山々な話しですが・・・ ①

聖地尾瀬と山歩きをメインにしたブログです。野鳥や旅の写真も紹介しています。

スミレの季節

2009年03月23日 00時08分33秒 | スミレ
 ●PENTAX K10D SIGMA17-70mm ノートリミング

 裏高尾はスミレが咲きだし、いよいよシーズン到来です。
 本番は4月に入ってからですが日だまりでは一足早くタチツボスミレが小群落を作ったりしていました。
 高尾山のスミレは雑種を含めると30種を越えるといいますが簡単に見つけられるものだけでも10数種。1つの山でこれだけ見られるのはそうそうないですから高尾山はスミレ好きには聖地みたいなところです(^^;) 大げさですが私のスミレ好きもここから始まってます(^-^)

↑上の写真はタチツボスミレ。

↓エイザンスミレ

↓ナガバノスミレサイシン

↓ヒメスミレ

↓コスミレ


ひとりが好き

2008年05月01日 21時25分56秒 | スミレ
 ●PENTAX K10D SIGMA17-70mm ノートリミング

 スミレ探しで行った奥多摩の登山道脇でみつけたタチツボスミレです。
 古ぼけてコケがついた切り株にぽつんと一株だけ咲いていました。
 なんともいえないその感じにふらふらと誘われるように近寄って何枚も撮影してしまいました(^^;) 群落のスミレも素敵ですがこういう単独で咲いているのも素敵ですよね。

ゲンジスミレ

2008年04月29日 23時22分34秒 | スミレ
 ●PENTAX K10D SIGMA17-70mm ノートミング

 今日は週中の祝日で骨休みしたいところでしたが、奥多摩に出掛けてきました。
 1週間ちょっと前にも書きました「フイリオクタマスミレ」の再チャレンジでした。でも葉は確認出来ましたが花は無くて残念でした。蕾もないので今年は咲かないでしょう。

 その同じ山でゲンジスミレの散在群落を見つけました。昨年初夏に行った時にそれっぽい葉を見つけていたのですが今年は花が咲く時期に訪れることが出来ました。ザレ場の緩斜面ですが、散在的に沢山生育していていました。奥多摩でこれだけまとまって咲いてるのは珍しいかもしれません。

 ゲンジスミレは遠目には地味な色合いの花ですがよーく見ると可愛い花です。
良い香りもするので好きなスミレのひとつですね。

ミドリミツモリスミレ

2008年04月25日 00時27分30秒 | スミレ
 ●PENTAX K10D SIGMA17-70mm ノートリミング

 前回は憧れの「オクタマスミレ」でしたが、、今日の写真は、「ミドリミツモリスミレ」です。
 このスミレは、「フモトスミレ」と「マキノスミレ」の自然交雑種です。
 とあるスミレ研究家が長野県の三森山で最初に発見したのでミツモリスミレと名前がついてます。最初は「フイリフモトスミレ」と「マキノスミレ」の雑種で葉に斑が入ってましてたが、その後に斑のないものも見つかったため斑のある物を「ミツモリスミレ」と呼び、斑のないものを「ミドリミツモリスミレ」と呼ぶようになっています。
 この交雑種は比較的多く見つかってますのでそれほど珍しくはないのですが、どこでもあるわけでも無いのでやはり見つけると嬉しいです。しかも自分でみつけると更に嬉しくなりますね。
 
 写真手前に白いのが写ってますが、これはフモトスミレです。周辺には沢山のフモトスミレと僅かなマキノスミレが混雑してました。こういう場所では雑種が見つかる可能性が高いです。

 

オクタマスミレ

2008年04月22日 23時49分03秒 | スミレ
 ●PENTAX K10D SIGMA17-70mm ノートリミング

 先日に行った山梨遠征でみつけたのが上の写真の「オクタマスミレ」です。
 オクタマスミレは自然交配種でして「エイザンスミレ」と「ヒナスミレ」との交雑種です。両者が生育している場所で希に見ることが出来ます。スミレは交雑種が出ることが多くてこれまでにも数々の雑種が見つかっています。ただ何年も残ることはなくて数年くらいで株は消えてしまうこともしばしばです。これは遺伝子的に安定していない事が起因しているようです。それでも交雑種は希少なので見つけると凄く嬉しいです。

 ちなみにオクタマスミレは奥多摩で最初に発見されたのでこの名前がついています。フイリヒナスミレとの交雑種もあり「フイリオクタマスミレ」と言われてます。でもこちらは花付きが悪いそうで検索しても写真が出てきません。


フモトスミレ

2008年04月22日 00時00分06秒 | スミレ
 ●PENTAX K10D SIGMA17-70mm ノートリミング

 日曜日は疲れも癒えないまま奥多摩に行ってきました。しかも土曜日より早い時間に起きたので寝不足気味・・・。

 天気回復の予報でしたが流石に奥多摩は山ですね、小雨が時々降っていました。貼れてきたのは夕方です。
 目的の「雑種」のはまだ新芽でして、早すぎました。もう一週間後くらいに花が咲きそうなのでなんとか確認したいです。
 その帰りに以前、マキノスミレを見た尾根に行ってみました。するとそこにはフモトスミレの大群落!! 今が盛りと咲いてました。こんなにあるとは知りませんでした。少し杉を間引きしたので環境が変わったのでしょうね。
 奥多摩や高尾では杉花粉軽減の意味もあって盛んに間引き伐採をやってますので薄暗かった杉林に光が入ってスミレの生育環境が改善されてきてるのでこれからスミレが増えそうです。

 陽も大きく傾いてましたが、大群落を目の前にして帰れないのでしばし撮影を楽しんでしまいました。そして、サプライズが!!


 こんな感じでいたるところに咲いてました。凄い数です!!

キスミレ

2008年04月20日 21時33分20秒 | スミレ
 ●PENTAX K10D SIGMA17-70mm ノートリミング

 添付写真は、土曜日に山梨県南東部で見てきたキスミレです。
 キスミレといえば九州の久住などの草原に沢山咲くのが有名ですが西日本や東海地方で隔離的に生育しています。東日本にはほとんどなくて山梨県が東限となっているようで関東近辺では貴重なスミレの一つです。
 
 タカネスミレやオオバキスミレなど黄色いスミレはいくつかありますが、黄色いスミレはやっぱり可愛いですね。


イブキスミレ

2008年04月19日 22時40分41秒 | スミレ
 ●PENTAX K10D SIGMA17-70mm ノートリミング

 今日は富士山周辺部にスミレ探しに行ってきました。
 あいにく朝のうちは日差しもあったけど、次第に曇ってきてしまいました。富士山は半分雲に隠れてまったく見えなくて残念・・・。

 昨年確認したイブキスミレの葉の場所に花を求めて行きましたが、今年は3月に寒かった影響でちょっと遅れてます。花はポチポチであとは蕾、葉もあまり伸びてませんでした。おまけに朝までの雨でちょっと痛んでまして清楚な感じのイブキスミレの花が見られなくて残念。でも初めて見るイブキスミレの花なので見れて良かったです。

 その後はバスで移動してキスミレを見に行きました。とある場所には点々と咲いていてとても可愛かったです。他にもいろんなスミレもあり、さらにオクタマスミレも発見でした。
 
 とりあえず今日はイブキスミレの写真を掲載します。


ニオイタチツボスミレ

2008年04月16日 23時04分32秒 | スミレ
 ●PENTAX K10D SIGMA17-70mm ノートリミング

 スミレの花には芳香のあるものがけっこうありますが、もっとも強い芳香のあるのが名前にもなっているのが上の写真の「ニオイタチツボスミレ」です。

 普通のタチツボスミレより乾燥した場所を好みます。花もタチツボより濃くて中心が白く抜けるのが特徴です。
 新鮮な花だと顔を近づけるだけで香ります。雨の後や鮮度が落ちてくると香りも僅かになります。

 ちなみに園芸店で「ニオイスミレ」というのが売ってますがこれは外国産のスミレです。

タカオスミレとヒカゲスミレ

2008年04月15日 22時35分24秒 | スミレ
 ●PENTAX K10D SIGMA17-70mm ノートリミング

 スミレの宝庫、高尾山で発見された有名なスミレが「タカオスミレ」です。
 上の写真がそのタカオスミレです。特徴は葉の表がこげ茶色をしていることです。このスミレを見たくて高尾山にやってくるスミレファンも多いです。他の地域でも見られますが、やはり高尾山でみることに価値があるのでしょう。
 ただこの葉の茶色は夏には緑色に変色してしまいます。

 そして下の写真が、「ヒカゲスミレ」です。タカオスミレはこのヒカゲスミレの変異種と分類されています。花はほとんど同じですがヒカゲスミレの葉は緑色です。ただし、やや茶色がかったものもあったり個体差があります。



 ●PENTAX K10D SIGMA17-70mm トリミングあり