お大師さま御誕生の地である善通寺、やっと来れた。
自分の誕生地でもあり子供の時は、ここで毎日の如く遊んだ。
境内の古い楠木の穴に隠れて遊び、お祭りはまるでデズニーだった。木下サーカスを見て
そのあと象に乗せてもらい、見世物のガラスを食べる男や「何が因果で・・・」と調子を取り
客を呼ぶろくろ首の女など好奇心と期待のるつぼだった。ろくにこずかいもなく、たまに安い
ニッキをかじりながら。しかし夢の世界だった。お金がたまれば友達と怖い怖いと言いつつ
「戒壇めぐり」をするのが最大のスリルだった。裏の香色山は何かにつけ登って行った思い
出の山だ。夕方は狸が化けて出るよと脅されていた。
ここで育ったことは私の心の遠景だ。
第75番札所 五岳山 誕生院 善通寺 (壱)
御本尊 薬師如来
真 言 おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
宗 派 真言宗善通寺派
開 基 弘法大師
七十五番までの御朱印
すっかり変わりました! 茫然。
弘法大師が御誕生された佐伯家の邸宅地に建ち、奥殿には大師自作と伝わる本尊・瞬目大師像が秘蔵されている。
ここ御影堂地下には、約100メートルのドキドキの「戒壇めぐり」があり、暗闇の中、左手で壁を伝いながらまわった。
久しぶりに楽しみで回ったがなんか明るくてスリルは味わえなかった。当然か!
御影堂
仁王さんは変わらずにらんでくれた。
中門 昔は駄菓子屋があった。ニッキを買った。
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