クローズアップ2008:改正国籍法 懸念・希望、なお交錯
結婚していない日本人父と外国人母の間に生まれた子供も父の認知があれば日本国籍が取得できる改正国籍法が5日の参院本会議で成立したことで、日本国籍を求めてきた母子たちに「やっと日本人と認められる」との喜びが広がった。しかし、日本人男性がうその認知をする「偽装認知」の懸念が早くも国内外にも起きている。罪のない子供が法改正による新たな犯罪に巻き込まれないよう、法務当局には厳格な運用が求められている。
◇認知で広がる子供の夢
改正のきっかけになったのは、未婚の日本人父とフィリピン人母の間に生まれた子供10人が日本国籍を求めた訴訟で、最高裁大法廷が今年6月、「婚姻を要件と定めた規定は差別」と判断し、国籍を認めたことだった。
訴訟の原告の一人で、東海地方に住む小学5年の真美さん(11)は、最高裁判決後に日本国籍を得た。それまで、名前は外国人登録証にあるアルファベットの名前を片仮名読みした「マサミ」と表現されることが多かった。今、空手を習いながら、日本国籍でないと就職できない警察官を夢見ている。
88年、フィリピン人の母ロサーナさん(44)は興行で来日。日本人男性と仕事を通じて知り合い、女の子を出産した。男性と結婚はできなかったが、1年後に認知を得た。
真美さんは小学2年の時、自身が日本国籍ではないことを知った。妹の小学1年、直美さん(7)は、生まれる前に男性から認知を受けたため、日本国籍だ。同じ血を分けた姉妹ながら、国籍が異なる結果を生んだ。ロサーナさんは「私のために、子供につらい思いをさせてきた」と話す。
法務省によると、日本国籍がなければ戸籍を作ることができず、外国籍なら外国人登録証を持つ。国政選挙の選挙権・被選挙権が得られないほか、警察官など一部の公務職にも就けない。弁護団の近藤博徳弁護士は「社会保障はある程度受けられるようになったが、国籍がなければ国民の権利はない」と指摘する。【石川淳一】
◇偽装ブローカー助長も
フィリピンには、日本人男性とフィリピン人女性の間に生まれながら、父親の養育拒否などで貧しい暮らしを余儀なくされている子供が数万人いるといわれる。「新日系人」と呼ばれるこのような子供の身元確認などを支援するため、2006年、現地在住日本人らが支援団体「新日系人ネットワーク(SNN)」(本部セブ島)を設立した。
セブ島在住の岡昭理事長(81)は、改正国籍法の成立を「大きな前進」と評価する。同ネットワークに登録する新日系人は約800人。うち半分は両親の結婚記録がないか不完全な記録しかない子供たちだからだ。
しかし、岡理事長は法悪用を狙う悪徳ブローカーが早くも動き出したのではないかと憂慮している。「地元テレビに『日本人の父親を捜している人はいませんか』というテロップが流れるのを見た。誰がどんな目的で流しているのか分からない」
経済不振が続くフィリピンでは高い教育やコネがなければまともな職にありつくことはできない。子供を抱えた母親たちは何とか日本に入国し働く機会を得ようと必死だ。子供の日本国籍取得さえかなえば、母親も日本滞在ビザ取得が容易になる。岡理事長は「政府認定の支援団体が直接、母子の話を聞いたうえで認知手続きを進めるなどの配慮が不可欠だ」と、日本のきめ細やかな対応に期待している。【大澤文護】
◇確認強化、通達で対応
国会審議でも「偽装認知」の懸念から、参院本会議の採決直前まで修正を模索する動きが出るなど揺れ続け、新党日本の田中康夫代表と国民新党の4議員など計9人が反対に回った。
「DNA鑑定制度導入と父親の扶養義務がなければ、偽装認知を奨励することになる」
田中氏は修正提案に必要な10人を集めるのに奔走したが、民主党執行部の締め付けで実現しなかった。
自民党内にも「欧米に比べて日本は非嫡出子が少なく、判決が前提とする大きな社会変化は認められない」との考えは根強く、3人が採決を棄権した。ただ、衆院解散含みの政局だったこともあり、自民、民主両党が11月12日には成立で合意。慎重論が台頭したのも同月18日の衆院通過の直前で、こうした動きは、大きなうねりにはならなかった。
しかし、こうした懸念を受け、参院法務委員会は認知した父への聞き取りや父と子が一緒に写った写真の提出、父母の出入国記録の調査などを求める付帯決議をし、法務省は通達などで対応することになった。【山田夢留、小山由宇】
==============
■ことば
◇偽装結婚と偽装認知
警察庁に報告があった、日本人と外国人による偽装結婚の検挙件数は過去5年で173件。女性が日本で働くために無関係な男性と婚姻届を出した例が多い。「偽装認知」は少なく3件。07年8月、新潟県内でうその出生届を市役所に出したペルー人女と無職男が逮捕されたケースなどがある。
毎日新聞 2008年12月6日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20081206ddm003010134000c.html
【国籍法改正】 民主・安住氏 「右寄りの一部の人が多数を装い、異容で組織的な抗議行動…ネット社会の負がまざまざと」★4
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1228496912/-100
安住淳が斬る! 「国籍法改正」
「国籍法改正」
2008年12月05日(Fri)
安住淳が斬る
国籍法の改正というのが、本日ようやく成立した。 この法律は、日本人
男性とフィリピン女性との間に生まれた子供達の日本国籍の取得について、
最高裁判決をうけて、改正されたものだ。 内容は、これまで国籍取得には、
父母の婚姻を必要としていたが、この要件を満たさなくても国籍を取れるよ
うにするものだ。 これは、日本人の父がフィリピン人など外国人に生ませた
子供が日本国籍を取れないまま就学などに大きな影響が出ていて、実態と
しては放置できないと最高裁が判決を下し、立法府がその意向をうけて改
正を行った。 ところが、この改正が、地味だが大きな問題となった。
それは、こうした外国人との間に生まれた子供の認知を安易にやれば日
本の社会秩序がおかしくなるという主張だ。 特に右系の人たちの組織的
な反対運動が起きた。この運動は凄まじく各議員の事務所にファックスが連
日山積みになるほど寄せられた。 またネット上でも反対運動が起き、連日
数百ものメールが寄せられた。 まさに意図的、組織的な運動だった。
これに呼応して自民党や野党の一部の議員も改正案の反対にまわり参議
院での採決が長引いてしまった。 確かに虚偽の認知の防止をどうするかな
ど、まだまだ完璧ではないかもしれない。 しかし、この世に生まれた子供達
には、親たちの身勝手な行動による不利益を背負わせるわけにはいかない
と私は思っている。 それに最高裁での判決が出ているのに立法の不作為
は許されないのだ。
実は何よりもこの問題で私が心配したのは、前記したネットやファックスで
の抗議行動である。 一部の人が多数を装って異容な抗議行動をやる。
今回はネット社会の負の部分をまざまざと見た思いだった。 こうしたことで
法案の審議や議員の自由な政治活動に支障があっては、国会がおかしくな
る。とにもかくにも、各議員ともその抗議の凄さに驚きを隠せなかった一週間
だった。
http://junazumi.blog70.fc2.com/blog-entry-44.html
【国籍法改正】 "某議員は被害届提出" すぐ可決するはずだったのに…ネットで扇動、妨害工作か。歴史修正主義者に加え市民派議員も反対
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1228575544/l50
「父子写真提出」を付帯決議、国籍法改正案成立へ
参院法務委員会は3日の理事懇談会で、日本人と外国人の間に生まれた子供の国籍取得要件から父母の婚姻を外すことなどを内容とした国籍法改正案を4日の委員会で採決することを決めた。
採決に当たって、虚偽認知の防止策を盛り込んだ付帯決議を行うことも決めた。同改正案は与党と民主党などの賛成により、5日の参院本会議で可決、成立する見通しだ。
付帯決議には、〈1〉国籍取得の届け出に疑義がある場合、父親と子供が一緒に写った写真の提出をできる限り求める〈2〉施行状況を半年ごとに国会に報告し、科学的な確認方法の導入を検討する??ことなどを盛り込む。
国民新党は3日、参院で統一会派を組む民主党に対し、「DNA鑑定などを義務づけなければ偽装認知が起きる危険性がある」として法案の修正を提案したが、民主党は受け入れなかった。国民新党は採決で反対する方針だ。
(2008年12月3日22時25分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20081203-OYT1T00673.htm
国籍法改正案 採択 参議院 法務委員会 2008-12-04
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5446070
「音声とめて!」 民主党、千葉景子が国籍法をゴリ押し (2分過ぎ)
http://jp.youtube.com/watch?v=DebpqpFsdsQ
議長 「別にご意見も無いようですから…」
丸山、手を上げる
議長 「どうぞ」
丸山 「(聞き取れない)ありますけど、とりわけ、法の主旨がですね・・・」
千葉が止める。丸山の横の議員も丸山を止める。
議長 「速記、止めてください」
丸山 「終始徹底されるように付帯決議・・・」
ここで音声が止まる。
音声復帰。
議長 「別にご意見が無いようですから採決に…」
何か声があがる
議長 「いや、別にご意見が無いようですから、これより、ただちに採決に入ります」
議長 「国籍法を改正する案に賛成の方は、挙手をお願いします」
ほとんどが挙手するも、一部挙手せず。
議長 「全会一致と認めます」
参議院法務委員会(12月4日)の様子
http://jp.youtube.com/watch?v=y_jAWLAADaE
http://jp.youtube.com/watch?v=Bmj49mrqEV8
澤 雄二(法務委員長): 別にご意見も無い様ですから
丸山議員(自民): (挙手して) 丸山ですが
千葉景子議員(民主): (横から) ちょっと
丸山議員(自民): 法の趣旨ですが (と言いかける)
千葉景子議員(民主): 座れ! (と遮(さえぎ)る)
自民以外の議員: 理事会で決まってるんでしょ
民主党議員: なにしてるんだ、自民党は
千葉景子議員(民主): 座れ!
澤 雄二(法務委員長): 速記とめてください
丸山議員(自民): 周知徹底される様な付帯決議のですね (と言いかける)
自民党以外の議員: 自民党どうするんですか? 国対委員長!
千葉景子議員(民主): もう帰れ!
自民党以外の議員: 理事会で決まってるでしょう
自民党以外の議員: 国対委員長!
澤 雄二(法務委員長): 申し訳ございません
自民党以外の議員: しっかりしてくださいよ委員長
澤雄二(沢ゆうじ)
・元フジテレビ社員。
・高校在学時に創価学会の学生部門「鳳雛会・鳳雛グループ」で池田大作の薫陶を受ける。
千葉景子
・元社会党。
・戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案を福島瑞穂らと一緒に提案。
・「在日韓国人政治犯釈放の要望書」に署名。
・朝鮮半島問題研究会顧問。
・在日韓国人をはじめとする永住外国人住民の法的地位向上を推進する議員連盟呼びかけ人。
51 :名無しの笛の踊り:2008/11/25(火) 17:03:04 ID:apXBvWTC
先週NHK-BSで放送してたアジア関連ニュースや、チャンネル桜の討論会によると、
フィリピーナだけですでに数万人がスタンバってるらしい。ガチで。
仮にそのうち1万人が生活保護と養育費を受給したら、1年で240億円(1人20万円/月X12ヶ月X1万人)、
50年で1兆2千億円が食い潰される。もちろん全部俺ら日本人の税金。
中国からは十万人単位で押し寄せてくるだろうから・・・・(( ;゜Д゜)))ガクブル
つーか、すでに第一陣が入国してるし orz....
日比混血児と母親にビザ 27人が集団来日
日本人とフィリピン人の間に生まれた子供とその母親計二十七人が十三日、日本で暮らすためのビザを手に日本を訪れた。日本国籍を持たないフィリピン在住の母子に日本での就学や就労、養育が認められるのは極めて異例で、国籍法を違憲とした今年六月の最高裁判決が後押しした。
母子を支援する「新日系人ネットワーク」が送り出した。子供は七-二十歳の十三人で、六人は父親から認知されているものの日本国籍はない。しかし、両親が未婚で生後認知を受けただけでは日本国籍を取得できないとする国籍法を違憲とする最高裁判断が出たことで、政府も柔軟な対応に転じた。
こうした母子はフィリピン国内で貧しい暮らしをしているケースが多く、同ネットワークは今後も就学、就労先を見つけて日本へ送り出していく計画。
ある母親(37)は出発前「フィリピンでは仕事や生活環境に困難があり、日本で子供の新しい 未来が開かれることを期待している」と話していた。母親たちは各地の工場や介護施設などで働く予定。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008101402000035.html
921 名前:名無しさん@九周年[sage] 投稿日:2008/12/04(木) 12:59:21 ID:RyEXyAJc0
これから日本人になる方へ
まずは、国籍法改正おめでとうございます。
国籍を一度取得すれば、剥奪されることはありませんのであとは権利を主張しまくりましょう。
まずは、生活保護の申請です。
日本は単純労働者を求めているようですが、働く必要は全くありません。
働いても、安くこき使われるだけですからやめましょう。
単身世帯の場合は最大で137,400円がでます。住居も格安で探せますので
水道光熱費や食費を除いても手元に数万円は残ります。
また、ご家族の方も安心です。
夫婦と子供一人の場合は、約24万円が支給され税金もかかりませんので十分生活できます。
また少し贅沢がしたい場合は、働いてもいいでしょう。給与明細等がでない仕事は
腐るほどあります。
自分の経験を活かし、国籍取得の商売をするのもいいでしょう。
罰則規定はありますが、面接のみであとから調査はしないので絶対にばれません。
公務員はめんどくさいことが嫌なので、書類が基準に達してさえあれば
その書類に嘘がかかれていても調査はしません。
生活保護の申請方法はいたって簡単です。
言葉が不自由なことと日本語の読み書きができず、就職が難しいことを伝えれば簡単に
申請が通ります。逆に元から居る日本人はその手が使えず申請は通りにくいので
日本人が使えない分、在日の方や日本人になりたての方が有効に使いましょう。
また担当者がゴネた場合は人権擁護団体や左翼政治家に相談すれば心強い味方になってくれます。
声を大にして差別や人権を訴えれば、日本ではいくらでも金になります。
世界一平和で、世界一愚かな国へようこそ!!
お疲れ様でした。(^-^;)
福祉大国ドイツのとんでもない話
http://jp.youtube.com/watch?v=Eif6CPX88dY
国籍法改正案審議入り 不正認知横行の懸念も
改正国籍法が成立、父親認知で未婚の子に日本籍
日本人と外国人の間に生まれた子どもの国籍取得要件から父母の婚姻を外すことを柱とする改正国籍法が、5日午前の参院本会議で、与党や民主党などの賛成多数で可決、成立した。
父親の認知があれば、外国籍の子どもが日本国籍を得られる道が開かれた。
採決では国民新党や新党日本の田中康夫代表など9人が反対し、自民党の有村治子、衛藤晟一両氏、同党出身の山東副議長(無所属)の3人が棄権した。
これまで国籍法は国籍の取得に出生時に父母が結婚していることを要件としており、未婚の日本人男性と外国人女性の間に子どもができた場合については、出生前に父親が認知すれば日本国籍の取得を認めている。改正により父母の結婚の有無にかかわらず、父親が認知すれば日本国籍が得られることになり、出生後に父親が認知した場合でも国籍取得が認められる。
ただ、外国に住む女性は子どもの国籍取得によって自らも在留資格を得られやすくなることから外国人女性が、父親とは別の日本人男性に虚偽の認知を依頼する偽装認知が増加する懸念がある。このため虚偽の届け出には、1年以下の懲役か20万円以下の罰金を科すことも盛り込まれた。
参院法務委員会は法案可決に際し、偽装認知防止策として、〈1〉施行状況を半年ごとに国会に報告する〈2〉DNA鑑定導入の必要性を検討するーーことなどを求める付帯決議が行われた。
改正法は、母親が外国人で、日本人の父親から生後認知された子どもに国籍を認めない国籍法を違憲とした6月の最高裁判決を受けたもの。
(2008年12月5日13時50分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20081205-OYT1T00394.htm
投票結果
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/vote/170/170-1205-v002.htm
http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid590.html#sequel
改正国籍法採決棄権の衛藤氏ら処分も
自民党の山崎正昭参院幹事長は5日の記者会見で、改正国籍法の参院本会議採決で棄権した衛藤晟一参院政審会長代理と有村治子氏について、処分も含め対応を検討する考えを示した。山崎氏は「採決に加わり、党の主張を示すよう事前に申し合わせている」と指摘した上で、「本人から近く事情を聴いた上で対応を決めたい」と述べた。(共同)
nikkansports.com[2008年12月5日17時26分]
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20081205-437028.html
自民党 参議院議員 ありむら治子 ホームページ
12月5日 国籍法改正案について
さきほど終了した参議院本会議において、「国籍法の一部を改正する法律案」についての議決が行われました。私は議場に身を置き、棄権という意思表示をしました。通信社、新聞等の取材依頼が複数あり、ネットニュース速報等では早くも私の投票行動について報道されていますが、ねじれ国会にあって、この件を政治的パフォーマンスにする意図は全くありませんので、私を信じ、応援して下さっている全国の皆様に向け、このHPを通じ、自らの考えるところを心してご報告いたします。
この法律案は、日本人男性と外国人の女性との間に生まれた子供が日本国籍を取得する際、「父母の結婚」を付与条件から削除したもので、これにより、日本人男性の認知さえあれば、婚姻状態になくても、その子供に日本国籍を付与することが可能となります。
改正案の最大の懸念は、偽装認知による国籍付与の過ちを防ぐ手立てが十分でないと思われる点です。国籍の重さに鑑み、私はこの改正案にいまだ懐疑的であり、議場においては賛成しかねるという意思表示をしました。政治家としての信念と、与党議会人としての務めにおいて、熟慮した結果の判断です。
「日本国籍」という国籍が持つ信用力は、国際社会においても大変尊ばれており、日本国籍を不法に取得するための犯罪行為は後をたたず、闇社会において日本国籍が高値で取引されている実態はたびたび報道されているとおりです。誰を国家の構成員とするかということは、(国民が国民自身で国のあり方を決定する)主権にかかわる根幹的な問題です。
そもそも婚姻外において、日本国籍を持たない女性との間に子をもうけ、結婚をして家庭を築く(=責任をとる)ことなく、結果として生まれた子の扶養義務を負わずとも「認知だけすればよい」というのは、母子が直面するであろう筆舌に尽くしがたい孤独や社会的苦境を思えば、「極めて身勝手な行為」だとの認識を持ちます。罪のない子供にしわ寄せがいってしまう、大人の「身勝手な行為」こそ、倫理的にも社会的責任としても自制を求められるべきことであるはずです。
この法律改正の契機となった最高裁判決の事例においても、父親とされた日本人男性は所在不明とされており、自らの行為に対して全く責任を負っていません。男女間の問題に付随する顛末を国家に押し付けた格好になっています。国家に対しても、母子に対しても不公正であり、不誠実です。社会の公正を信じ日本の良識をかけて、家族を愛し責任をもって家族を守るという人の道・生き方を求めたいと思います。
「国籍」の持つ意義や、国籍を付与することの要件について、今後とも、世論をなす納税者・有権者である国民の皆さまとともに向き合い、国家の安寧と国民の幸せを守る立法のあり方について、謹んで考えていきたいと思います。
多くの激励、情報をお寄せいただきました全国の皆様、本当にありがとうございました。感謝
12月5日 ありむら治子 拝
http://www.arimura.tv/activity/20081205.html
フィリピン人婚約者の身元調査と実態調査
- 騙される日本人 -
恐ろしいほどの重婚の現状
http://www5b.biglobe.ne.jp/~v-o-t/philippin1.htm
結婚していない日本人父と外国人母の間に生まれた子供も父の認知があれば日本国籍が取得できる改正国籍法が5日の参院本会議で成立したことで、日本国籍を求めてきた母子たちに「やっと日本人と認められる」との喜びが広がった。しかし、日本人男性がうその認知をする「偽装認知」の懸念が早くも国内外にも起きている。罪のない子供が法改正による新たな犯罪に巻き込まれないよう、法務当局には厳格な運用が求められている。
◇認知で広がる子供の夢
改正のきっかけになったのは、未婚の日本人父とフィリピン人母の間に生まれた子供10人が日本国籍を求めた訴訟で、最高裁大法廷が今年6月、「婚姻を要件と定めた規定は差別」と判断し、国籍を認めたことだった。
訴訟の原告の一人で、東海地方に住む小学5年の真美さん(11)は、最高裁判決後に日本国籍を得た。それまで、名前は外国人登録証にあるアルファベットの名前を片仮名読みした「マサミ」と表現されることが多かった。今、空手を習いながら、日本国籍でないと就職できない警察官を夢見ている。
88年、フィリピン人の母ロサーナさん(44)は興行で来日。日本人男性と仕事を通じて知り合い、女の子を出産した。男性と結婚はできなかったが、1年後に認知を得た。
真美さんは小学2年の時、自身が日本国籍ではないことを知った。妹の小学1年、直美さん(7)は、生まれる前に男性から認知を受けたため、日本国籍だ。同じ血を分けた姉妹ながら、国籍が異なる結果を生んだ。ロサーナさんは「私のために、子供につらい思いをさせてきた」と話す。
法務省によると、日本国籍がなければ戸籍を作ることができず、外国籍なら外国人登録証を持つ。国政選挙の選挙権・被選挙権が得られないほか、警察官など一部の公務職にも就けない。弁護団の近藤博徳弁護士は「社会保障はある程度受けられるようになったが、国籍がなければ国民の権利はない」と指摘する。【石川淳一】
◇偽装ブローカー助長も
フィリピンには、日本人男性とフィリピン人女性の間に生まれながら、父親の養育拒否などで貧しい暮らしを余儀なくされている子供が数万人いるといわれる。「新日系人」と呼ばれるこのような子供の身元確認などを支援するため、2006年、現地在住日本人らが支援団体「新日系人ネットワーク(SNN)」(本部セブ島)を設立した。
セブ島在住の岡昭理事長(81)は、改正国籍法の成立を「大きな前進」と評価する。同ネットワークに登録する新日系人は約800人。うち半分は両親の結婚記録がないか不完全な記録しかない子供たちだからだ。
しかし、岡理事長は法悪用を狙う悪徳ブローカーが早くも動き出したのではないかと憂慮している。「地元テレビに『日本人の父親を捜している人はいませんか』というテロップが流れるのを見た。誰がどんな目的で流しているのか分からない」
経済不振が続くフィリピンでは高い教育やコネがなければまともな職にありつくことはできない。子供を抱えた母親たちは何とか日本に入国し働く機会を得ようと必死だ。子供の日本国籍取得さえかなえば、母親も日本滞在ビザ取得が容易になる。岡理事長は「政府認定の支援団体が直接、母子の話を聞いたうえで認知手続きを進めるなどの配慮が不可欠だ」と、日本のきめ細やかな対応に期待している。【大澤文護】
◇確認強化、通達で対応
国会審議でも「偽装認知」の懸念から、参院本会議の採決直前まで修正を模索する動きが出るなど揺れ続け、新党日本の田中康夫代表と国民新党の4議員など計9人が反対に回った。
「DNA鑑定制度導入と父親の扶養義務がなければ、偽装認知を奨励することになる」
田中氏は修正提案に必要な10人を集めるのに奔走したが、民主党執行部の締め付けで実現しなかった。
自民党内にも「欧米に比べて日本は非嫡出子が少なく、判決が前提とする大きな社会変化は認められない」との考えは根強く、3人が採決を棄権した。ただ、衆院解散含みの政局だったこともあり、自民、民主両党が11月12日には成立で合意。慎重論が台頭したのも同月18日の衆院通過の直前で、こうした動きは、大きなうねりにはならなかった。
しかし、こうした懸念を受け、参院法務委員会は認知した父への聞き取りや父と子が一緒に写った写真の提出、父母の出入国記録の調査などを求める付帯決議をし、法務省は通達などで対応することになった。【山田夢留、小山由宇】
==============
■ことば
◇偽装結婚と偽装認知
警察庁に報告があった、日本人と外国人による偽装結婚の検挙件数は過去5年で173件。女性が日本で働くために無関係な男性と婚姻届を出した例が多い。「偽装認知」は少なく3件。07年8月、新潟県内でうその出生届を市役所に出したペルー人女と無職男が逮捕されたケースなどがある。
毎日新聞 2008年12月6日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20081206ddm003010134000c.html
【国籍法改正】 民主・安住氏 「右寄りの一部の人が多数を装い、異容で組織的な抗議行動…ネット社会の負がまざまざと」★4
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1228496912/-100
安住淳が斬る! 「国籍法改正」
「国籍法改正」
2008年12月05日(Fri)
安住淳が斬る
国籍法の改正というのが、本日ようやく成立した。 この法律は、日本人
男性とフィリピン女性との間に生まれた子供達の日本国籍の取得について、
最高裁判決をうけて、改正されたものだ。 内容は、これまで国籍取得には、
父母の婚姻を必要としていたが、この要件を満たさなくても国籍を取れるよ
うにするものだ。 これは、日本人の父がフィリピン人など外国人に生ませた
子供が日本国籍を取れないまま就学などに大きな影響が出ていて、実態と
しては放置できないと最高裁が判決を下し、立法府がその意向をうけて改
正を行った。 ところが、この改正が、地味だが大きな問題となった。
それは、こうした外国人との間に生まれた子供の認知を安易にやれば日
本の社会秩序がおかしくなるという主張だ。 特に右系の人たちの組織的
な反対運動が起きた。この運動は凄まじく各議員の事務所にファックスが連
日山積みになるほど寄せられた。 またネット上でも反対運動が起き、連日
数百ものメールが寄せられた。 まさに意図的、組織的な運動だった。
これに呼応して自民党や野党の一部の議員も改正案の反対にまわり参議
院での採決が長引いてしまった。 確かに虚偽の認知の防止をどうするかな
ど、まだまだ完璧ではないかもしれない。 しかし、この世に生まれた子供達
には、親たちの身勝手な行動による不利益を背負わせるわけにはいかない
と私は思っている。 それに最高裁での判決が出ているのに立法の不作為
は許されないのだ。
実は何よりもこの問題で私が心配したのは、前記したネットやファックスで
の抗議行動である。 一部の人が多数を装って異容な抗議行動をやる。
今回はネット社会の負の部分をまざまざと見た思いだった。 こうしたことで
法案の審議や議員の自由な政治活動に支障があっては、国会がおかしくな
る。とにもかくにも、各議員ともその抗議の凄さに驚きを隠せなかった一週間
だった。
http://junazumi.blog70.fc2.com/blog-entry-44.html
【国籍法改正】 "某議員は被害届提出" すぐ可決するはずだったのに…ネットで扇動、妨害工作か。歴史修正主義者に加え市民派議員も反対
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1228575544/l50
「父子写真提出」を付帯決議、国籍法改正案成立へ
参院法務委員会は3日の理事懇談会で、日本人と外国人の間に生まれた子供の国籍取得要件から父母の婚姻を外すことなどを内容とした国籍法改正案を4日の委員会で採決することを決めた。
採決に当たって、虚偽認知の防止策を盛り込んだ付帯決議を行うことも決めた。同改正案は与党と民主党などの賛成により、5日の参院本会議で可決、成立する見通しだ。
付帯決議には、〈1〉国籍取得の届け出に疑義がある場合、父親と子供が一緒に写った写真の提出をできる限り求める〈2〉施行状況を半年ごとに国会に報告し、科学的な確認方法の導入を検討する??ことなどを盛り込む。
国民新党は3日、参院で統一会派を組む民主党に対し、「DNA鑑定などを義務づけなければ偽装認知が起きる危険性がある」として法案の修正を提案したが、民主党は受け入れなかった。国民新党は採決で反対する方針だ。
(2008年12月3日22時25分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20081203-OYT1T00673.htm
国籍法改正案 採択 参議院 法務委員会 2008-12-04
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5446070
「音声とめて!」 民主党、千葉景子が国籍法をゴリ押し (2分過ぎ)
http://jp.youtube.com/watch?v=DebpqpFsdsQ
議長 「別にご意見も無いようですから…」
丸山、手を上げる
議長 「どうぞ」
丸山 「(聞き取れない)ありますけど、とりわけ、法の主旨がですね・・・」
千葉が止める。丸山の横の議員も丸山を止める。
議長 「速記、止めてください」
丸山 「終始徹底されるように付帯決議・・・」
ここで音声が止まる。
音声復帰。
議長 「別にご意見が無いようですから採決に…」
何か声があがる
議長 「いや、別にご意見が無いようですから、これより、ただちに採決に入ります」
議長 「国籍法を改正する案に賛成の方は、挙手をお願いします」
ほとんどが挙手するも、一部挙手せず。
議長 「全会一致と認めます」
参議院法務委員会(12月4日)の様子
http://jp.youtube.com/watch?v=y_jAWLAADaE
http://jp.youtube.com/watch?v=Bmj49mrqEV8
澤 雄二(法務委員長): 別にご意見も無い様ですから
丸山議員(自民): (挙手して) 丸山ですが
千葉景子議員(民主): (横から) ちょっと
丸山議員(自民): 法の趣旨ですが (と言いかける)
千葉景子議員(民主): 座れ! (と遮(さえぎ)る)
自民以外の議員: 理事会で決まってるんでしょ
民主党議員: なにしてるんだ、自民党は
千葉景子議員(民主): 座れ!
澤 雄二(法務委員長): 速記とめてください
丸山議員(自民): 周知徹底される様な付帯決議のですね (と言いかける)
自民党以外の議員: 自民党どうするんですか? 国対委員長!
千葉景子議員(民主): もう帰れ!
自民党以外の議員: 理事会で決まってるでしょう
自民党以外の議員: 国対委員長!
澤 雄二(法務委員長): 申し訳ございません
自民党以外の議員: しっかりしてくださいよ委員長
澤雄二(沢ゆうじ)
・元フジテレビ社員。
・高校在学時に創価学会の学生部門「鳳雛会・鳳雛グループ」で池田大作の薫陶を受ける。
千葉景子
・元社会党。
・戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案を福島瑞穂らと一緒に提案。
・「在日韓国人政治犯釈放の要望書」に署名。
・朝鮮半島問題研究会顧問。
・在日韓国人をはじめとする永住外国人住民の法的地位向上を推進する議員連盟呼びかけ人。
51 :名無しの笛の踊り:2008/11/25(火) 17:03:04 ID:apXBvWTC
先週NHK-BSで放送してたアジア関連ニュースや、チャンネル桜の討論会によると、
フィリピーナだけですでに数万人がスタンバってるらしい。ガチで。
仮にそのうち1万人が生活保護と養育費を受給したら、1年で240億円(1人20万円/月X12ヶ月X1万人)、
50年で1兆2千億円が食い潰される。もちろん全部俺ら日本人の税金。
中国からは十万人単位で押し寄せてくるだろうから・・・・(( ;゜Д゜)))ガクブル
つーか、すでに第一陣が入国してるし orz....
日比混血児と母親にビザ 27人が集団来日
日本人とフィリピン人の間に生まれた子供とその母親計二十七人が十三日、日本で暮らすためのビザを手に日本を訪れた。日本国籍を持たないフィリピン在住の母子に日本での就学や就労、養育が認められるのは極めて異例で、国籍法を違憲とした今年六月の最高裁判決が後押しした。
母子を支援する「新日系人ネットワーク」が送り出した。子供は七-二十歳の十三人で、六人は父親から認知されているものの日本国籍はない。しかし、両親が未婚で生後認知を受けただけでは日本国籍を取得できないとする国籍法を違憲とする最高裁判断が出たことで、政府も柔軟な対応に転じた。
こうした母子はフィリピン国内で貧しい暮らしをしているケースが多く、同ネットワークは今後も就学、就労先を見つけて日本へ送り出していく計画。
ある母親(37)は出発前「フィリピンでは仕事や生活環境に困難があり、日本で子供の新しい 未来が開かれることを期待している」と話していた。母親たちは各地の工場や介護施設などで働く予定。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008101402000035.html
921 名前:名無しさん@九周年[sage] 投稿日:2008/12/04(木) 12:59:21 ID:RyEXyAJc0
これから日本人になる方へ
まずは、国籍法改正おめでとうございます。
国籍を一度取得すれば、剥奪されることはありませんのであとは権利を主張しまくりましょう。
まずは、生活保護の申請です。
日本は単純労働者を求めているようですが、働く必要は全くありません。
働いても、安くこき使われるだけですからやめましょう。
単身世帯の場合は最大で137,400円がでます。住居も格安で探せますので
水道光熱費や食費を除いても手元に数万円は残ります。
また、ご家族の方も安心です。
夫婦と子供一人の場合は、約24万円が支給され税金もかかりませんので十分生活できます。
また少し贅沢がしたい場合は、働いてもいいでしょう。給与明細等がでない仕事は
腐るほどあります。
自分の経験を活かし、国籍取得の商売をするのもいいでしょう。
罰則規定はありますが、面接のみであとから調査はしないので絶対にばれません。
公務員はめんどくさいことが嫌なので、書類が基準に達してさえあれば
その書類に嘘がかかれていても調査はしません。
生活保護の申請方法はいたって簡単です。
言葉が不自由なことと日本語の読み書きができず、就職が難しいことを伝えれば簡単に
申請が通ります。逆に元から居る日本人はその手が使えず申請は通りにくいので
日本人が使えない分、在日の方や日本人になりたての方が有効に使いましょう。
また担当者がゴネた場合は人権擁護団体や左翼政治家に相談すれば心強い味方になってくれます。
声を大にして差別や人権を訴えれば、日本ではいくらでも金になります。
世界一平和で、世界一愚かな国へようこそ!!
お疲れ様でした。(^-^;)
福祉大国ドイツのとんでもない話
http://jp.youtube.com/watch?v=Eif6CPX88dY
国籍法改正案審議入り 不正認知横行の懸念も
改正国籍法が成立、父親認知で未婚の子に日本籍
日本人と外国人の間に生まれた子どもの国籍取得要件から父母の婚姻を外すことを柱とする改正国籍法が、5日午前の参院本会議で、与党や民主党などの賛成多数で可決、成立した。
父親の認知があれば、外国籍の子どもが日本国籍を得られる道が開かれた。
採決では国民新党や新党日本の田中康夫代表など9人が反対し、自民党の有村治子、衛藤晟一両氏、同党出身の山東副議長(無所属)の3人が棄権した。
これまで国籍法は国籍の取得に出生時に父母が結婚していることを要件としており、未婚の日本人男性と外国人女性の間に子どもができた場合については、出生前に父親が認知すれば日本国籍の取得を認めている。改正により父母の結婚の有無にかかわらず、父親が認知すれば日本国籍が得られることになり、出生後に父親が認知した場合でも国籍取得が認められる。
ただ、外国に住む女性は子どもの国籍取得によって自らも在留資格を得られやすくなることから外国人女性が、父親とは別の日本人男性に虚偽の認知を依頼する偽装認知が増加する懸念がある。このため虚偽の届け出には、1年以下の懲役か20万円以下の罰金を科すことも盛り込まれた。
参院法務委員会は法案可決に際し、偽装認知防止策として、〈1〉施行状況を半年ごとに国会に報告する〈2〉DNA鑑定導入の必要性を検討するーーことなどを求める付帯決議が行われた。
改正法は、母親が外国人で、日本人の父親から生後認知された子どもに国籍を認めない国籍法を違憲とした6月の最高裁判決を受けたもの。
(2008年12月5日13時50分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20081205-OYT1T00394.htm
投票結果
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/vote/170/170-1205-v002.htm
http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid590.html#sequel
改正国籍法採決棄権の衛藤氏ら処分も
自民党の山崎正昭参院幹事長は5日の記者会見で、改正国籍法の参院本会議採決で棄権した衛藤晟一参院政審会長代理と有村治子氏について、処分も含め対応を検討する考えを示した。山崎氏は「採決に加わり、党の主張を示すよう事前に申し合わせている」と指摘した上で、「本人から近く事情を聴いた上で対応を決めたい」と述べた。(共同)
nikkansports.com[2008年12月5日17時26分]
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20081205-437028.html
自民党 参議院議員 ありむら治子 ホームページ
12月5日 国籍法改正案について
さきほど終了した参議院本会議において、「国籍法の一部を改正する法律案」についての議決が行われました。私は議場に身を置き、棄権という意思表示をしました。通信社、新聞等の取材依頼が複数あり、ネットニュース速報等では早くも私の投票行動について報道されていますが、ねじれ国会にあって、この件を政治的パフォーマンスにする意図は全くありませんので、私を信じ、応援して下さっている全国の皆様に向け、このHPを通じ、自らの考えるところを心してご報告いたします。
この法律案は、日本人男性と外国人の女性との間に生まれた子供が日本国籍を取得する際、「父母の結婚」を付与条件から削除したもので、これにより、日本人男性の認知さえあれば、婚姻状態になくても、その子供に日本国籍を付与することが可能となります。
改正案の最大の懸念は、偽装認知による国籍付与の過ちを防ぐ手立てが十分でないと思われる点です。国籍の重さに鑑み、私はこの改正案にいまだ懐疑的であり、議場においては賛成しかねるという意思表示をしました。政治家としての信念と、与党議会人としての務めにおいて、熟慮した結果の判断です。
「日本国籍」という国籍が持つ信用力は、国際社会においても大変尊ばれており、日本国籍を不法に取得するための犯罪行為は後をたたず、闇社会において日本国籍が高値で取引されている実態はたびたび報道されているとおりです。誰を国家の構成員とするかということは、(国民が国民自身で国のあり方を決定する)主権にかかわる根幹的な問題です。
そもそも婚姻外において、日本国籍を持たない女性との間に子をもうけ、結婚をして家庭を築く(=責任をとる)ことなく、結果として生まれた子の扶養義務を負わずとも「認知だけすればよい」というのは、母子が直面するであろう筆舌に尽くしがたい孤独や社会的苦境を思えば、「極めて身勝手な行為」だとの認識を持ちます。罪のない子供にしわ寄せがいってしまう、大人の「身勝手な行為」こそ、倫理的にも社会的責任としても自制を求められるべきことであるはずです。
この法律改正の契機となった最高裁判決の事例においても、父親とされた日本人男性は所在不明とされており、自らの行為に対して全く責任を負っていません。男女間の問題に付随する顛末を国家に押し付けた格好になっています。国家に対しても、母子に対しても不公正であり、不誠実です。社会の公正を信じ日本の良識をかけて、家族を愛し責任をもって家族を守るという人の道・生き方を求めたいと思います。
「国籍」の持つ意義や、国籍を付与することの要件について、今後とも、世論をなす納税者・有権者である国民の皆さまとともに向き合い、国家の安寧と国民の幸せを守る立法のあり方について、謹んで考えていきたいと思います。
多くの激励、情報をお寄せいただきました全国の皆様、本当にありがとうございました。感謝
12月5日 ありむら治子 拝
http://www.arimura.tv/activity/20081205.html
フィリピン人婚約者の身元調査と実態調査
- 騙される日本人 -
恐ろしいほどの重婚の現状
http://www5b.biglobe.ne.jp/~v-o-t/philippin1.htm