NHKまた不祥事 43歳のチーフプロデューサー カラ出張1762万円受領

2006年04月12日 | メディア・芸スポ
 NHKの報道局スポーツ報道センターの大下哲史チーフプロデューサー(43)が、五年以上にわたってカラ出張を約二百四十回繰り返し、約千七百万円以上を不正に受け取っていたとして、NHKは十一日、大下プロデューサーを懲戒免職処分にしたと発表した。放送総局長ら上司十二人についても懲戒処分とした。大下プロデューサーは全額を弁済しているが、NHKは近く警察に届ける方針。
 NHKによると、大下プロデューサーは札幌放送局とスポーツ報道センターでスポーツ中継などに携わっていた平成十三年一月から今年四月にかけ、架空の出張申請を行う手口で出張旅費を不正に受け取った。カラ出張は二百四十二回にのぼり、不正受領額は総額千七百六十二万円。
 NHKでは十六年に職員のカラ出張が発覚して以来、ホテルや航空券購入の領収書提出を義務づけるなどしていた。しかし、大下プロデューサーは日帰り出張を装ったり、購入した航空券をキャンセルするなどの手口でチェックをかいくぐっていた。NHKの内部調査に対し大下プロデューサーは「飲食費や服飾費でクレジットカードの支払いがかさんだ」などと話しているという。
 橋本元一会長は「視聴者の信頼を再び損なう行為が明らかになったことは痛恨の極み。外部の専門家らによる緊急業務調査など、不正の根絶に向けた対策をとり、信頼回復に取り組みたい」とのコメントを発表した。

Sankei Web 産経朝刊 NHKまた不祥事 43歳のチーフプロデューサー カラ出張1762万円受領(04/12 05:00)
http://www.sankei.co.jp/news/morning/12na1001.htm

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