寺子屋ブログ

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福岡憂国に参加しました。

2011年11月24日 09時20分20秒 | Weblog

今朝も大変冷え込みましたね。

さて、私事で恐縮ですが、昨日、「福岡憂国忌」に参加して参りました。

憂国忌と申しますのは、三島由紀夫氏と、森田必勝氏の慰霊と共に、その理念を生かしていきたいとする後身達が行っているものです。

昭和45年11月25日に、自衛隊市ヶ谷駐屯地内で割腹自決された三島氏は、その頃「楯の会」という組織を創設され、戦後日本が忘れさせられてしまった日本の国の在り方・日本男児の生き様を取り戻したいという思いを持たれます。

私が三島由起夫氏を知ったのは、高校生の頃です。

しかも、あろう事か、三島氏とは思想的に正反対の某日本人が、世界的に有名なある賞を受賞した時のことでした。

マスコミや学校の先生方がこぞって彼その受賞を讃えており、私も当初は「日本人が世界的にも有名な賞を受賞したのは嬉しい!」と感じていたものです。

しかし、国語の時間に資料集で彼の業績を視てみますと、「戦後民主主義」といわれるものの象徴的な方でして、がく然としたのを思い出します。

其の時、彼を扱うページの前後にあった「三島由紀夫」というページを見て、「市ヶ谷駐屯地で自決」という文字に衝撃を受けました。

一体どういう事だろうと思って図書館に行き、三島由紀夫についてのものを調べているうちに、その詳細と意味が分かってきました。

そして、いわゆる「檄文」と言われているものを初めて読んで、大変に心を動かされたのを記憶しています。

「・・・日本を日本の真姿に戻して、そこで死ぬのだ。生命尊重のみで魂は死んでも良いのか。生命以上の価値無くして、何の軍隊だ。今こそわれわれは生命尊重以上の価値の所在を諸君の目に見せてやる。それは自由でも民主主義でもない。日本だ。われわれの愛する歴史と伝統の国、日本だ。これを骨抜きにしてしまった憲法に体をぶつけて死ぬ奴はいないのか。もしいれば、今からでも共に起ち、共に死のう。われわれは至純の魂を持つ諸君が、一個の男子、真の武士として蘇えることを熱望するあまり、この挙に出たのである。・・・」

それまで見聞してきた言葉以上に、この「檄文」の最後の数行の力強さに涙が出てきた記憶があります。ここまではっきりと「今の日本はおかしい」言っている人が戦後の日本にいたと言うこと、そして三島氏が亡くなって既に30年近くたっていたことを知りました。

それから、大学生になり、様々な勉強会や国民運動に参加させていただくようになってからは、忙しくても「憂国忌」だけはなるべく参加させて貰おうと思っていたのですが、ここ二年ばかり仕事の都合でかなわず、やっと本年、久々に参加させていただきました。

本年は、講師に、元海上保安官の一色正春氏をお迎えして、尖閣諸島と日本の警備の様子についてお話を頂きました。

もう憂国忌も41回目です。三島由紀夫氏が警鐘を鳴らしたような世の中が現実になり、日本が、日本人の手で解体されるのではないかという危機感も益す今日この頃ではありますが、昨日の式典には、450人を超える方々が参加されていたと言うことですから、集った一人一人が、国家の再生を目指して日々努力していくしかないなぁと改めて感じた次第です。

私見を長々と失礼いたしました。

本日も皆様、どうぞ幸せ日々になりますように。

(文責:横畑雄基)



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