H30年3月反対討論：駅前跡地活用の契約

平成３０年度予算を決める定例議会中です。

３月９日（金）は、
補正予算や常任委員会への付託議案の採決がありました。

私は、駅前東館跡地活用に関連する議案に反対しました。
３会派が反対討論に立つという、三原市議会として、珍しい状況でした。

私の反対討論は以下の通りです。

　＊　＊　＊

私は、議第５５号「三原市駅前東館跡地活用事業設計・施工一括請負契約の締結について」、この工事契約に伴い必要となる議第５６号「財産の無償貸付けについて」に反対の立場で討論いたします。

（駅前東館跡地活用について）市長は、当初、民間での開発をするという方針でしたが、民間のみでの商業開発は難しいということで、図書館利用者を見込んで民間進出を促すことと方針転換されました。

しかしながら、この度提案されたホテルの整備は、図書館利用者とホテル宿泊者は層が異なるものであり、「図書館がなければホテル経営が成り立たない」というものではありません。

そもそもの公共投資の意義が覆されたものであり、この１６億７千万円の契約締結、及び無償貸付けに反対します。

　＊　＊　＊

公共投資による公共施設整備をしなくても、
駅前開発は可能だったのではないか、
という主張です。

「当初は、こういう可能性が分からなかった」
「結果論だ」
と言えば、それまでです。

しかし、
財政も厳しい折、
【網羅的分析】
【MECE（Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive；重複なくもれなく）】
が不充分で、大型事業、ハード整備を行う、
ということがあってはなりません。

自戒を込めて。