モロッコに戻って来ました。
これから暫くの間、一時帰国編をお送り致しますが、お付き合いの程
よろしくお願い致します。
タンジェのアパートを出発したのは４月１９日の午前３時のため、プーは
前日のうちに、ペットショップ「アニマロー」へ預ける事にしました。
「なんだか嫌な予感がするプー」
勘が鋭いプーは、アパートを出る時から悲しげな声を上げていました。
楽しみな一時帰国ですが、プーと離れる事を思うと、私達も胸が
張り裂けそうです。
が、ペットショップには子猫ちゃんがおり、プーはその子猫ちゃんと
妙に気が合った様子。
私達が「プー、元気でね～～～～～」と声をかけても、こちらをチラッと
見ただけで、あとは子猫ちゃんに夢中。
涙、涙の別れを予想していたので、ちょっとだけ安心しつつ、でも
後ろ髪を引かれる思いで、アニマローを後にしました。
この後、深夜３時にアパートを出発する為、早々にベッドに入り、
午前２時に起床。
今回も昨年同様にモロッコの首都、ラバトのサレ地区にある空港から
の出発です。
フライトは、午前７時５５分。今年のモロッコは、サマータイムの
施行が、ヨーロッパと同時だったので、出発時間に変更がなく、とても
楽でした。
午前６時、空港に到着。
辺りはまだ真っ暗です。
この後、荷物を預け、トランジット先のパリ行きの飛行機に乗り込み
ました。
ラバトからパリのシャルル・ド・ゴール空港までは約３時間。
そのため、搭乗早々機内食が出ます。
早朝便と言う事で、軽食が出ました。
窓の外を見ると、雲に覆われていて、なんだかとても寒そう。
それもそのはず、機内放送によると、パリの気温は７℃との事。
タンジェのアパートを出発した時は１６℃でしたので、１０℃
近くも気温が下がります。
パリでの乗り継ぎ案内を見ると、パリから成田までは、１１時間５５分。
半日近くのフライトです。
搭乗待ちの列に並んでいると、ワンちゃんを布のケージに入れて
機内持ち込みをするヨーロピアンを発見。
エールフランスでは、５ｋｇまでの動物（犬・猫）に、ケージの
重さを加えて６ｋｇ以下であれば、機内へ一緒に搭乗できる
ようです。
機会があれば、いつかプーも機内持ち込みをして一緒に旅行したいなー。
今回のシートは、シートプラスという足元の広いシートを利用。
エールフランスでは、追加の料金を支払うことで、足元の広いシートを
確保できます。
が、このシートは「非常口」の部分ですので、緊急時には非常口を
解放するお手伝いをしなければなりません。
通常、こういったシートに座ると添乗員さん来てドアの開け方などを
指導するのですが、エールフランスでは特に指導はありませんでした。
と、いうことで緊急時にも問題なくお手伝いができるように、出発前に
説明書きを熟読して、非常口の開け方をシミュレーション。
離陸してしばらくすると、ドリンクのサービスがあります。
私はシャンパン、妻は白ワイン。
午前中から飲めて幸せ～。
この後、機内食が出てきました。
メニューには、「カレー」と「なんとか」が書いてあったので迷わず
「カレー」を選択。
ちなみに「なんとか」は、あまりにも「カレー」のインパクトが強かった
為、まったく記憶しておりませんでした・・・
日本に近づくと、２度目の食事。時間は、日本時間で午前５時ころに
なるので、「朝食」に相当します。
タンジェのアパートを出発して約２２時間。
無事に成田空港に到着しました。
「おかえりなさい」の文字がとても嬉しい。
この後、自宅のある岩手へと向かいます。
さて、お待ちかねの、日本で最初に口にした物。
それは、「胡麻麦茶」なる飲み物。
一年に一度の一時帰国は、健康診断が一番の目的です。
そんな訳で「血圧が高めの方に」と言う謳い文句に釣られ
つい手が伸びてしまいました。
この一年間の不摂生が、この１本でチャラになる訳無いのに～。
そして自宅に到着する前、スーパーマーケットに立ち寄り、お惣菜を
買い込み、到着早々「お家バル」開催！
震災で食器はほとんど壊れたので、キャンプ気分でお皿は紙皿を使い
お惣菜はパックのままテーブルへ。
お刺身がメインの、帰国初日の夕飯。
健康診断前だというのに、ガッツリといただいてしまいました。
