『もし僕がいま25歳なら、こんな50のやりたいことがある。』 松浦弥太郎(日:1965-)2013年:講談社~スタバにて追記編~あー、そんでね。歩いてて喉がカッラカラになったので、今、スタバに逃げ込んでクールライム飲んどるわけですが。レジのお姉さんが俺のFUJIROCK Tシャツを見て、「今年のフジロック行かれたんですか?天気はどうでしたか?」と。そういえば、さっきの本で松浦さんが『いま25歳なら . . . 本文を読む
『もし僕がいま25歳なら、こんな50のやりたいことがある。』 松浦弥太郎(日:1965-)2013年:講談社あれだけお説教が嫌いで。誰かの口からお説教が飛び出しそうな雰囲気を察すると、一目散に逃げ去っていた俺が・・・、いざ、誰も怒ってくれない歳になってくると、わざわざ松浦さんの本を買ってお説教を拝聴するという、この不思議。
「今、この本を読んでる」と言ったら、ぺいらに「厚かましい・・・」と言われ . . . 本文を読む
『世界は「使われなかった人生」であふれてる』沢木耕太郎(日:1947-)2001年・暮しの手帖社2007年・幻冬舎文庫沢木耕太郎はこの本で、「ああ、もし俺がドイツ代表の点獲り屋だったら・・・」とか、「実は億万長者で、金髪美女をはべらせていたら・・・」とか、そーゆう、非現実的な妄想は相手にしていない。例えば、5年前、A子とB美と恋仲にあり、結局A子を選んだ自分だけど・・・、もし、あの時、B美を選んで . . . 本文を読む
『f植物園の巣穴』梨木香歩(日:1959-)2009年・朝日新聞出版2012年・朝日文庫++++今なら私にもそれが分かる。なぜ、そんなことが分からなかったかと不思議なくらいだ。だが、当時は陰気になった千代のことがまったく理解できなかった。―――それでずっと仏頂面だったのか。―――まあ。千代は軽くこちらを睨み、―――わざと無愛想にしていたわけではありません。と、拗ねた。こんなに生き生きとした女だった . . . 本文を読む
『やさしさグルグル』行正り香(日:1966-)2008年・文化出版局2012年・文春文庫++++それから、いつも「応援しているから」と言ってくれる同期に巡り会えたこと。先輩にも同期にもすごい人がいっぱいいたけど、後輩にも魅力的ですてきな人が、たくさんいたこと。何人かの人たちはふっとこの世から消えてしまったこと。でも、心の奥で、ずっと行き続けていること。時々、その人たちと話をするということ。いちばん . . . 本文を読む
『時は乱れて』フィリップ・K・ディック(米:1928-1982)山田和子 訳"Time Out of Joint" by Philip K.Dick(1959)2014年・ハヤカワ文庫++++この町でその男の名を知らぬものはいなかった。レイグル・ガム。新聞の懸賞クイズ“火星人はどこへ?”に、2年間ずっと勝ち続けてきた全国チャンピオンだ。だが彼には時折、自分が他人に思えること . . . 本文を読む
『自分では気づかない、ココロの盲点』池谷裕二(日:1970-)2013年・朝日出版社++++あなたは公平に振舞っていますか。もちろん人間である以上、いつも公平に振舞うことは難しいものです。ときにはエコ贔屓したり、周囲に八つ当たりしてしまうことはあるでしょう。それはあくまで「人間らしさ」の裏返し。一方、この世は理不尽です。自由や平等とは名ばかり。差別やいじめ、汚職、詐欺など、暗いニュースがあとを絶ち . . . 本文を読む
『九尾の猫』エラリイ・クイーン(米:リー1905-1971,ダネイ1905-1982)大庭忠男訳"Cat of Many Tails" by Ellery Queen(1949)1978年・ハヤカワ文庫++++彼は気がかりだった。メトロポール・ホールの空気には彼を不安にする何かがあった。彼は他の人々も同じ不安にとらわれていることをさとった。一種の集団自家中毒だった。群集はそれ自体がはき出す有毒物を . . . 本文を読む
『邪悪なものの鎮め方』内田樹(日:1950-)2010年・バジリコ2014年・文春文庫++++そのときに、こんな場当たり的なことをやってもしかたがない、まず全体の被害状況を把握して、優先順位の高いところに人的資源を集中する方法を採ろうと主張した同僚がいた。まことに正論であると私は思ったけれど、その意見に従う「土方」は一人もいなかった。そんな相談のために会議を開く暇があったら、目の前の瓦礫を片づける . . . 本文を読む
『神の子どもたちはみな踊る』村上春樹(日:1949-)2000年・新潮社2002年・新潮文庫のっけから違う本の話で恐縮だが。村上春樹が2005年の夏から翌年秋にかけて書いた『走ることについて語るときに僕の語ること』 (2007年/文藝春秋)に、こんなエピソードがある。東京にいるときはだいたい神宮外苑を走るという村上春樹。1周1,325メートル。村上さんは、その昔、ロス五輪に向けて神宮外苑 . . . 本文を読む
『ある夜、クラブで』クリスチャン・ガイイ(仏:1943-)野崎 歓訳"Un Soir au Club" by Christian Gailly(2001)2004年・集英社++++かつて、刺激的な演奏で鳴らしたジャズピアニスト、シモン・ナルディス。いまは工場の温度調節を管理するエンジニアとして、静かに暮らしている。酒、女、そしてジャズの魅惑から遠く離れて。ところがある晩、ひょんなことから海辺の町の . . . 本文を読む
『軽くなる生き方』松浦弥太郎(日:1965-)2008年・サンマーク出版2012年・サンマーク出版(文庫)いつもの弥太郎さんのお説教は、とりあえず置いておいて。この本のエピローグで、2008年7月にジョン・ミューア・トレイルを歩いた時の話が出てくる。ジョン・ミューア・トレイルは、カリフォルニア州にあり、米3大トレイルの1つパシフィック・クレスト・トレイルの一部。ヨセミテ渓谷からマウント・ホイットニ . . . 本文を読む
『日本サッカー スカウティング127選手 -世界基準で見る本当の実力-』ミケル・エチャリ 小宮良之2013年・東邦出版++++「エチャリのような人物がいてくれたおかげで、プロの道が拓けた」―――シャビ・アロンソ++++また、この科白を言ってるのが、シャビ・アロンソってとこがいいよね。シャビ・エルナンデス(バルセロナ)も勿論、素晴らしいけどさ。間違いなくスペシャルなんだけど、素人が一見しただけじゃそ . . . 本文を読む
MONKEY柴田元幸責任編集モンキー Vol.1 FALL/WINTER 2013-14特集『青春のポール・オースター』++++何がどう起きたか、きちんとわかってもらうためにすべてを伝えないといけません。私は馬鹿です。本当に馬鹿です・・・・・・何日かに一度、公園に芸をしにやって来る人たちがいます。芸を演じて、客から何がしかの小銭を恵んでもらうのです。もう本当にどうしようもない暮らしなので、どんなに . . . 本文を読む
『フィリップ・K・ディック・リポート』早川書房編集部・編2002年・ハヤカワ文庫2002年にスピールバーグが撮った『マイノリティ・リポート』"Minority Report"の公開に合わせてハヤカワから出版された、ディック特集。俺、コレ、この10年間で4回は読み返してると思う。以前、『監獄に持って行きたい本ベスト3』 にも選んだくらい、俺にとって馴染みな1冊なのです。変な大きさのムックじゃなくて、 . . . 本文を読む