私は本当のおばあちゃんを知らない。
それは戦時中に亡くなったからだ。
うちの父も戦争体験者である。
空襲の中を逃げ惑った体験の持ち主である。
そのとき、私の本当の祖母は子供をかばうようにして焼夷弾から
自分の身を呈して子供を守り、全身やけど。。。。
旋盤工場の機械油を身体に塗って、傷をしのぐも
亡くなってしまう。。。
この空襲で兄弟も亡くした、私の父。
ちょうど多感な時期で、一年ナンバースクールを留年、放浪し、詩集を自費出版。。
そんな父から私は生まれました。。
戦争体験は本当に悲惨なものです。
昭和一桁台に生まれた父の世代。
伸び盛りの時代に栄養不良。しかし彼らには今の時代にない
日本を形つくるパッションがあったように感じます。
今の日本。どうなっていくのか心配でなりません。
父の日に向けて父の人生を考えてみました。。
今父は乳がんの母に変わって家事をいっさいやってのける。
孫の面倒もしっかり見る、本当によく出来た父である。
若い頃は自分の好きに生きてきたから、今そうやっているんだろうか
唯一の楽しみがお酒。
特に日本酒が大好きだし、必ずお燗をして飲んでいる。
今晩も帰って一緒に飲んであげよう～
私にはそんなことでしか親孝行できないから。。。
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ｔｅｔｔｙ
