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くるりんの日記

私の日々の出来事で印象に残ったこと、思ったことを日記にしてみました。

「1Q84」文庫本に

2012年05月10日 | 読書
今日、本屋さんで村上春樹の「1Q84」の文庫本をみつけました。
以前、Sさんから借りてBOOK3まで読みましたが、とてもおもしろかったです。
村上春樹の本はあまり読まない私ですが、この本だけは夢中になって読みました。
ついに文庫で出版されるとは・・・驚きです。
各巻2冊ずつで、3巻目は今月末になるようです。
文庫本より、早くBOOK4が出ないかなぁと楽しみにしているのですが・・・。


柴田よしき「激流」

2012年01月06日 | 読書
柴田よしき著の「激流(上・下)」を一気に読み終えました。
柴田よしきの本は初めてでしたが、とてもおもしろくて読み出すと止まりませんでした。

東京の中学3年A組。修学旅行先の京都で、班行動の時間に一緒に知恩院へ行くバスに乗っていたはずの少女(小野寺冬葉)が消えた。乗り込んだときにはいたはずなのに、途中でバスがすいたときに消えているのに気がついた。
行方がわからないまま20年が経ち、少女と同じ班だった6人はそれぞれの人生を歩んでいた。そんなある日、「私を覚えていますか? 冬葉」というメールが届いたことにより、元クラスメイトは再会をするが・・・。
冬葉は生きているのか?メールの発信人は冬葉なのか?冬葉でなければ誰か?20年前の冬葉に何があったのか?
結末が知りたくて知りたくて、実は待ちきれなくて2冊目は先に最後を読んでしまいました。だって2冊目(下)の方が分厚い・・・(笑)。でもどうしてそんな結果になるのか知りたくて、2冊目を最初から最後まで読み直しました。
いやぁとてもおもしろかったです。

中島京子「小さいおうち」

2011年10月22日 | 読書
友人から借りていた本「小さいおうち」を読み終わりました。
この本は直木賞受賞作です。
赤い三角屋根の洋館の女中さんが綴ったノートですが、家事読本ではありません。赤い家の家族との生活、隠されたひそやかな恋愛事件の話です。
女中さんというと、市原悦子主演の「家政婦は見た」というのを思い出しますが、それともまた違っています。この本の女中さんの名前は「タキ」さん。時代は昭和初期から現代に至るまでです。
毎日の日々の暮らし、奥様やぼっちゃま、ご主人との生活の話。最初はとりとめもない平凡は日々なのですが、読んでいくうちにだんだん心にしっくりとくるものがありました。昭和の戦争時期も悲惨というよりごくごく普通の人から見た戦争というものが描かれています。最後に恋愛事件はぼかして終わりかな・・・と思っていたのですが、最終章で意外な方向へ展開しました。なんだか秘密をのぞいてしまったような・・・。
時代背景も昭和初期のよき時代からが描かれ、退屈しませんでした。

直木賞受賞作の本はよく読みますが、いいものがあると私個人は思っています。この本も期待以上のものがありました。芥川賞受賞作は私にはどうも・・・なんです。

みをつくし料理帖「心星ひとつ」

2011年09月18日 | 読書
みをつくし料理帖シリーズの新しい文庫「心星ひとつ」を読み終わりました。
澪(みを)ちゃんのせつない気持ちが伝わってくるようで・・・。
いつも読み終わると、なんだかとてもやさしい気持ちになれる本です。
せっかく好きな人と一緒になれるようになったというのに・・・澪ちゃんどうするんでしょう。断わっちゃうんでしょうか。気になります。
でも幸せになりますようにと祈る気持ちです。
せつないなぁ~

浅田次郎「日輪の遺産」

2011年09月10日 | 読書
映画「日輪の遺産」を見たくて、その前に本を買ってきました。
原作は浅田次郎です。数日前に読み終えました。毎日少しずつ通勤の電車の中で読んでいました。
読み終わってから主人と映画を見てきました。

ストーリーは・・・
第二次大戦後の日本の復興のために信念を貫いた4人の男と20人の少女たちの運命の話です。映画は、現代の戦争生き残った人の回想から始まります。
8月10日に3人の軍人に密命が下されます。「日本の戦後復興資金として、マッカーサーの財宝200兆円を隠匿せよ!!」
8月11~13日に任務遂行のために召集された女学生たち20人と教師。「財宝」を本土決戦の「秘密兵器」と信じて健気に働きます。
8月14日、終戦前日。任務終了直前に非情きわまる命令が下されます。
「放送終了後、速カニ貴官以下指揮班三名ヲ除ク全員ニ対シ、同封ノ滋養剤三錠宛、同時ニ服用セシムル事。服用時、吐瀉スル者、見苦シキ者、若シクハ抵抗スル者ノアル場合ハ、拳銃軍刀等ヲ使用ス可シ」
が、3人の軍人にはその命令を実行することに対して・・・。
8月15日終戦。財宝の行方、少女達の運命は・・・。
最後には少女達は1人を残して死んでしまいます。でもそれは3人が服毒させたのではありません。どうして???この理由は映画ではわかりにくかったですね。
なかなかおもしろいストーリーでした。
歴史上の実在人物であるマッカーサー、阿南陸軍大臣、梅津参謀総長、杉山司令官、森近衛師団長なども登場します。この時代の歴史に関心ある人にはおもしろいと思います。

でも映画よりやはり本の方がおもしろかったです。また、いきなり映画に行くと??という部分もありました。話の時代背景を知った上で行った方がいいと思いました。
浅田次郎というと同じような戦争時代の小説に「シェラザード」がありました。この本もおもしろかったです。
 

高田郁「小夜しぐれ」

2011年08月27日 | 読書
友人から借りていた田郁さん著「澪の料理帖シリーズ」の「小夜しぐれ」を読み終わりました。とっても読みやすい本で電車の中で時間があるときにも読めます。読むたびに心がほんわかするような、穏やかな気持ちになれる本です。
澪ちゃんのこれからの料理、恋の行方、幼なじみとのこれからなどなど、どうなっていくんでしょう。これからが楽しみです。
Mさん、また続き出たら貸してくださいね。

「阪急電車」

2011年05月07日 | 読書
最近映画で話題になっている「阪急電車」の文庫本を購入して読みました。
なんとなく映画は見に行かない予定でいたのですが、本を読んだ感想は・・・おもしろかったです。感動!というのではありませんが・・・。とても読みやすい本です。でもきちんと登場人物を整理しておかないと・・・あとで全員が関係してくることになります。
でもきっと映画より本の方がおもしろいんでしょうねぇ。
この映画なら映画館でないと迫力が・・・というのもないと思うし・・・。
どうしようかなーという状態です。

村上春樹「1Q84」

2011年02月19日 | 読書
Sさんから借りていた村上春樹の「1Q84」の本もついに3冊目に突入しました。少し前に2冊目を読み終わったのですが、忙しく3冊目を読み始めることができませんでした。2冊読み終わっての感想・・・内容はとてもおもしろいです。村上春樹独特の書き方(表現)は確かに素晴らしいものを感じました。が、まだ文体(言い回し・表現)が・・・私にはちょっとまわりくどいような気がします。
さて、これからどんな展開になっていくのか。青豆さんは本当に1Q84の世界からいなくなってしまったのでしょうか。天吾くんともう会うことができないのでしょうか。
これからが楽しみです。

出世花

2011年02月07日 | 読書
Mさんから「出世花」文庫を借りました。
作者はよくお借りしてよんでいる「澪の料理帖」と同じ作者の田郁です。
話は江戸時代の「おくりびと」の話、「縁(えん)」という女性が主人公の時代小説です。
女性が「おくりびと」なんです。とても心やさしい女性の物語です。料理帖と同じように読んでいると心が「ほっこり」するような話です。とても読みやすい本でアッ!という間に読みきってしまいました。

昨日、黒岩水仙郷で買った水仙の鉢植えが昨日は蕾だったのですが、今日花が開きました。部屋の中に甘い香りがしています。

村上春樹「1Q84」

2011年01月31日 | 読書
昨年からSさんから借りていた村上春樹の「1Q84」1冊目をやっと読み終わりました。村上春樹の本を読むのはこれが初めてなんです。
最初タイトル見たときは、「IQ84(アイキュー84)」と読んでしまって、「この本って何?IQ(知能指数)が84って?」と思い込んでいました。途中で「I」ではなくて「1」なんだというのがわかりました。一時は本屋で立ち読みしたのですが、読もうという気持ちにならずそのままだったのですが・・・。貸していただけることになり読んでみました。Sさんありがとう!
1冊目読み終わりました。ウーーーン!!村上春樹の文章、ものすごいカルチャーショックのような感じです。今まであまり読んでこなかった文体です。正直好きではないと思います(ただし、今の時点では)。話の筋自体はおもしろいですヨ。
でも評判になっている本ということもあり、最後まで読んでいくつもりです。
3冊読み終わる頃には、もしかすると村上春樹のファンになっているかもしれません。