天乃のされど愛しき世界

愛猫がにゃあと鳴いてくれて、
紅茶がおいしくて・・・。
そんな幸せ忘れずに生きまっしょい。

11月16日・聖地横浜「まだまだあぶない刑事」

2005年11月17日 09時09分22秒 | 映画・本
あぶない刑事

1986年10月5日の日曜日

テレビ史に残るドラマ「あぶない刑事」がスタート。

たちまち人気シリーズとなった。

カタカナで「アブナイ」だと狂気ッぽすぎるし
漢字だと堅苦しい。

今までにないテレビドラマを作りたいという思いの製作者たちは
あえて「あぶない」をひらがなにした。


もくろみ通り、子供も大人も女子高生も
ハードボイルド好きの大人の男性もとにかく幅広いファン層の
絶大なる支持により、
記録的な最高視聴率26.4をたたきだし、通称「あぶでか」として
親しまれることになった。

そして、1987・88・89・96・98と
これまでに五本の映画が公開された。
(筆者のオススメは87・88・89・2005である。
96・98は、映画色を強くだそうとしたためか、あぶない刑事の
世界感を壊していたと思うし、要の役者さんが亡くなった穴を
埋めきれていなかったのだ。)


しかし、惜しむらくは、そのあまりに個性的なキャストの
アドリブ性にあふれたこのドラマは、誰にもマネをすることが
できないことだ。


イギリス紳士のごとくに
オート・クチュールの三つ揃えのスーツを着こなす
舘ひろし演じる鷹山俊樹。
元暴走族上がりの舘は、バイクアクションは吹き替え無し!

バーボンもジャズもハマってしまう男っぷりで
女性の扱いは常にスマートでデリケート。

そんな鷹山と、これ以上ないコンビを組むのは、
華麗なダンスと軽快なアドリブをドラマに刻む
柴田恭兵演じる大下勇次。

ファッショナブルな色柄もののスーツを着こなし
軽いステップを踏みながら、
踊るような殺陣で魅せてくれる。

女性の扱いはイマイチ・・・。
ロマンティスト過ぎるからかしらね・・・。


脇を固めるのも、浅野温子・仲村トオル・木の実ナナ・などなど
代えの効かない個性ばかり。

彼らが、20年で育んだ何も言わずとも通じる呼吸があればこそ
あのアドリブ、タイミング、セクシーさ、かっこよさ、

あぶない刑事は生まれるのだ。



二番煎じはありえないのだ。

そう、あぶない刑事は

あぶない刑事でしか楽しめない。


彼らとは、「今」しか遊べない。


この贅沢を逃す手はないだろう。









「まだまだあぶない刑事」2005

さらにハードに!さらにクールに!
犯人を追って華麗に舞う二人!
女性のハートを撃ち抜き、男達をしびれさせた
タカとユージが帰ってきた!

オマタセ、ベイベー。イッツ ショータイム!

愛など語らず、思い出も、涙さえも・・・。
あるのはただ誇りと自己のスタイルとジョークだと
遊戯れる。


貫かれ続けるカッコよさ。
夢のような大人に魅せられたいとき
やつらに逢えばいい。

ヨコハマ、港署、まだまだ

あ・ぶ・な・い・デ・カ










ちょいと病気だな。
50も過ぎたおっさんに萌え萌えしているこのごろ

でもま、彼らがかっこよ過ぎるのがイケナイのよ。

20年前から変わらぬバディ。
20年前より、より艶のでたセクシーボイス。
20年前からつちかった、いい男同志の信頼と絆。

「まだまだあぶない刑事」
不滅の名コンビ「タカ&ユージ」=「舘ひろし&柴田恭兵」



7年の時を経て、横浜に舞い戻ってきた彼らに
もう一度会いたくて、またまた映画館へと来てしまった
私とゆらちゃん。

つか、映画公開が18日までだから、今日、行かないと
もう会えない(笑)




で、今回はゆらちゃんが前売りを使いたいということで
指定映画館である伊勢崎町の映画館へ。


伊勢崎町~横浜といえば、港署の管轄ということで、
タカとユージがいくつもの事件で駆け抜けた町!
そこで映画を見れるなんて、ファンの至福じゃん!

萌え~!!!


横浜名物「ステラおばさんのお店」で待ち合わせ↓



とにかく、二回は見たいので10時半!


気合い入れすぎたのか、早く着き過ぎたので、
伊勢崎町でお茶しながら、開演時間まで待つ。

伊勢崎町・・・ここで第一回放送の撮影現場を見てしまったことが
ゆらの不幸・・・。

目の前で30歳、魅力最高値の柴田恭兵さんを目の前で見てしまった
小学生のゆら・・・。

「年上の男の人って、<おじさん>だけじゃないんだ!
いい男なんだ!」



小学生のときに30男にコマされたのがトラウマになって、
それからは、10歳以上年上しか愛せない身になってしまった・・・。


でも、わかるわ・・・。


奴ら50を過ぎても、魅力に衰え無し☆

もちろん、顔のしわは増えたけど、
そのセクシーさと男の色気、声の艶はむしろ
時を経てますます増し、変わらぬダンディセクシーな身のこなし。

熟練のガンアクションと、絵になりすぎるツーショ。

コートのベルトを結ぶ・・ただそれだけのしぐさが
どうしてそんなにかっこいいの!

あのシーンだけで、当分、うまい飯が食える!と思いました。


映画の内容については、
私は評論家的な意見はいいたくないので、無心に見た一ファンとして言えば、
楽しかった!

こう、作った人達が「あぶない刑事大好きなんだな~!」って
伝わってきたので、うれしかった!

前二作と違って、テレビシリーズのスパイスをふんだんに取り入れていて、
ファンだったら
「あ~!!!そのセリフ!懐かしい!」というチョイスを
多数してくれていて、
それに、20年の年月で変わっていったところもあり、
懐かしくて涙が出そうに・・・。


亡くなった課長役の中条さんの名セリフ
大ばか者!
鷹山と大下はどこいっちゃったの!


をトオルが言ってくれるなんて・・・。(涙)

カット割とか、BGMの使い方とか言いたいこともあるけれど、
そこをさっぴいても、終わった瞬間が楽しい気分だったもの!



別に人生について語る映画じゃない。
哲学があるわけじゃない。

ただ、楽しい映画があっていいじゃない。


そのかっこよさで、その生き様で何かを示してくれる
大人の男がいていいじゃない。




苦しみも、哀しみも、喜びも・・。

ちゃんと人生に刻んで生きていったら
20年たって、ますますいい男になれるのさ。





ちなみに、今から20年後には、
ちゃんと人生の年輪を刻んだ「いい男」は
絶滅してるかもしれないと思う今日このごろ。






帰りに、あぶない刑事で使われた全てのユージの歌が入ってる
「ユージ・ザ・ベスト」を買ってしまった!


あぶない刑事は、20年前にすでに「キャラソング」の形式で
歌を発表し、コスプレ、ネイルアートなども取り入れていた
オシャレさだったのだ。


BGMには、今で言うなら久保田敏伸のような思わず
リズムをとってしまうようなナイスな歌が多数使用されてたのさ。




もう、いい男満喫で横浜にてお茶♪
和カフェにて、ちょいとセレブに・・・。

ワタクシは二色盛り合わせ<イチゴのタルトと季節のタルト>



ゆらちゃんは、二色盛り合わせ<抹茶のチーズケーキとイチゴショート>




ゆっくり楽しみながら、あぶない刑事トークで萌える。


ゆらは、三回見たところ、いろいろアラを見つけてしまったようで
苦しんでいたけれど、アラなんて、終わりよければ全て良しよ(笑)



備考・私が和カフェでお茶してたころ、
隣りの駅にアオタマがいた(笑)

私は伊勢崎町~横浜で遊んでいて
アオタマは桜木町で遊んでいたのね

会いたいような、会えるわけないような・・(笑)



そんな感じで、家路に着きました。



最後に、柴田恭兵さんの撮影後のインタビューより

「最近、気がついたんだけど。
ユージはタカを喜ばせたい一心だということ。
つまり、僕は舘さんを喜ばせたくてしょうがないんだということ。」

「僕は舘さん、ただ一人を喜ばせるために大下勇次をやっていたみたいです。」


・・・20年経って、この言葉がでることに、
ファンとしては、泣きたい気持ちです。

この言葉が言える柴田さんと舘さん、タカとユージ・・・。

そんな「二人」に。

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