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くるりんの日記

私の日々の出来事で印象に残ったこと、思ったことを日記にしてみました。

司馬遼太郎「坂の上の雲」

2010年05月17日 | 読書
昨年末から読み始めていた司馬遼太郎の「坂の上の雲」8巻やっと読み終わりました。「おもしろかった」の一語につきます。文章も簡潔明瞭で事実のみを述べています。日露戦争の全体が見えてきたような気がします。ここまで詳しく史実を調べた司馬遼太郎という作者はすごいですねぇ。ロシア帝国の記述も大変興味深かったです。また、秋山好古・秋山真之兄弟の個性もおもしろかったです。
ただ、満州国の地名、ロシア人の名前などがなかなか覚えられませんでしたが、内容を理解するには支障はありません。が、いつかもう一度じっくりと読み直してみたいと思う本でした。
日本もこの日露戦争まではよかったのですが・・・。このあとの時代で戦争へと突入していきます。この日露戦争での勝利が「日本は強い。神の国である。」などという妄想を抱かせるきっかけになったのではないでしょうか。そういう意味では日露戦争で負けていれば、後の大戦もなかったのかもしれませんね。でも負けていれば日本はロシアに占領されていたかも・・・なんとなく複雑な心境です。戦争は勝っても負けても何らかの問題を残しますね。
いずれにせよ、今のこの平和な時代に生きていることに感謝です。
ちょっと「平和ボケ」している感もありますが・・・。

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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (natunosora)
2010-06-11 01:45:58
一挙にいろいろ読ませていただきました。俳諧?(失礼しました)場所が私と違うのでいろいろ学ばせていただきました。一人でこんなに楽しめたら幸せですね。
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