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チベット大蜂起 因果応報

2008年03月16日 | 国際
【産経抄】3月17日
2008.3.17 03:40
 無神論者の共産党員にはピンとこないだろうが、因果応報とはこのことだ。19年前、チベットの漢民族支配に抗議するラマ僧のデモが頻発し、事態収拾のため自治区書記に派遣されたのが、若き日の胡錦濤国家主席だった。
 ▼胡氏は、ラサに戒厳令を敷き、強硬路線を前面に押し出して騒乱を鎮圧した。このときの“功績”が認められて出世の階段をかけあがっていくのだが、北京五輪の大事な年にチベットで大騒乱が起きた。主席として最高の晴れ舞台を目前にはらわたが煮えくりかえっていることだろう。
 ▼現地では外国メディアの取材が厳しく制限され、正確な情報はなお乏しい。だが、中国国営テレビが流した銀行や商店を襲う人々の顔つきだけをみてもチベット人の怒りの激しさがわかる。
 ▼世界の鉄道ファン垂涎(すいぜん)の青海チベット鉄道開通以来、ラサへの観光客は飛躍的に増えた。しかし、もうけているのは漢民族が経営するホテルや土産物屋ばかりだという。漢民族の移住者も増え、日に日に強まる中国支配に人々の忍耐も限界にきたようだ。
 ▼それにしても日ごろ国会の内外で、「人権、ジンケン」と声高に唱えていらっしゃる方々の声がチベット問題では小さいのはどうしたことか。今国会に人権擁護法案の上程を考えておられるセンセイたちは、与野党問わず「チベット人の人権を守れ」と中国大使館に押しかけても不思議ではないのに、そういった話は寡聞にして聞かない。
 ▼そうじゃない、というのなら行動で示してほしいが、ここは一番、親中派の福田康夫首相の出番だ。電話でいいから胡主席に自制を求め、ダライ・ラマ14世とじっくり話し合うよう勧めてはいかがか。これなら日銀総裁のように国会承認も要らないですよ。

http://sankei.jp.msn.com/world/china/080317/chn0803170342002-n1.htm





四川省で抗議デモ続く

・インドに活動拠点を置く非政府組織(NGO)チベット人権民主化センターは19日、中国四川省甘孜チベット族自治州甘孜県で18日午後、市場で「チベット独立」などを訴えて抗議デモを行った数100人の群衆に武装警察部隊が無差別発砲、3人が死亡し、15人が負傷したと発表した。

 米政府系放送局「ラジオ自由アジア」は、この衝突での死者の数は少なくとも2人と伝えた。

 また同ラジオは19日までに、チベット自治区ラサでの暴動を受けて、隣接する新疆ウイグル自治区南部で3人以上の集会が禁じられるなど厳しい軍事管制が敷かれていると報じた。

 同ラジオは亡命ウイグル族グループの話として、管制は今月10日から始まったと指摘。管制に従わないで集まった者は「違法活動を行った」として拘束されているという。中国当局は、軍事管制の実施を否定している。
 http://www.minyu-net.com/newspack/2008031901000292.html




「群衆に装甲車突入」…ラサ住民

 中国政府は暴動が発生したチベット自治区入りを事実上制限しており、暴動の詳細は明らかでない。ラサ在住者に電話して聞いた。
 チベット族男性によると、ラサ中心部では15日現在、周辺を公安や武装警察などが封鎖。公安の車両が巡回し、交差点などには銃を持った武装警察官が立っており、外出できない状況という。また、日本人男性によると、ジョカン寺(大昭寺)周辺の八角街にはバリケードが築かれ、周囲を封鎖。14日よりも封鎖区域は拡大された。
 チベット族男性によると、14日の暴動のきっかけとなったのは、当局の警備車両が群衆の中に突っ込んだことだったという。

 男性の同僚は同日午後3時ごろ、ジョカン寺の西にある金谷ホテル近くに展開していた装甲車4台のうち、緑色の1台が群衆に突っ込み、市民が次々に倒れるのを目撃。軍のトラックが倒れていた100人以上を収容して、どこかへ搬送して行った。この後、怒ったチベット族たちが漢族の店などに焼き打ちをかける騒ぎに発展したという。

(2008年3月16日03時37分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080316-OYT1T00024.htm





「目撃」邦人学生、生々しく語るチベット暴動

 中国チベット自治区ラサで起きた大規模暴動の現場に居合わせ、16日に四川省成都の空港に戻った日本人旅行者が、読売新聞に対し、チベット族が漢族に抱く不満がむき出しになった暴動の生々しい様子を語った。(中国総局)
          ◇
 「激高したチベット族が漢族を襲うのを間近に見て、自分も襲撃されるのではないかと身震いした」。横浜市在住の大学生の男性(23)は、暴動が起きた14日の様子をこう振り返った。
 大学生によると、暴動が起きたのは同日午後2時ごろ。高山病のため、病院で酸素を吸った帰り道、旧市街地を歩いていると、通り沿いの商店が突然次々とシャッターを下ろし始めた。通りの先にはチベット族のデモ隊が見えた。
 「危ないから、早く逃げて」。チベット族の女性が叫んだため、近くの宿泊施設に飛び込んだ。間もなく警官による発砲音が散発的に聞こえ、ゴムが焼けるようなにおいが宿泊施設内にも入ってきた。
 約3時間後、500メートルほど離れた宿に戻るため外に出た。通りには黒こげになった自転車が転がり、警察車両が横転。チベット族が漢族経営の商店を襲撃していた。
 チベット族はコンクリート塊やナイフを手に宝飾店や衣料品店などのシャッターをたたき壊して乱入、物品を略奪していた。商品や看板、店に掲げてあった五星紅旗などに火を放ち、殺気だった雰囲気だった。「こちらが漢族かを見定めようとするチベット族の視線が怖かった。漢族に抱く根深い民族感情を感じた」
 別の男性旅行者(24)は、バイクで走る漢族にチベット族が石を投げて倒し、5~6人が石で何度も殴りつける光景を目撃した。
 チベット自治区には、2006年7月にラサと青海省西寧を結ぶ青蔵鉄道が開通し、空前の観光ブームが訪れた。経済的な恩恵は、漢族に比べてチベット族には薄く、不満も高まっていたとされる。
 この旅行者によると、14日夜になると装甲車など治安部隊が展開。深夜にはデモ隊の主力がいる通りに向かい、明け方まで激しい銃撃音が聞こえたという。
 大学生らは15日夕、韓国大使館が韓国人救出のため警察当局に依頼して手配した警察車両に同乗して市街地を脱出。ラサ空港近くのホテルで1泊し、16日の便で成都に戻った。
(2008年3月17日03時06分??読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080316-OYT1T00576.htm






町村信孝官房長官「双方、自制を」中国政府に異例の要請
2008.3.15 20:11
 町村信孝官房長官は15日夜、チベット暴動をめぐり「かねてよりチベットの人権問題には関心を持っていた」とした上で、「基本的には中国の国内問題とはいうものの、双方が自制して混乱が拡大しないことを望みたい」と述べ、チベット側とともに、中国政府の対応に懸念を表明した。都内で記者団に述べた。政府高官がチベット問題で中国側に自制を求める発言をするのは異例。
 また同日夜、児玉和夫外務報道官は「わが国は、中国チベット自治区ラサ市において、市民と当局の衝突により死傷者が出ている現在の状況につき、懸念し注視している。関係者の冷静な対応を求め、今回の事態が早期に、平和裏に沈静化することを強く期待する」とする談話を発表した。
 日本政府は従来から「チベットの地位をめぐる問題は中国の内政問題だ」(平成15年4月、日中外相会談での川口順子外相=当時)と、中国政府の主張を支持する立場をとって批判されてきた。チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世が昨年11月に来日した際は「宗教活動」として入国を認めたが公式には接触せず、昨年12月の日中首脳会談でも、チベットの人権問題が話題に上ることもなかった。
 ただ最近は東シナ海のガス田開発や、中国製ギョーザ中毒事件での中国側の対応に対する不満が国内で出ていることもあり、異例の「自制要請」となったようだ。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080315/plc0803152011003-n1.htm



台湾当局も非難

 台湾行政院(内閣)で対中政策を主管する大陸委員会は15日、中国政府がチベット自治区ラサの暴動沈静化のため「武力弾圧」を行ったと非難した上で「1989年の天安門事件後も中国のやり方は変わっておらず、平和的な方法で両岸(中台)問題を解決できないことを台湾人民に認識させた」と批判する声明を発表した。(共同)
2008.3.15 22:26
http://sankei.jp.msn.com/world/china/080315/chn0803152225018-n1.htm







中国、日本人観光客にも口止め・脅し? チベット問題
2008/3/19
中国チベット自治区・ラサに端を発した中国政府への激しい抗議行動は、燎原の火のように周辺に広がり、3月18日には甘粛省でデモに参加した19人が中国武装警察に射殺されたのと情報も。

『とくダネ!』では、笠井信輔アナが「北京五輪ボイコットの動きも活発になっています」と報じた。

まずは、18日閉幕した全国人民代表大会後に温家宝首相が記者会見し、「ダライ(・ラマ14世)が『独立は求めない』との表明は偽り。ダライ一派が組織的かつ念入りに企てた策動だ」と厳しい口調で批判した。

これに対しダライ・ラマもチベット亡命政府のあるインド北部のダラムサラで会見し、脅しともとれる次のような発言を。

「われわれの策動というならここへきて調べたらいい。運動は我々の掌握できる範囲を超えている。制御できなくなれば、残された選択肢は(亡命政府の元首の地位を)辞任することだ」

報道によると、ダライ・ラマは、これまで対話を通じ「高度な自治」を獲得する路線を模索してきた。が、これに不満の若い世代が独立を求め過激化しているという。今回のダライ・ラマの発言は、辞任すれば、『過激な活動に歯止めがなくなるゾ!』とも取れる。

一方、北京五輪ボイコットの動きも確かに活発になっている。フランス外相が「五輪ボイコットを検討すべきだ」と発言しているほか、親中国のはずの台湾総統選の国民党候補、馬英九氏が、「(当選した場合は)弾圧がつづけば北京五輪ボイコットも排除しない」という声明を発表した。

脅しといえば、チベットから帰国した日本人ツアー客へのインタビューを聞いてオヤ!と感じた。

番組では、どこかの空港についた日本人ツアーの女性客にインタビューを試みたが、「中国当局から話すなと言われています。自分たちの身を守るために話せません」と一蹴された。

他局の報道番組でも成田空港に到着したツアーの男性客にインタビューしたが同様のコメント。

中国の報道統制で外国のジャーナリストは現在、チベットに入れない。唯一"真相"の一端を知るツアー客が、日本に帰国してまで自分の目で見た事実を語れないというのは解せない。中国政府の脅しがそれほど怖いのか。

http://www.j-cast.com/tv/2008/03/19018002.html





チベット支援団体に電話やメールの嫌がらせ
2008年03月19日 21:18 発信地:北京/中国
2008年3月18日、インドの首都ニューデリー(New Delhi)での反中国デモでスローガンを叫ぶ亡命チベット人たち。(c)AFP/RAVEENDRAN
【3月19日 AFP】チベット(Tibet)人を支援する各国の人権団体は19日、発信者不明の大量の電話やウイルス感染した電子メールによる活動妨害を受けたことを明らかにした。これらの団体は、反中国暴動により中国当局の厳重な取り締まりの下に置かれているチベットの現状を知るために、現地および周辺地域の人々と連絡を取ろうとしていた。

■携帯電話に中国語なまりの電話

 ロンドン(London)に本部を置く人権団体「フリー・チベット・キャンペーン(Free Tibet Campaign)」のMatt Whitticase氏のもとには、18日の午前4時から7時まで、携帯電話と勤務先の電話に何者からか2分おきに電話がかかってきた。

 Whitticase氏は、誰がかけてきたのか分からないとしながらも、いずれも英国の携帯電話の番号で、声には中国語なまりがあったと話している。

「電話の内容は、粗雑で口汚い表現を使った極めて反チベット的な性格のものだった。中国で列車の車内や公共の場所で耳にしていた中国の愛国的な音楽のような音が聞こえた」と同氏。仕事も電話もできないようにするのが狙いとみられる。

■コンピューター・ウイルス送りつける例も

 ニューヨーク(New York)に本部を置く学生組織「Students for a Free Tibet」幹部のLhadon Tethong氏のところにも同じような電話があった。相手は中国語で罵倒してきたという。さらに、電子メールでコンピューター・ウイルスが送られてきた。

「ウイルス攻撃を受けている。まったく恥知らずなことに(送信者は)チベット自治区で助けを必要としている人々を称している。電子メールは、功名に書かれた感情の込もった表現で、画像を開くよう求めている」とTethong氏はAFPに語った。

 さらに別の団体でも、数日前からウイルス攻撃を受け、コンピューターのセキュリティーが侵害されているとAFPに伝えた。

■AFPにもウイルス攻撃

 AFPも18日、電子メールによるウイルス攻撃を受けた。送信者はデンマーク在住と称する人物で、メールには中国軍に撃たれたチベット人の画像だというファイルが添付されていたが、開くとウイルス警告が現れた。

 妨害を受けたいずれの団体も、過去数日間のチベットでの反中国デモで発生した暴力行為に関する目撃証言を求めて、チベットや周辺地域の人々と連絡を取ろうとしていた。

 中国では、ジャーナリスト、人権団体、活動家は、デモ発生が伝えられる地域への立ち入りをほぼ全面的に禁じられている。(c)AFP
http://www.afpbb.com/article/politics/2366968/2752321






状況悪化なら胡主席来日歓迎できず 超党派チベット議連
3月19日19時33分配信?産経新聞
 超党派の「チベット問題を考える議員連盟」(代表・枝野幸男民主党元政調会長)は19日、国会内で総会を開き、チベット騒乱への中国政府の鎮圧行動を「五輪開催国にふさわしく、武力の行使や人権侵害を行わないよう自制を求める」と非難する声明を発表した。

 声明は「報道の自由がない中で、中国政府による一方的なプロパガンダや弾圧がなされている疑義を持たざるを得ない状況が悪化するなら、胡錦濤国家主席の訪日を到底歓迎できない状況になりかねない」としている。

 民主党の鳩山由紀夫幹事長や自民党の馳浩副幹事長、社民党の阿部知子政審会長ら衆参議員27人が出席した。枝野氏は「弾圧している疑いのある国の元首を歓迎していいのか。政府は踏み込んだ対応をとれ」と強調。出席者から「胡主席自身が昔、チベットを弾圧した。人権を顧みない中国は問題だ」(玉沢徳一郎元防衛庁長官)「調査団派遣を求めている欧州連合(EU)議会と連動しよう」(藤田幸久民主党参院議員)などの意見が出た。

 チベット問題では、昨年11月に鳩山氏ら同議連メンバーが訪日中のチベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世と会談し、中国側から抗議を受けた。平成13年には、中国側が同議連メンバーに「活動をやめないと所属政党の幹部が訪中しても、中国要人に会えなくなる」と圧力を加えたことが明らかになっており、今後の中国側の反応も注目される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080319-00000931-san-pol






「コソボを国家承認 閣議決定」

政府は18日の閣議で、旧ユーゴスラビアのセルビアから独立を宣言したコソボ自治州に ついて、国家として承認することを決めました。

政府は、先月17日にコソボ自治州がセルビアから独立を宣言したことを受けて、 コソボを国家として承認するかどうか検討を進めてきました。その結果、コソボが 国際社会の監督の下で国家運営を行う意思を明確にしており、国家としての要件を 満たしているとして、18日の閣議で、国家として承認することを決めました。 これについて、高村外務大臣は記者団に対し、「コソボの独立が長期的な地域の安定に貢献することを期待している。一方、セルビアは日本の伝統的な友好国であり、今後もセルビアとの友好関係が続くことを期待している」と述べました。

 (3月18日 10時56分)
http://www3.nhk.or.jp/news/2008/03/18/k20080318000074.html





セルビア:日本のコソボ国家承認に抗議 大使を召還

 【ベルリン小谷守彦】セルビア政府は18日、コソボを国家承認した日本政府に抗議文書を送ったことを明らかにした。セルビア外務省の声明によるとイェレミッチ外相は同日、対応を協議するためムルキッチ駐日大使に48時間以内のセルビアへの帰国を命じた。
毎日新聞 2008年3月19日 10時48分
http://mainichi.jp/select/world/news/20080319k0000e030029000c.html






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