<「本堂城回仲ノ町」の古い日本家屋>
●歩いた日:2019年4月14日(日)
●歩いた所
・本堂城回:田町、館間、八ツ目川、本堂町、飛沢尻、馬場、若林、仲ノ町
・土崎 :上飛沢、松ノ木
●歩いたログ(足跡)(道のり6.4km)
(以上の地図:国土地理院)
「矢島川」にかかる県道の橋を引き返してその袂からやや狭い道を西に向かう。すぐ右手から来る広い道に合流する。
(「矢島川」にかかる「角六線」の橋の付近(「仲ノ町」))
右手の道から広い道に出て来たところ。白い軽自動車の右奥に「とまれ」の赤い道路標識があるが、そこに前掲写真を撮った県道の橋がかかる。ログ地図でわかるように、左手の青の案内標識のところで県道を横断した道がもう一つの橋を渡って手前に来て、右手の道と合流している。右手が古い道で、左手の広い道が新しく整備された道のようだ。
先ほど歩いた、高い木立と墓地の多い道を裏?(北)側から眺めながら西へ進むと、その道から北に延びる道との十字路に至る。そこを右に折れ、少し進んで今度は左に折れて家並が続く道を進む。
📷011:「仲ノ町」の道
どの家も広い敷地にゆったりと建っていて、落ち着いたたたずまいである。こんなところに住んでいる人は気持ちも大らかなのであろうか、一軒の家から出て来た若い男性が見知らぬ私に「こんにちは」と大きな声であいさつしてくれた。
ところで、ここの地名は「仲ノ町」、隣は「本堂町」であるが、こんな農村地帯で「町」の付く地名はこれまでなかったと思う。これも城下町として町割りされた名残だろうか。
道の左脇に刈り込まれた小さな庭木が写る。そこまで進むと面白いものが目に入る。
(「仲ノ町」の一点景)
道端に石像が二つ立っている。こちらを向いているのは観音様?の像、横の向いているのは薪を背負った「二宮尊徳」の像である。ここの土地になにかいわれがあるのだろうか。それともここの家の人の特別な思いがあるのだろうか。奥の小屋のシャッターには、素人が描いたとは思われない見事なポパイの絵がある。
さらに進むと、道端に地蔵様が安置されている祠が二つあり、その奥に大きな家がある。
(「仲ノ町」の一角)
道から奥まったところに二階建ての大きな家が建つ。 昔の家は座敷の周りに縁側があり、座敷は障子で、縁側は雨戸で閉め切るようになっていた。そして、天気の良い日などは縁側を開放するため、雨戸を納めるための戸袋が作られていた。
この家は、1階と2階の左端に紋章を付けた戸袋があり、南向きになるこちら側は1・2階とも雨戸のようだ。雪囲いのために1階は上の方しか見えないが凝った造りの雨戸で、桟(骨組み)を見ると2階も同じ造りのようである。壁も趣のある風情だ。二つの祠とあわせてこの家を眺めると、子供の頃に見た風景が長い時を隔ててここに再び姿を現したようにも感じる。
(その6に続く)
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