朝早い時間帯にやっている『古典芸能』で
講談『情けは人のためならず』をやっていた。
そこで思い出したのは、ある先輩が嘆いていた事である。
「近頃はこの諺を読み間違える若者が多いくて腹立たしい」
本来は
《情けは人のためではなく、いずれは巡って自分に返ってくるのであるから、
誰にでも親切にしておいた方が良い》という意味である。『因果応報』
ところが
2000年頃から、若者を中心にこの言葉を
《情けをかけることは、結局はその人のためにならない(のですべきではない)》
と思っている者が多いことが新聞などで報じられた。
文化庁よる世論調査では、この語を前述のように誤用している者は48.2%と、
正しく理解している者の47.2%を上回ったという。
古語の言い回しを理解できなくなった世代が増えたことが原因だといわれているのだが・・・。
諺を使うことが少なくなった現代の風潮もあるだろう。
ところで、次の諺で正しい解釈・使い方をしているのはどれかな
「下手の考え、休むに似たり」 下手な人の考えたことは使い物にならず、休みながら考えたのと同じものだ。
「一姫二太郎」 子供は女の子一人、男の子二人の三人だ。
「虻蜂取らず」 危ないものには手を出さないのが賢明。
「河童の川流れ」 河童が川の流れにのって楽しげに遊んでいる様子
「鬼の霍乱」 鬼のように厳しくて怖い部長が今日は病気で休みか。『鬼も霍乱』だな
「親の心子知らず」 オレの親は何を考えているかはわからない。
「親はなくとも子は育つ」 親に苦労かけたな。いつも泣いていたよ。だけどオレは一人前になった。
「腐っても鯛」 私に力は残っていないが、社長という地位を渡したくない。
それでは正解 すべて間違った解釈をしている例でした。
-------------------頭の体操-------------------
前回の答え ( )=北 ・・・・・turuhimeさん、MKさん大正解
今回の問題 劇( )、区( )、( )一、( )角 ( )=?
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