富士通のスキャナ600CUSは安い割には使えるスキャナなんだけど、残念ながらOSXには未対応。
これまではOS9から使っていたのだけど、Leopardにしたら、いよいよ使えなくなってしまったので、やむなく対応をするはめになってしまった。
というわけで、
SANEをインストールしてみた。
まず、スキャナのファームウェアを入手。600CUSは日本でしか販売していないモデルだけど、スペックとIDからMustek Bear Paw 1200CSのクローンと考えて、
ps1fw.usbをDL。動作が怪しい場合は、富士通の600CUS用のWin XPのパッケージを解凍して持ってくる方が良いかも?
次に、
ここから、OSX用Binaryを入手。
OSのバージョン毎にご丁寧にも別パッケージになっている。感謝。
gettext以外のBinaryを全部DLしたら、まずlibusb、次にSANE Backendをインストールして、そのあとでTWAIN SANE Interfaceをインストール。SANE Preference Paneは必須ではないけど、あると便利なので(少なくとも俺には)、これもインストールしておこう。
全部インストールしたら、いよいよセッティング。
システム環境設定を見ると、「その他」にSANEという項目ができているので、迷わず開く!
Driversのいろんなところにチェックが入っているけど、gt68xxだけ残してチェックを外したら、Firmwareのボタンをクリック。
すると、/usr/local/share/sane/gt68xx/が開くので、ここにPS1fw.usbをドロップ。開かない場合は、ディレクトリを作って再挑戦、って、そこまでできる人なら直接コピーした方が早いか。
次に、configureをクリックして、 /usr/local/etc/sane.d/gt68xx.confを開く。
いろいろ書いてあるけど、全部消して
usb 0x05d8 0x4002
firmware "/usr/local/share/sane/gt68xx/ps1fw.usb"
vendor "Fujitsu"
model "600CUS"
と入力。ほんとは何にも書かないで良いみたいだけど、寂しいからね。
さて、ここまで出来たら、動作確認。
コンソールを起動して、
scanimage --format tiff > test.tiff と入力。
スキャナが動作して、自分のホームディレクトリに"test.tiff"が出来ていれば成功!
さてさて、それではいよいよOSXのアプリケーションから取り込んでみよう。
上手くいかないともっぱら評判の「イメージキャプチャ」を起動してみる。
「イメージを取り込む装置が接続されていません。」
そうですか、、、、
試しに、装置をブラウズしてみると、TWAINデータソースがある。なんで?
「TWAIN UIを使用」のボタンを押すと、なんだか知らないけど使えそう。
「スキャン...」を押すと、取り込み画面までいくけど、ここで「スキャン」を押しても黒い画面しか出ないでーす。ハアハア
気を取り直して画面をよく見ると、「Scan Mode」に「Geometry」というメニューを発見!
スキャンエリアが点になってるじゃん!まったくもう!
ということで、ここを「US Letter」にとりあえず設定して、プレビュー実行。
おおっ!ちゃんとスキャンできてる。
古いスキャナも大事に使わなきゃね。