goo blog サービス終了のお知らせ 

くるりんの日記

私の日々の出来事で印象に残ったこと、思ったことを日記にしてみました。

谷崎潤一郎記念館文学館講座

2012年10月25日 | 講演会等
毎月最終週の木曜日に開催される谷崎潤一郎記念館の文学館講座「作家柳谷郁子が語る~名作の愉しみ~」にでかけました。10時半からなので、武庫川のコスモス畑から帰ってしばらくしてからでかけました。今日で3回目です。
「名短編、ここにあり」より今日は「山口 瞳」の「穴―考える人たち」でした。ちょっと変わった話です。
本当に人の話を聞くってとても楽しいです。自分では気がつかないような本の読み方などなどとても参考になりおもしろいです。
「山口 瞳」というと「男性自身」シリーズで有名です。また、むか~しのサントリーの「トリスを飲んでHawaiiへ行こう!」なんてコピーも代表作です。キャッチフレーズもありました。若い頃は「結婚しません」「新入社員諸君!」「愛ってなに?」なぢなどよく読んだ作家の一人です。
お話する柳谷先生の声がとても気持ち良くて・・・おだやか~にお話しするだけなのに、「あの~」が多いんですがそれなのにとても魅力があります。また、他の話題も出てきたりで私にとっては現実を離れた至福のひと時です。今日の参加者は私を含めて5名というこじんまりとした集まりです。来月の作家は私は読んだことのない作家です。それだけに来たいなぁと思うのですが、来れるかしら?

12時に終わって解散。
ちょうど今、記念館では2012年度秋の特別展「陰翳礼讃(いんれいらいさん)」の開催中です。潤一郎愛用の三味線、松子夫人愛用の琴、和田三造画の「春琴抄」などいろいろな展示物をゆっくりと見て回りました。谷崎潤一郎・・・女性関係ではいろいろあり最後の松子夫人は3人目の奥様でした。確かに若い頃の谷崎は写真をみると本当にハンサムです。きっともてたんだろうなぁなどと思いました。

そのあと、久しぶりに美容院に立ち寄り、ヘナ染めをして家に帰ったらもう午後4時頃でした。
アッという間に終わった1日でした。
家のこと何もできなかった・・・というよりしなかったですねぇ。
仕事も主婦業もお休みの1日でした。

街道をゆく 洛北諸道「鞍馬山・花背山峠・大悲山峰定寺(だいひざんぶじょうじ)」

2012年06月14日 | 講演会等
鞍馬寺を後にしてまだ奥の花背山峠へ・・・曲がりくねった道の両側は立派な杉木立です。花背峠を越えて車で小一時間。遠い!!
ところどころにバス停があるということは、こんな山奥まで京都の路線バスが走っているということですね。バスで来ようと思ったら、出町柳から1時間半、そこから徒歩で30分かかるそうです。そこに「美山荘(みやまそう)」という摘み草料理の静かな佇まいの建物があります。予約しないと入れないような・・・お値段も・・・。名前だけは聞いたことがあります。
先日新聞のツアーで「美山荘」の摘み草料理を食する日帰りツアーがありましたが、2万円強でした。おもてなしが素晴らしいところだと、Oさんから聞きました。
 

今日はその「美山荘」の敷地内を通り抜けてまだ奥へ少し歩くとそこが峰定寺です。この寺、雨の日は門を閉ざされます。時間も9時~3時までと短く、子供も団体もだめだそうです。
 

敷地に入ると、受付のおばさんが私たちを呼んでいました。
「寺に上るの?」「上るのだったら条件があります!」という言葉。
エッ!?拝観料を払って上るのに条件???まるで叱られているような気分になってしまいました。
条件というのは、頭陀袋を目の前に置かれて、「ここにハンカチとお賽銭だけを入れて、他の荷物は預けて<六根清浄>と唱えながら行きなさい。カメラも勿論ダメ」とのこと。なんと厳しい!!ヒエ~ッとなってしまいました。
ここは修験宗の寺とのことでした。主人と二人でどうしよう・・・となったのですが、今日は鞍馬寺に上って少々疲れ気味。これから400段以上の階段を上るのはかなりきついので、あきらめました。それにそこまでお経を唱えながら・・・というのもちょっと・・・。
せっかく天気も良くていい機会だったのに少々残念でした。
ここで遅目のお弁当を食べました(実は美山荘の敷地内で・・・きれいな川を見ながら・・・)。途中で峰定寺の方からほら貝の音が聞こえてきました。
 

食べ終わってから、今日最後の目的地「常照皇寺」へ向かいました。

朗読会

2012年01月28日 | 講演会等
以前から一度行ってみたいと思っていた朗読会に行きました。
朗読会というイメージから子ども対象と思っていましたが、この朗読会は大人のための朗読会です。
会場で知っている人達にたくさん出会いました。

<演目3点>
 ~耳から広がる本の世界~
 ・1963・1982年のイパネマの娘(作 村上春樹)
 ・おひとよしり(作 林 真理子)
 ・はかない望み(作 筒井康隆)

耳だけから聞いてみようと思って目を閉じていると・・・寝てしまいました。
本当にごめんなさい。でもそのくらいとても気持ちよかったんです。
お昼をおなかいっぱい食べたあとだったので・・・。
1番目の「イパネマの娘」は村上春樹の大ファンのSさんだと聞きたかったかもと思いました。
私個人としては「村上春樹」さんの本は・・・よかったのは「1Q84」だけかな。
最後の「はかない望み」は私の知り合いのYさんの朗読です。
とてもすてきでした(寝ていてもちゃんと内容は覚えているんですよ。途中で一瞬?記憶が途切れているだけで最後の方も聞いていたんですよ!と言い訳・・・)。
また機会があれば行きたいなと思いました。

桂三枝独演会

2011年12月17日 | 講演会等
今日は以前からチケットを購入してあった「桂三枝独演会」に西宮市のアミティホールでおでかけしました。西宮市が主催ということでお値段も安め、主人は年令の関係で割引までありました。芦屋市もそうですが、市主催の催し物は参加しやすいですね。
私は午前は仕事だったため、主人と現地集合となりました。
午後2時開演です。私が到着したのは1時45分でした。よかった~。
座席は前から2列目、真ん中あたりの席というとてもいい席でした。
古典落語ではなく、桂三枝の創作落語でした。とてもおもしろくて、笑いが止まりませんでした。とても楽しい一時でした。

舞台「細雪」

2011年11月08日 | 講演会等
今日、仕事が終わって即飛び出し、神戸文化ホールに舞台「細雪」を見に行きました。建物は少し古いですね。お手洗いが少ないのがちょっと・・・。全部で28列。1列目というのが一番後ろというちょっと変わった座席配置です。ちなみに私は15列目でした。
たくさんの観客で満席でした。
会場でAさんに出会いました(席は離れていますが)。
舞台では次女役の賀来千香子さんの着物が一番地味でした(ちょっと意外かも)。
でも美しい4姉妹の華やかな着物姿と舞台、とてもきれいでした。

NHK公開セミナー「細川家の至宝」

2011年10月21日 | 講演会等
今日は仕事が終わって午後2時からNHK公開セミナー「細川家の至宝」にでかけました。
京都国立博物館で開催されている「細川家の至宝」は是非見に行きたいと思っていました。その前の前知識として、NHKの公開セミナーが無料で開催されるのを1ケ月ほど前に市の公報で知り、整理券を申し込んでありました。入場は無料ですが、整理券が必要です。少し前にその整理券がはがきで届きました。
  テーマ:「近世近代絵画のみどころ」
  講 師:京都国立博物館連携協力室長 山下 善也(よしや)氏
会場のルナ・ホールは盛況で満員に近かったです。講師の先生のお話とても上手でした。今回はたくさんの作品を1時間半で紹介するのは大変なので、絵画にしぼっての講演でした。
実は、いままであまり参加してなかったのですが、市では毎年2回ほど今回のようなセミナーを開催してくれているようです。
そして、何よりうれしかったのが・・・「細川家の至宝」展の招待券を参加者全員いただいたこと。私は11月に入ってから行く予定です。今から楽しみです。

市原悦子トークショー

2011年10月02日 | 講演会等
今日、午後からルナ・ホールで開催される「市原悦子トークショー」に行ってきました。午前中は仕事。仕事の帰りに久しぶりのIさんに出会い、30分ほどだけですが一緒にお茶。それから芦屋に戻り、ルナ・ホールへ。
市原悦子さんというと、「まんが日本昔ばなし」の声やTVドラマの「家政婦は見た」、昔のドラマでは結構母親役が多かったです。
開場は14:00、開演は14:30。本当に1時間30分お一人でお話されるんです。かなり近くで見ることができてラッキーでした。なんだか少し離れたところからでもオーラを感じさせるようなとてもすてきな方でした。俳優暦はもう50年になるそうです。とにかく本番よりも練習が大好きだそうです。少女時代の戦争体験(疎開していた頃)から女優になるまでのお話をいろいろ。合間に朗読も織り交ぜながらのトークショーです。
おしゃべりするときは椅子に座って、朗読は立って文章を読まれました。また、観客からの質問を受け、回答されるというひとこまもありました。
椅子に座っている時の姿勢がとてもすてきでした。椅子に浅く腰を掛け、ずーっと背筋がピーンと伸びているんです。歩き方・立ち姿も寸文の隙もないくらいすてきなんです。写真撮影できなかったのが残念でした。さすがに「プロ意識」というものを感じました。
人生において「集中力」「持続力」「瞬発力」が大切であるという3つの言葉が印象に残りました。

***演 目***
(1)お話「私の歩んだ女優の道」
(2)朗読「たいようのおなら」(子どもの詩集 たいようのおなら 灰谷健次郎編より)
(3)質問コーナー
(4)朗読「ちいちゃんのかげおくり」(あまん きみこ作)

最後の朗読は目を閉じて聞いていると、本当に一人の人が話しているんだろうかと思えるくらい感動しました。内容はかわいそうで話を聞いているだけで涙ぐんでしまうような内容でした。
すてきな秋の一時を与えてくれた芦屋市にも感謝です。