Teezeremonie in Hamburg

Tee Event, Tee Seminar, Vorfuehrungen

松清庵 SHOSEIAN

2009-09-27 17:45:20 | 日記
9月の床の間は喝堂老師書「掬水月在手  水を掬すれば月手に在り」
倉本先生が自ら床にお掛けになり、お巻き上げになりました。

*** ネットからの引用 ***

この句は唐の詩人干良史(うりょうし)作の『春山夜月』の詩より『虚堂録』に引かれているもので、本来は春の夜の優雅さを詠じた句です。

春山夜月 于良史

春山勝事多  春山勝事多し
賞玩夜忘帰  賞玩して夜帰るのを忘る
掬水月在手  水を掬すれば月手に在り
弄花香満衣  花を弄すれば香衣に満つ
興来無遠近  興きたれば遠近無し
欲去惜芳菲  去らんと欲して芳菲を惜しむ
南望鳴鐘処  南のかた鳴鐘の処を望めば
楼台深翠微  楼台 翠微に深し

水を掬(きく)すれば月手に在り、花を弄すれば香衣に満つ尽く。

禅では月を悟りの代名詞によく使う。月は大海にも湖沼にも小川にもコップの水に写る。どんな小さな存在にも仏心仏性は平等に備わる。花の香りを良い教え、智慧のあるはたらきと考えると、よい教え、達人と交わっていると知らず知らずのうちのその影響を受けるものである。逆もまた然りで自分のいる環境が大切であるという教え。

*** ネットからの引用終わり ***

お花は鵜籠にススキ、秋明菊、ウグイス、都忘れ、名前は解らないけれど、黄色い花の5種で、清らかな風情を醸し出しておりました。

当日は秋晴れの良いお天気で、しかも、ハンブルグ美術工芸博物館は工事中の為に訪問客の入りが悪く、9月19日と20日合わせて、僅か36名でした。

9月20日は3回の薄茶のデモンストレーション、倉本先生の格調高い亭主ぶり、一回目の麻紀の落ち着いた客ぶりを手本に、2回目はサブリナ、3回目はるみが初舞台を努めました。水屋は誠子、峰子がデモンストレーションの説明とその後の観客との質問応答の担当し、お客様にご満足頂きました。