メイ姉ちゃんの次は、僕が美容院に行きました
といっても、僕たちの美容院は、お母さんなんですが、、
、
お母さんの美容院は、注文が言えません
僕が、「スリムに見えるようにしてください
」とか
「そんなに切らないでください」とか
「まつげは、切らないでください」とか思っても、、、
「無理
」
「出来ない」と、言われるに決まっている
だから、黙って、テーブルに載っけられているんです
時々、抵抗を試みますが、、、
お母さんに、ギュ～っと掴まれてしまい、、、
やっぱり無理なようです
そうこうしているうちに、お母さんの美容室は終わりのようです
どう
ねえ、どう
お母さんが言いました
「ポンちゃん、大丈夫よ～
明日、まーちゃんが来てくれるから、ぽんちゃんの気に入るように
綺麗にカットしてもらいなさいね～」だって
お母さんが、月に一度のカットをしてくれるんですが、、、
我が家には、４匹家族がいるんで、その順番に迷うみたい
その日の天気とか、気温とか、、、
何より、お母さんの体調によって決まるんだって
そして今月の1番は、わ。た。し。メイよ
そうよ、何事もレディーファーストでいきましょ
選ばれなかったメンズったら、ふてくされっちゃってね
ポン太なんか、お母さんに抱っこをせがんだりして、邪魔するんだよ
そんなこんなで、なんとかカットが終わりました
エヘヘ、私のドヤ顔
そして、床に降りたとたん、メンズの洗礼がやってきた
レオン兄ちゃん、助けてください
私が助けを求めても、レオン兄ちゃんは、寝たふりしてたんですよ
昨年９月、私は、４匹のワンズとともに新しい生活をスタートした
引越ししたばかりで、荷物も片付かなかった頃
荷物を配達に来た宅急便のお兄さんが
「お花を好きなようなんで、これいかがでしょうかね」と言って
勧められたのが、アマリリスの球根、１０００円なり
「なかなか売れなくて、、、」と言われっちゃったもんだから
ついつい買ってしまったんです
私、正直言って、アマリリスという花は、あまり好きではないんです
なのに、アマリリスに、いろいろな色があると聞き
私の好きなピンクもあるということで
気まぐれで、買ってしまったんです
うちは、日あたりが悪い家なんです
だから、日当たりのいい暖かいところに置く、、、という条件に
マッチするところが無かった
結局、北側の台所の調理台の上に置くことにした
約束通り、１週間に１回、コップ１杯の水を与え続けていたけど
ちっとも変化ない
私、宅急便のお兄さんに、文句の１つでも言ってやろうかと思っていたんです
それでも、あれから、６ヶ月が過ぎた昨日
１輪目が咲き
今日、３輪すべてが咲きました
陽が燦々とさす家ではないけれど
頑張って咲いてくれたんだね
日陰のもやしみたい、、、という例えがあるけれど
そういえば、このアマリリスちゃん、なんだかヒョロヒョロと茎がやけに長いような気がするんだけど、、、
気のせいかな
頑張って咲いてくれてありがとう
そして、私も頑張ってきたんだよ
私も、少しずつ、社会に出ていけるようになったんだよ
またまた２月の連休の話
長男夫婦+冨ちゃんが遊びに来てくれたんだけど、、、
夕食後、ちょっと手持ちぶさたな時間があった
聞くところによると、そんな時、３人は、よく花札をやっているらしい
ところが、うちには花札がない
それって、どこに売っているものなの
とか言っているうちに、無駄に時間が過ぎてしまい
せっかくの休みの時間を無駄にしてしまったような気がした
じゃあ、次回に備えて準備しておきましょう
大統領だって
ところで、私は、花札のルールをよく知らない
（レオンも知らないよね～）
もっといけないのは、私は、勝負事に熱くならないことだ
いやいや、生まれ変わった私
熱くなりましょう
待っているわよ、長男、嫁、冨ちゃん
僕は、犬だから、人間の言葉はじゃべれない
だけど、人間の言葉は、ちゃんとわかる
お母さんは、人間だから、犬の言葉がよくわからない
だけど、僕の気持ちは、よ～くわかってくれる
というわけで、僕は、さっきから、こうしてお母さんに無言の要求をしている
僕の、気持ちはよ～くわかっているはずのお母さんなのに
あえて、無視することがある
「何して欲し～いの」なんて言いながら
僕が欲しいモノがなんなのか、ちゃんとわかっているのに意地悪をするんだ
「レオンちゃん、ボールが欲し～の」なんて、、、
もう一度言いますが、僕は、喋れないんですからね
こうするしかないんですよ～
