今回ご紹介するのは、「ビット・トレーダー」樹林伸著幻冬舎刊です
ストーリーは…
矢部恭一は小学生の息子を電車事故で亡くした。
その慰謝料を株に突っ込み、愛人を囲い利益を上げていた。
息子を亡くしたことにより、妻や娘とも溝ができ、
家庭は崩壊しつつある。
そんなある日、恭一はある男からインサイダー情報をもたらされ
その取引に乗ることにするのだが、
さて?
話としては「ベタ」だと思うのです。
息子が亡くなったことがきっかけで、父は愛人を作り、
母はスポーツクラブやエステにハマり、
娘はホストにのめり込む。
ドラマや小説の中ではよくある話なんですが、
この作品は株の取引の臨場感もすごくよく出てるし、
電車事故というのは、JRの脱線事故、
作中に出てくる九十九ファンドというのは、
村上ファンドを想定していると思うので、
社会派ネタという意味でも読み応えがあります。
私、個人的に株の世界やホストの世界に興味があるので;笑
(でもホストクラブに行ったことはないです。
まあこれからも行かないでしょうけどね)
そういう世界の腐った部分も書かれていて面白かったです。
人物描写も良くて、
恭一の愛人理香子や経済情報誌の記者御堂も魅力があります。
結局は家族の絆をテーマにした小説だとは思うのですが、
いろんな味付けが楽しめる小説です。
オススメです
ストーリーは…
矢部恭一は小学生の息子を電車事故で亡くした。
その慰謝料を株に突っ込み、愛人を囲い利益を上げていた。
息子を亡くしたことにより、妻や娘とも溝ができ、
家庭は崩壊しつつある。
そんなある日、恭一はある男からインサイダー情報をもたらされ
その取引に乗ることにするのだが、
さて?
話としては「ベタ」だと思うのです。
息子が亡くなったことがきっかけで、父は愛人を作り、
母はスポーツクラブやエステにハマり、
娘はホストにのめり込む。
ドラマや小説の中ではよくある話なんですが、
この作品は株の取引の臨場感もすごくよく出てるし、
電車事故というのは、JRの脱線事故、
作中に出てくる九十九ファンドというのは、
村上ファンドを想定していると思うので、
社会派ネタという意味でも読み応えがあります。
私、個人的に株の世界やホストの世界に興味があるので;笑
(でもホストクラブに行ったことはないです。
まあこれからも行かないでしょうけどね)
そういう世界の腐った部分も書かれていて面白かったです。
人物描写も良くて、
恭一の愛人理香子や経済情報誌の記者御堂も魅力があります。
結局は家族の絆をテーマにした小説だとは思うのですが、
いろんな味付けが楽しめる小説です。
オススメです