お母さんが、ボールを見せると
レオン兄ちゃんが、真っ先にお座りで待つ
大きなお兄ちゃんの影で、見えないかもしれないけど
私も、すんごく喜んでいるの
私って、以外に、ボール好き
お母さんに、飛びついて催促しちゃったりするのよ
一見大人しそうに見える私なんだけど、、、
実はね、ボールを見るとね、人格変わっちゃうのよ
でっかいレオン兄ちゃんにも、向かっていっちゃうんだから
でも、やっぱり女の子らしさは忘れないわよ
牙を向いていたことは微塵も見せない（？）私よ
さてレオン兄ちゃんときたら、、、
私が、そーっと近づいていくとね
こんなふうに、ボールを独り占めしようとしたり
挙げ句の果てには
口の中に、ボールを2個も隠そうとしたりしているのよ
レオン兄ちゃんて、もうすぐ10歳にもなるというのに
お子ちゃまね
レオン兄ちゃん、また遊んであげるわね
今朝のＫの口づけは、激しかった
私の唇の中に、舌を入れて、何回も何回も、、、
愛おしいように、繰り返す
ダメ、もうやめて
私は、苦しくなって、思わず首を振った
その時、Ｋは、背伸びをして、両手で私の頬を包み
また口づけを再開した、、、
「ねえ、ねえ、レオン、どうよ
お母さんの官能小説風の書き出し」と、お母さん
全然ダメですよ、そんなんじゃ
僕が、その場面、種明かししますよ
Ｋというのは、健太です
私というのが、僕レオン
健太の朝の挨拶が、これ
健太は、僕の唇の黒いきくらげみたいなところが、大好きなんです
もう、ほんとしつこいぐらいに、僕の唇にキスしてくるんです
唇だけではなく、目の周りを舐めるのも大好きです
そして、僕が余りのしつこさにへきへきして、健太を振り切ろうとすると
健太は、背伸びをして、僕の顔を両手で挟み
再び、キスを始めるのであります
きくらげみたいなとこは、特に入念に舐め回します
僕は、本当に、迷惑なんですよ、お母さん
助けてください、お母さん
「健太が、諦めるまで、やらしてあげなさいよ」
「健太、色っぽいね～」などと、お母さんが言ってます
友人のまーちゃんちに昨年12月30日誕生したアイリッシュソフトコーテッドウィートンテリアの赤ちゃん５匹
あれから1ヶ月半
成長めざましく
迷カメラマンの私は、その動く姿を撮影できません
だから、こうして遊び疲れて寝ている姿を、パチり
今までは、緑、青、黄色、赤、桃色と
首につけたバンダナの色で呼んでいたんですが、、、
この度、５匹全て、新しい家族が決まったんです
緑くん
改め、アポロくん
青君
改め、ハロウィン君
桃ちゃん
改め、こももちゃん
黄色ちゃんと、赤ちゃん
改め、ひなこちゃんとヴィオラちゃん
私は、嬉しいのはもちろんなんですがね
テラママと、大地パパの間に新しいベビーちゃんの計画はないらしく
私の人生において、これからアイリッシュソフトコーテッドウイートンテリアの赤ちゃんに
巡り合うことなんて、そうそうないんだよね
テラママ、お疲れ様
大地パパ、もうすぐ大好きなテラちゃんを一人占めできるから、、、ね
イヤーな予感がします
お母さんが、猫撫で声で呼んでます
「レオンちゃん、ちょっと相談があるんだけどぉ」
ほら来た、嫌なことが起きる前には、必ずお母さんは、こういう声で呼ぶ
「ちょっとさあ、お母さん、アロマの勉強と、編み物を始めようと思ってね
」
僕は、無視してます
「ちょっと見てよ～ペットの為のアロマの勉強なんだから～」
「それと、お母さん、再来年の還暦祝いを目指して、赤いセーターを編もうと思ってね」
僕は、やはり無視してます
きっと、アロマの勉強も、僕を実験台にするだろうし、、、
編み物だって、きっと僕をモデルにするだろうし、、、
だけど、内心、お母さんが、ちょっと可哀想になってきたりして、、、
だから、お母さん、僕が応援しますよ
メイちゃん、まだ突発性階段昇降不能症候群が治らない
階段のあと１段が、どうしても昇れない
お母さんが、どうやったら治るか考えている
「レオン、ねえ、このお芋でメイちゃんをおびき出して、階段を登らせてみようか」
メイちゃんの前に、お母さんがお芋を置いてみた
だけど、、、、
やっぱり、メイちゃんは，昇れなかったんだ
「何言ってるの，レオン
お母さんが、メイちゃんに置いたお芋を横取りしちゃったのは誰
」
