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靖国集団参拝の始まり 海自練習艦隊 62年前

2024年09月02日 15時32分29秒 | 一言
陸自第一師団は59年前
神社社報 旧日本軍を「継承」と記載



(写真)海自練習艦隊による初の靖国集団参拝を報じた『やすくに』の記事(下)と、陸自第一師団の初参拝を報じた記事

 海上自衛隊練習艦隊の実習幹部による靖国神社(東京都千代田区)への集団参拝が62年前の1962年から始まっていたことが1日、本紙の調べで分かりました。同神社は、旧日本軍を対外侵略に駆り立てる精神的支柱でした。戦後発足した自衛隊による旧日本軍への回帰志向が、戦後わずか17年後にはじまっていたことになります。

 同神社の社報『やすくに』(現在は『靖国』)によると、62年6月5日に170人が参拝したとしています。記事には「遠洋航海に先立ち参拝した事は戦後初めての事である」(62年6月15日号)としています。

 この時期、集団参拝は海自だけでなく陸上自衛隊でも始まりました。

 『やすくに』(65年8月15日号)では、陸上自衛隊第一師団が参拝したと報じています。記事では「陸上自衛隊が堂々と隊伍(たいご)を整え靖国神社に参拝をしたのは自衛隊創設以来今回が初めての事である」。

 さらには「今回の参拝は第一師団が指標としている『伝統の継承と英霊の敬拝』の実践であり、又旧近衛、第一両師団先輩英霊に対する敬拝式でもある」と旧日本軍の継承を意図したものとしています。

 また、部隊での参拝を禁じた事務次官通達が出された1974年前後数年の『やすくに』に、自衛隊の集団参拝を報じる記事がなくなります。陸自第一師団による集団参拝は、1967年を最後に記事が見られなくなります。一方、海自練習艦隊の集団参拝は、“恒例行事”として60年以上続けられていることがわかります。

 海自練習艦隊の初級幹部は今年5月に「研修」の名目で、靖国神社内にある展示施設「遊就館」に訪れています。防衛省は本紙の取材に、「研修中の移動については、公用車を利用した」としています。また「事務次官通達に違反する行為があったとの報告は受けておりません」と防衛省は説明しますが、「研修」の中身が問われます。


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