一気にプリズンホテルシリーズ4巻を、読んでしまいました。
読んだ後に思った・・・。
「しまった。名言集をメモっておけばよかった!!」
それほど、浅田先生の小説は心に染みる言葉が多いんです。
とはいえ、あの「ぽっぽや」と同じ人が書いたとは思えない位、
泣かせて笑わせる作品集でした。
傑作極道ファンタジー『プリズンホテル』は、
やくざが経営する「その筋の方」専用のプリズンホテルに
やってくる個性豊かな「訳ありの方々」を巡る物語です。
その世界にはまりました♪
とにかくワケありの人が集まる、集まる。
幼い時、母に捨てられた心の傷を抱えた小説家。
ヒットマンの旦那は刑務所に入っている美しい女性。
(小説家の情婦。)
熟年離婚を考える中年夫婦。
お客様に誠実すぎて経営陣からけむたがられ、
とばされまくるホテルの支配人。
一家心中した幽霊家族まで出てくる。(「プリズンホテル」1の出演者。)
くわしいあらすじはこちらでどうぞ♪→プリズンホテル1あらすじ
→プリズンホテル冬あらすじ
ここには、「プリズンホテル・冬」の気に入った名セリフを集めます。
かつての恋人平岡医師から(患者に依頼されて注射で殺害した
心優しい内科医)
「君が同じ立場なら、やっぱり同じことをしただろう?-ちがうか」
と問われた救急医療センターの婦長、『血まみれのマリア』こと
阿部マリアは言う。
「ちがうよ、先生。私は人をころさない。」
「人間が生きているのは、義務だもの。
どんなに痛くたって、どんなに苦しくたって、
自分を必要とする人がいる限り、
悲しむ人がいる限り、
一分でも一秒でも生き続けなくちゃいけないんだもの。」
※
平岡医師から赤いバラの花束を差し向けられ
再度プロポーズされるマリア。花束を叩き落し・・・。
腰に拳を当て、仁王立ちに立ってマリアは指を振った。
「あれもこれもやろうとしない!
いい、やらんきゃならないことを、ひとつずつ、正確にやる。
ここは戦場よ!」
※
雪山にじさつしにきたいじめられっこの少年は、
大アルピニストの武藤獄男に助けられプリズンホテルに
やってくる。
その雪山での武藤の一言。
「いいか小僧。しんでもいいというのと、
しにたいというのは大ちがいだ。
最高の男と最低の男のちがいだぞ。
一緒くたにするな」
※
これは、武藤と少年の別れのシーン。
「待ってよ。行かないでよ」
「なんだぼうず。まだ俺に用事があるのか」
前庭の雪原まで走って、太郎は肩にかけたザイルを
掴んだ。
「僕は、どうすればいいの」
「しようのないやつだな。命は助けてやったんだ、
その先は自分で考えろ」
「どうしていいか、わからないんだ」
「あれこれ考えるな。男の選ぶ道は迷うほど多くない」
※
浅田作品は名セリフが多いんですよね~?
その全てを味わいたい方は、プリズンホテル(全4冊)を
お読みくださいませ♪
コミック文庫『プリズンホテル(上)』無料立ち読みコーナーでコミックをお楽しみ下さい♪
読んだ後に思った・・・。
「しまった。名言集をメモっておけばよかった!!」
それほど、浅田先生の小説は心に染みる言葉が多いんです。
とはいえ、あの「ぽっぽや」と同じ人が書いたとは思えない位、
泣かせて笑わせる作品集でした。
傑作極道ファンタジー『プリズンホテル』は、
やくざが経営する「その筋の方」専用のプリズンホテルに
やってくる個性豊かな「訳ありの方々」を巡る物語です。
その世界にはまりました♪
とにかくワケありの人が集まる、集まる。
幼い時、母に捨てられた心の傷を抱えた小説家。
ヒットマンの旦那は刑務所に入っている美しい女性。
(小説家の情婦。)
熟年離婚を考える中年夫婦。
お客様に誠実すぎて経営陣からけむたがられ、
とばされまくるホテルの支配人。
一家心中した幽霊家族まで出てくる。(「プリズンホテル」1の出演者。)
くわしいあらすじはこちらでどうぞ♪→プリズンホテル1あらすじ
→プリズンホテル冬あらすじ
ここには、「プリズンホテル・冬」の気に入った名セリフを集めます。
かつての恋人平岡医師から(患者に依頼されて注射で殺害した
心優しい内科医)
「君が同じ立場なら、やっぱり同じことをしただろう?-ちがうか」
と問われた救急医療センターの婦長、『血まみれのマリア』こと
阿部マリアは言う。
「ちがうよ、先生。私は人をころさない。」
「人間が生きているのは、義務だもの。
どんなに痛くたって、どんなに苦しくたって、
自分を必要とする人がいる限り、
悲しむ人がいる限り、
一分でも一秒でも生き続けなくちゃいけないんだもの。」
※
平岡医師から赤いバラの花束を差し向けられ
再度プロポーズされるマリア。花束を叩き落し・・・。
腰に拳を当て、仁王立ちに立ってマリアは指を振った。
「あれもこれもやろうとしない!
いい、やらんきゃならないことを、ひとつずつ、正確にやる。
ここは戦場よ!」
※
雪山にじさつしにきたいじめられっこの少年は、
大アルピニストの武藤獄男に助けられプリズンホテルに
やってくる。
その雪山での武藤の一言。
「いいか小僧。しんでもいいというのと、
しにたいというのは大ちがいだ。
最高の男と最低の男のちがいだぞ。
一緒くたにするな」
※
これは、武藤と少年の別れのシーン。
「待ってよ。行かないでよ」
「なんだぼうず。まだ俺に用事があるのか」
前庭の雪原まで走って、太郎は肩にかけたザイルを
掴んだ。
「僕は、どうすればいいの」
「しようのないやつだな。命は助けてやったんだ、
その先は自分で考えろ」
「どうしていいか、わからないんだ」
「あれこれ考えるな。男の選ぶ道は迷うほど多くない」
※
浅田作品は名セリフが多いんですよね~?
その全てを味わいたい方は、プリズンホテル(全4冊)を
お読みくださいませ♪
コミック文庫『プリズンホテル(上)』無料立ち読みコーナーでコミックをお楽しみ下さい♪
ほそ道さんのところからやってきました。
実は浅田次郎先生の大ファンで、思わずコメントしてしまったり・・。
初めて読んだのは「蒼窮の昴」。
読んだあとたっぷりと充実感がありました。
・・・この人って神様を信じてるんだろうなぁ・・・
というのが、浅田先生に思った印象で、次に読んだ「鉄道員」で、・・絶対神様信じてるやろ?と勝手に確信して、雑誌か何かのインタビューのコメントで、「僕は神様を信じてます」と浅田先生がおっしゃっていたので、妙に安心したものでした・・・。
奥湯元あじさいホテル・・あぅ、続き読まねば・・・。
浅田先生はホントに作風が多彩で、粋な名ゼリフが飛び交っていますよね。わくわくします。
そろ~りそろりと読書の秋に近づいてきましたね~。
うめももさんのように一気に読む時間は作れないのですが、じっくり楽しみたいと思います。
浅田次郎さんは「鉄道員」しか読んだことがありませんが、これも良かったです。
TBさせていただきます。
浅田先生の本、いいですよね~?
はまってしまいました。
ちょっと話題がそれますが、
宗教画に『マグダラのマリア』っているんですね。
いわゆる、聖母マリア(キリストの母)以外に
マリアは2人いて、そのうちの1人。
彼女は、娼婦をしていたけれど信仰で救われるんです。
浅田先生の作品は、人生の泥沼を体験してきた人がたくさん出てきますよね?
ご自身も、清濁併せ呑む環境(仕事)にいたと語っていますが、『マグダラのマリア』を彷彿させるんです。
泥に自分もまみれたから、書けるのかな?と思います。
私も、神様を信じています。
だから、奇跡も信じています。
人生、大逆転のホームランも打てると思っています。
良く生きていれば・・・。
なんちゃって・・・。ファンは何でも語ってしまいますね!
シンクロニシティは、たまにおきますが、
この時期に読む本までいっしょなんてすごいです。(興奮!)
あっ、いっきに読んだといってもそれなりにかかりましたよ~。図書館から借りたし。
ただ、おもしろいので読むのは早かったです。
今、「きんぴか」に入ろうとしています。
rrounddさん、御願いがあります。
「プリズンホテル・夏」の名言集をブログの記事にして下さいませんか?
いつでも、いいので。
このシリーズの名言は、心の滋養になるような気がするのです。
もっと、きちっとブログにデータ残したかった・・・。
(自分の為のブログでもあるので。)
御願いします・・・。そして、記事のTBをいただけたら、嬉しいです♪
TB、ありがとうございます。
私も関連記事なので、TBしておきますね。
(「ぽっぽや」も読みましたが、じーんときていいんですよね~。)
gooブログ、どうしたのでしょうか?
後で時間かえてやってみますね・・・。
(時間差で表示される時もあります。2個あったら、1個削除して下さいませ♪)
浅田先生の作品には弱い自分を引き摺っている人とか、癖あり難ありの人だとか、そのちょっと情けないダメ人間のような登場人物もたくさん出てきて、その誰もがなんだか自分やすぐ身近な存在にも置き換えられるような人物像で、物語の彩りを深めていますよね。そうそう、そしてやはり、人生の泥沼を体験された方をああもリアルに描けるのは、ご自分の経験からの信念からなのでしょうね。う~ん、やっぱり、好きだわ・・次郎さん。
私も神さまを信じていますよ~。
モチロン、奇跡も。
それから、ご先祖さまの霊とか信じてます。・・・あはは、例えば亡き母が助けてくれたって思えるようなことがたくさんあるんです。私にそれとわかるメッセージをくれるんですよ~。
感動で化粧が全くなくなるほど、泣いてしまいました。
その時、もっと読みたくなるのを抑えました。
私は、凝ると全作品を一揆読みとかってやってしまうからです。
そんなもったいないです。いい作品ばっかりだから。
なんといいますか、浅田作品は、弱い人間や金のない人間、ダメダメ人間が多くでてきて、人生思いきりくすぶっているんですよね・・・。それが、出会いや別れなどがきっかけで奇跡的に生きる気力を取り戻していく・・・。
「ファンタジーだなあ。」と思いつつ、誠実な人間が強さを身につけて未来に希望をみつけていく・・・。
そこが、く~~~っ。たまりません。(次郎、ステキ)
たんぽぽさんも、なんと霊感があるっ?
おーーっ!!すごい!
私も、たまに奇跡的なことを体験する体質(らしい?)です。
このお盆も不思議な体験しちゃいました。
たんぽぽさんのお母さんのメッセージって
どんな事なんでしょうか?よければ、教えて下さい。
(ご自身のブログの記事でも良いので・・・。)
上記のコメントのrrounddさんは、ブログのお友達ですが、なにも示し合わせていないのに、偶然浅田作品、しかも「プリズンホテル」を読んでいました。
シンクロニシティがおこると、人生に良い風が吹くのでrrounddさんにHAPPYな事おこってくれたら嬉しいなあなんて期待しているんです♪(楽天的すぎかな?)
きゃー!
お願いされてしまいましたよー。
で、謹んで、お引き受けします!
でも、私読むの遅いですから、いつになるか分かりませんけど、まぁ、いらいらしながら待っていてくださ~い!!!
あと、思いっきり自分の価値観でしか名言をチョイスできないのはご勘弁を!(笑)
TBされてないようですねぇ。。。
どうしたのでしょう。gooブログさん頑張って!
シンクロが起こらなくても、うめももさんは大切なお友達です。
うめももさんのhappyをいつも期待してますよぉ!
これからもお付き合いよろしくお願いします
ええ、ええ、化粧なんか根こそぎ流してくれちゃいます。私も「鉄道員」は嗚咽しながら読んでいましたし、「蒼窮のすばる」は鼻水垂れ流しながらでしたし、確か最後の章を読み終えてしまうのがもったいなくってもったいなくって、1ページづつ読んでいましたよ~!
あぅ!母さまからのメッセージですか?
もうね、一言では言い尽くせないのですけれど、まるで道しるべの小石を辿るように、行く先行く先に母のエールがあるんです。がんばれ~大丈夫よ~って、言ってくれているんです。
機会を見つけてお話したいと思います~。
おぉ!シンクロニシティってありますよねぇぇ。
虫の知らせっていうものの、精神って奥深くで結ばれているものなんですかね~。人との縁っていうのも、偶然ではないですよね~。
だって、うめももさんやたんぽぽさんが
愛読者だというのですから、
何としても読まなければ。
うん。がんばるぞ。