゅうのように沿道の市民を制止した。
 第1走者に予定されていた元サッカー同国代表のマラドーナ氏は姿を現さなかった。滞在先のメキシコにとどまったとみられる。
http://www.asahi.com/international/update/0412/TKY200804120048.html

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