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自作キャンピングカーでの日本一周を目指す旅

人工関節置換術 リハビリの記録 其の7

2023-08-31 19:49:43 | 日記
8月30日 術後21日目
 朝、術後1週間ごとに行われている、定例の血液検査とレントゲン検査。血栓の可能性が無くなったからか、今回エコー検査は有りませんでした。
午前の回診で、右膝はパッドもフィルムも剥がれました。傷痕むき出しです。左膝はキズの継目に少し赤い部分があり、『もう少し様子を見ましょう!』となり、消毒後パッドとフィルムを張り替えました。

術後2週間で、パッド フィルムが全部剥がれる人が多いみたいで、私は少し遅れています。
糖尿病のせいかな! と、思ってしまいます。
フィルムが剥がれても、まだぎごちない歩き方の人も多いから、『まっ、いいか!』回復過程は、人それぞれです。
午前のリハビリ後半に、新兵器が登場しました。イスに座ってペダルを漕ぐマシンです。漕ぎかたと速度のレクチャーを受けたあと、負荷を調節してもらって、7分間400回転弱漕ぎました。早く漕ぐと、右膝の内側が少し痛みましたが、速度を落とせば消えました。
午後後半は、メトロノームのような音に合わせて、速度を変化させる漕ぎかたにステップアップしました。
これがなかなか難しい!
特にハイテンポになると、こちらもやたら無気になってペダルを踏むので、シンクロせず、『遅い!』『速い!』の声が飛んできます。終わる頃には、ヘロヘロでした。股関節の辺りにかなりきています。
これは、私の『自転車に乗れるようになりたい!』という目標にむけた予備練習だと思いました。

 午後のリハビリの後、デイルームでいつものように缶コーヒーを飲んでいる時、ちょっと面白い光景に出会いました。入院している外国の方が、看護師さんに何か話し掛けていました。声は聞こえませんが、彼の口もとを見れば日本語ではなさそうです。看護師さんは、おもむろにポケットから何やら取り出すと、それに向かって何か喋っています。ややあって、彼も何か喋っています。するとお互いに意思の疎通ができたようで、廊下を歩きだしました。
それは『ポケトーク』のようでした。
テレビのCMでは見たことがありましたが、実際に使われているのを見るのは初めてでした。
それにしても、かなり使い慣れている様子の看護師さんの動作には、大いに感心させられました。


8月31日 術後22日目
 8月も最終日。病室の窓には、一見 秋の空の様にも見える、箒ではいたような高い雲の浮かぶ青空が見えています。でも、夏はまだまだ終わってなんかいません。この窓の外は、今日もまた『危険な猛暑』との予報です。でも、病室内はTシャツ 半ズボンで快適です。ごめんなさい!
 今日 ダランはお休みです。
ここでは朝8時半頃、その日のリハビリの予定時間を、担当する先生が伝えに来てくれます。
今日は伊藤先生です。(先日の男先生です。)今日のリハビリは、午前は10時15分、午後は2時30分から、各々1時間です。

時間までの間に、ダランに教えて貰った自分で出来るトレーニングをしました。
タオルを使った、かかとと膝裏伸ばし。膝裏を両手で引き寄せ、足の自重で膝の可動域を広げる運動など3種目を、『休み休み 辛くなったら止める』がお約束で、一回10~15分 1日2~3回やります。ダランに『とにかく、毎日続けることが大事!』と、繰り返し言われているので、ここ2週間は毎日続けています。

伊藤先生の施術は、股関節周り 腰周り 背中 脇腹のマッサージ ストレッチから始まりました。次に、リハビリベッドをまたがる姿勢からの『また割り』です。
このまた割りは、10日程前からダランの指導でやっていました。初めは情けないぐらい曲がらなかった上体が、少しずつ曲がるようになり、昨日は顔が床面から10センチ位までになっていました。今日は、伊藤先生の施術のあと、一気に顔が座面についてしまいました。
1日2時間、毎日(日曜日は除く)続けるここのリハビリの内容   とシステムは凄いです。
まるで、マジックです。







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2 コメント

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Unknown (二郎)
2023-09-02 07:37:08
メトロノームは性格が出てますね。
早ければ良い訳でなく、リズムが合うことが大事というリハビリ主旨を忘れてはなりませんぞ。

続けることが大事でも、柔軟は一人だと大変そう…
Unknown (長男)
2023-09-02 07:41:02
ポケトーク?はこないだ吉野家で使ってる外人がいました。
どうやら「ネギ抜き」にしたかったようです。海外観光客も使うんだなぁと。

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