Final Judgement

ヤオ判定に怯えるボクシングファンのひとりとして
採点に特化し備忘録かわりに作成します

ジョンvsファレス(2009年2月28日テキサス州ヒューストン)

2009年03月02日 | フェザー級
◎ジョン115-113ファレスX  

1R ジョン10:9(ジョン10:9ファレス)
2R ジョン10:9(ジョン20:18ファレス)  
3R ジョン10:9(ジョン30:27ファレス)
4R ジョン10:9(ジョン40:36ファレス)   
5R ジョン10:9(ジョン50:45ファレス)  
6R ファレス10:9(ジョン59:55ファレス)   
7R ジョス10:9(ジョン69:64ファレス)  
8R ファレス10:9(ジョン78:74ファレス)
9R ファレス10:9(ジョン87:84ファレス)  
10R ジョン10:9(ジョン97:93ファレス)
11R ファレス10:9(ジョン106:103ファレス)
12R ファレス10:9(ジョン115:113ファレス)   


<Official>
△ジョン DRAW ファレス△

トム・ミラー(オハイオ)114-114
ラウル・カイーズ(カルフォルニア)114-114
ガイル・バン・ホーイ(テキサス)114-114



<memo>
1R ロッキーが前に出てジョンがジャブで周る予想通りの展開。お互い様子見だが分けるならジョンのジャブ。
2R ロッキーの主武器左フックをケアしてジョンの右ガードはしっかりアゴを守ってる。ジョンの的確さに。
3R ロッキーはボディを狙う。距離がつまるとジョンは右アッパーを突き上げる。ここにきてジョンがはっきり主導権を握ったように見える。
4R ジョンのジャブ、または左アッパーから右がよく当たる。ファレスも1発いい右を返したが手数、ヒット数ともジョン。
5R ジョンのシャープな右でファレスは左目をカット。ファレスもよく追うが連発されるジョンのジャブが接近戦を続けさせない。
6R 流れは変わらないけどこのRはジョンの正確性がやや落ちてたような。そうなるとファレスのパワーパンチの印象が良い。
7R ジョンのいろんな角度からのパンチがファレスを悩ませる。手数も旺盛。
8R 序盤ロッキーのショートの左フックが当たる。ロッキーの望む接近戦のシーンが増えた。ロッキーのボディショットもいい。
9R 8Rの反省からジョンは再び距離をとって戦おうとする。がラスト1分はロッキーが接近戦に引き込んだ。難しいR。
10R ここはジョンが回転の速さで明確に抑えた。ここに至ってもジョンの足もジャブも速いこと。
11R 地元の大声援をバックにファレスが攻める。王者もよく応戦するがファレスのパワーが上回る。
12R ファレスの後半の強さは本物だ。ジョンも閉口しているように見える。決定打は許さないが押されたまま終了。



・対照的なスタイルの2人によるいい打ち合いだった。
・試合内容は想定の範囲内だが、その範囲の中でも一番苦戦するパターンのやつだった。
・うがった見方、気のせいかもしれないけど少しリングが小さく見えた。ファレス、ディアスともファイター、相手はボクサータイプ。。。
・採点については2,4,9,12あたりが微妙ちゃ微妙。116-112ジョンからドローまでならありかとおもう。
・ジョンのコーナーでも10R開始前にあと3つとらないとヤバイみたいなこと(激励にしても)言ってたし楽勝ではなかった。
・ジャッジ全員アメリカ人、しかもうち一人はテキサスてのはどうなんだろうか。引き分け採点自体は尊重するけれど。
・技量はジョンが頭一つ上だった。試合中盤ジョンがみせた笑顔は自分のプランどおりにやれるという自信に溢れたものだった。
・しかしそれが油断につながり意外にスコアが接近する要因になったかも。
・最近はアッパーに進境を示す。今日も有効に機能してた。
・ファレスはやはりベストはフェザーだと思った。今日はデキが良かった。タフでスタミナがあるのが強み。
・これで世界タイトル挑戦は5連続失敗となったがフェザー近辺の番人、リトマス紙としてがんばってほしい。いい試合すれば次もあろう。
・ジョンは1190発中344ヒット(29%)、ファレスは797発中206ヒット(26%)。

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