Teezeremonie in Hamburg

Tee Event, Tee Seminar, Vorfuehrungen

利休七則

2009-09-29 21:18:04 | 日記
安土桃山時代に千利休(1521-1591)が言った茶の湯で客をもてなす時の心構えがある。

利休七則である。

第一則  茶は服のよきように点て
第二則  炭は湯の沸くように置き
第三則  花は野にあるように
第四則  夏は涼しく冬は暖かに
第五則  刻限は早めに
第六則  降らずとも雨の用意
第七則  相客に心せよ

あたりまえの事柄ばかりであるが、なかなか実行出来ない事である。下記のリンク裏千家茶道のページをご参照下さい。

http://www.urasenke.or.jp/textb/spirit/spirit1.html

今日は、私は第三則の花は野にあるように、、、を取り上げてみよう。

茶室に生ける花を茶花と言う。茶花は生花とは違い、型に嵌めるために枝を無理に曲げたりはしない、出来るだけ自然のままに生ける。強烈な印象深い花とか香りの強い花、長持ちする花は茶花には使われない。

常に控えめで詫び寂を感じさせる花、短い人間の命を象徴するものだから、椿や槿などの一日花や咲く時間が数時間の朝顔や鉄扇などの花が尊ばれる。

椿や槿などは一本で充分、葉っぱの数は奇数にする事。季節の無い花は不適当、出来れば一本か二本入れるのがが良い。3種以上、入れるときは奇数を入れる。同じような色や開き方の花は避け、高さも出来るだけ不均等にし、全体の調和に気を配る事。

出来るだけ花屋では買わずに、自ら自分の庭で育てた花や足で歩いて近くの野原やあぜ道、土手で野生の花を摘んで来て、花入れに入れるのが理想的である。

6月から9月にかけては野の花が多いので、瓢箪籠、手付底四方、など各種の籠に入れることが多い。

9月は尾花、秋明菊、ホトトギス、都忘れなど、5種の季節の花が倉本先生の手によって、綺麗に鵜籠に入れられた。

向かって右側の黄色い花の名前をご存知の方は教えて下さい。