父

今年最初のブログ

本年もよろしくお願いします


　


富士山が好きだった父

昨年の１２月２８日に満８８歳　癌で亡くなり

部屋から色々な富士山の写真が出てきました

私がなぜ年末、急に富士山に行きたくなり

雄大で偉大な富士山の姿を見せてもらえたのは

病気で動けない父の代わりに行ってきた様な気がします


２日間、口を開けて一度も口を閉じることなく呼吸をしていたのですが

亡くなる３分前位いから口を閉じ鼻呼吸に変え静かに息を引き取るのを見て

人間のフェイドアウトの仕方を見せてもらえたような気がします


今まで父と手を握った事がなかったのに

亡くなる２日間今までの分、ずっと手を握りゆっくりお話もできました

２日間　目を覚まさなかったのに

息を引き取る２時間前

車運転中によく聞いていたCDの音楽をかけると

急に目を開け何か言いたそうで

思うように動けない手と足を必死に動かそうとしていて

よく座って手を合わせ「ありがとう」と言っていたのを思い出し

「わかったよ　こちらこそ　ありがとう」と言うと　

手足の動きも止まり　涙を流していました

その時、携帯が鳴り　二人の孫の声も聞くこともできました

本当に人のために色々してきたお父さん

素晴らしい最後で天国に行ったと思います


亡くなってから

あ～してあげたかった　こ～してあげたっかた　と思う事もなく　

父も何日か前に兄に頼んでおちょこと徳利を持ってこいと言って

自分で空の徳利でおちょこに　お酒を入れたつもりで

この世の別れの盃をしたそうです

お互い思い残す事ない別れができ感謝でいっぱいです


大往生を調べてみたら

（子孫親類に敬われ見守られて静かに天寿を全うする様）

まさにこの通り　本当に大往生できたのですね

お疲れ様でした

星にお帰り下さい

最後の最後まで色々教えてもらい

本当にありがとうございました

感謝～