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ミャンマー軍事政権下での地震

2025年03月31日 18時42分21秒 | 一言

 国を縦に貫く巨大な断層は長さ千キロにもおよび、世界的にも活動度が高いことで知られていたといいます。周辺では過去にも大きな地震が起き、今回の規模は能登半島地震の2倍にもなると。

 ミャンマーを襲った大地震はこれまでに死者1600人以上、建物の倒壊や道路陥没、橋の崩落といった深刻な状況が伝えられています。被災地には国軍と、弾圧と戦う勢力との戦闘地域も含まれ、被害の全容はつかめず、さらにひろがる恐れもあります。

 震源近くのマンダレーは、イギリスに植民地化される前の最後の王朝の都でした。王宮や数々の寺院、仏塔が立ち並び、仏教文化の中心として栄えてきましたが、歴史的な遺産にも被害が出ています。

 以前サイクロンや大規模な洪水に見舞われた際、国際社会の援助を拒み被害を拡大させた軍事政権も今回は早々と支援を呼びかけました。各国から救援隊が入り物資も送られ、国連も緊急に資金を拠出するとしています。

 民主派組織は一時停戦を表明しましたが、国軍側の動きは見えてきません。戦闘を続け支援活動を妨げれば同じ過ちをくり返すだけです。それでなくても軍事政権下で国は乱れ、相次ぐ自然災害で国民は不安と恐怖にあえいでいるのに。

 軍のクーデターから4年余。戦闘が長期化するなか、この地震により壊滅的で悲痛な状況がさらに重なったとユニセフの支援責任者はいいます。こうした災害時に強く求められる、人びとの命と生活を守る政権。それは決して人ごとではないでしょう。

 


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