先日、獣医さんと歯石のお話をしてきました
獣医さんの困り事。。。
最近、トリミングサロンやトレーナーさんブリーダーさんなどなど、
無麻酔で歯石除去をしている所が多々あり、
その後、お口の中にトラブル発生で通院
なんてことが増えているそうです。
歯石除去の道具は鋭利な刃物と同じ。
危険を伴うものです。
一般の人が使う道具では歯周ポケットのお掃除はできないし、
歯の表面だけをガリガリ削って歯石を取っても
傷をつけるだけでまったく意味がなくペットに苦痛を与えるだけ。
どんなにおとなしい子でも絶対にやらないで欲しい。
とのことでした。
小型犬などは、顎の骨を骨折したなんて子もいるそうです。
獣医さん曰く、
無麻酔での歯石除去は『百害あって一利なし』
だそうです。
では、どうしたら良いのか。
水を含ませたガーゼで丁寧にお口の中を拭く。
『歯石の元のヌメヌメを拭き取る』
これだけでオッケー。
それも無理な場合は、
月に1回でも獣医さんで口腔内のケアをしてもらいましょう!
これをやるだけで歯石予防になるし、
将来動物病院で麻酔をかけて歯石を取る必要も少なくなるので、
ぜひ食後にお口の中を拭いてあげるか、
動物病院でケアしてあげてください。
歯磨き粉やジェルなどは、
ピカピカの歯ならやる価値は無きにしもあらず、ですが
歯石のついてしまった上に塗っても意味がないので、
歯磨き粉やジェルを使う場合は、
まずはお手入れをしてから使ってあげてください。
でも、基本的にはお水を含ませたガーゼで十分。
だそうです。
今回お話をした獣医さんの病院は、
歯の専門医もいる病院なので、
日頃からペットの歯については勉強しているようです。
そして、その先生は他の所でやった『何か』については何も言わないけど、
歯石除去だけは『動物病院以外では絶対にやらないでください』と言うそうです。
考え方は人それぞれですが、
私は病気じゃなくても動物病院に行くのは良いことだと思います。
『元気なうちの子』を先生に見てもらい触れてもらう。
性格をわかっていれば違いも分かりやすいし、
飼い主さんと獣医さんが日頃からコミュニケーションが取れていれば、
『いざという時』の時間が全然違うものになります。
月に1回、お口の中を見てもらい、
獣医さんと世間話をしてみてもいいのではないでしょうか
ペットが高齢になった時、
飼い主さんと獣医さん、お互いを理解していれば、
きっと来ておいてよかった~と思えると思います。
長々とお付き合い頂きありがとうございました!
今回は歯石除去のお話でした