2021/10/29

美瑛には、道の駅がふたつ在ります。ひとつは『びえい丘のくら』、町の中心部にあり何かと便利です。もうひとつが15キロ程離れたピルケの森の中にある、ここ『びえい白金ピルケ』です。

あえて白金ピルケに泊まったのには、わけがありました。それは、大自然の中にポツンとある静かな道の駅であることと、ここから2～3キロ離れた同じ森のなかに、あの『青い池』があるからです。

朝早い時間の弱い光の中で、『青い池』がどんな表情を見せてくれるか、とても楽しみです。

アプローチの道路はとても良く整備されていて、走りやすい道です。

太陽が雲間からその光の帯を池に注ぎ入れると、立ち枯れた木々は眠りから醒め、池の水はその色を明るいブルーに、徐々に変化させていきます。

初めて見た朝の『青い池』は、一段と魅力的でした。

洪水対策の防災工事の副産物で、偶然出来たと言われる水溜まりの『青い池』は、今や多くの人びとを惹き付ける一大観光地になりました。

白樺街道を戻り、美瑛の『丘』を巡ります。

美瑛の耕作地は、ほぼ全て連続した丘の斜面にあります。連作障害を防ぐ為、丘を区切って違う作物を植えた名残で、色違いの畑が出来上がり、『パッチワークの丘』と呼ばれています。

その風景も、耕作機械の進歩　農業技術の進歩の前に、いずれは無くなっていく運命のようです。

美瑛町を横断する国道を渡り、美瑛西側の丘を巡ります。

『ケンとメリーの木』

『セブンスターの木』

『マイルドセブンの丘』

いずれも、昔のテレビコマーシャルの産物
で、北海道旅行ブームの切っ掛けとなった主役たちです。

それら以外にも、美瑛の丘を走っていると、思わず声が出そうになる風景にいくらでも出くわします。

北海道では、特に珍しい風景ではありませんが、名前がついているのが珍しい『道』です。

美瑛の丘の道を走っていると、つい時間を忘れます。スマホのバッテリーが切れて慌てたりします。

ここは、いつ訪れても微妙に違う顔を見せてくれたり、新たな顔で振り向いて驚かせてくれるのです。

午後から天気は下り坂です。早々に美瑛の町に戻って、銭湯の松の湯さんにお世話になり、『びえい　丘のくら』の駐車場へ戻りました。

　あ〰️した　てんきに　な〰️れ‼