ペットシッター日記

ペットシッター吉山のお仕事奮闘記!
動物との感動の日々。。。
ドタバタの毎日を日記にしてみました!

またまた行って来ました!

2009-10-17 | Weblog
先日の腫瘍(ガン)の講義に続き
日本獣医生命科学大学の講座に行って来ました
今回のテーマは「知らない間に悪化する心臓病と腎臓病」
ま…まさにうちのテッタくんにぴったりのテーマ!
テッタの事は置いといて、、、

高齢のわんちゃんには心臓病がとても多いですよね。
わんちゃんの心臓病で特に多いのが
「僧帽弁閉鎖不全症」というのがあります。
症例はほぼキャバリアでした(小型犬に多い)
この病気は非常にゆっくり進行し数年間は無症状だそうです。。。
その為、心配な飼い主さんは年に1回は獣医さんに
心臓の音を聞いてもらった方がイイですね!
麻酔なしで「心エコー検査」なるものも実施できるそうです!
そして、症状が軽い段階では「ACE阻害剤」という薬が
とても有効だそうです!

この病気の有効な早期発見法は…
●心雑音のチェック(5歳を過ぎたら年に1回はチェックを!)
●散歩時の様子を若い頃と比較
 (疲れやすさはゆっくり進行・毎日見ているからこそ気付かない変化)
●咳を軽視しない(喉になにかつっかえたような咳)
           ↑人で言うと「オェ~ッ」みないな。。。

ワクチン接種などで獣医さんに行ったら
心音をチェックしてもらうと安心ですね!

そしてねこちゃんに多い腎臓病。。。
腎臓病もゆっくり進行し
飼い主さんが気付いた頃にはかなり症状が進んでいる場合が多いそうです。

腎臓病の早期発見は尿検査!
最近は当たり前のように血液検査をしますが
腎臓病に関しては血液検査で数値が出る頃には
かなり症状が進んでいるそうです。

慢性腎臓病の発見には尿検査が有効!
●病気の経過の中で最初に見られる異常
 (中年期以降(6歳~)の猫ちゃんは年に1回は尿検査を)
  ↑1番イイ尿は朝!(午前中が濃い)
●些細な機能低下でも尿は薄く・多くなる
 (脱水しやすい傾向・日ごろから十分にお水を飲めるように!)

猫ちゃんの好みの水を見つけてあげるのが1番!
猫ちゃんってばなかなかグルメな子が多くて
お風呂場の水が好きだったり水道から直に飲むのが好きだったり…
こだわりのある子が多いですよね
お水はなるべく色んな場所に置いてあげるようにしてあげてください!

さらにコワイのが、、、
高血圧は慢性腎臓病の結果であり悪化する要因です。
猫ちゃんの高血圧の症状は
軽度~中度では大部分が無症状だそうです。
見落としの結果、高度の高血圧になると
●眼底出血(網膜出血)→失明
●出血(例:脳)
●食欲不振
●元気消失

高血圧を放置すると失明することがあるなんて、、、
見落とさない方法としてお家でできる事は
暗いところで光る猫ちゃんの『目』チェック!
暗いところでは目が光ますよね。
その色のチェックなら簡単ですよね!
キラリ光った色は網膜の色。
その色が赤っぽくなったら眼底出血。。。
即動物病院へ!です。

最後に、
「症状が無い」とは「症状が軽い」という事。
早期発見ってホント大事なんですね

★おまけ★
ここ5~6年でわかった事。
原因物質はまだ不明らしいのですが…
急性腎不全の原因・死亡率が極めて高いらしいぶどうやレーズン
わんちゃんに「ぶどう」と「レーズン」は食べさせてはいけませ~ん!

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