こんにちは。あさやんです。
仕事が忙しくなり、なかなかパトロールに行けないので1年を振り返り
東京のシーズンパターンを簡単ですが6つにわけてみました。
予想を裏切られることもあるが、基本的にはこの6つのパターンで区分け
できると思う。ただパターンに頼り切ってしまうといるのに釣れない
「見えないシーバス」が出てきてしまう。
時には型破りにいくと新しい情報が身体に入ってきてそれが経験値となる。
何より大切なことは釣れる仮説を立てること。
「釣れたではなく釣った」食わせてなんぼ。
そうでなきゃルアーは泳ぐギャングだ。
その仮説を立てる参考の一つにでもなればと基本に立ち戻り書いてみました。
私のエリアではこんなシーズンパターンもあるぞなんてあったらコメントに
でも書いて頂けると有難いです。
まずは1月から!

1月から3月
この時期のシーバスは産後(現在の調査だと関東では金谷沖に産場があると
言われています)、空腹を満たしに河川河口・湾奥、またベイトを追って
数十キロものぼってくるシーバスもいる。食欲旺盛な時期でランカーの荒食いも
期待できるシーズン。
とはいえ水温も低く動きは鈍い、そして体力もまだ回復していないこの時期は、
ベイトの活動も弱くボトム中心でうろついているのを捕食していることが多い。
攻め方としてルアーチョイスは、バイブレーションをメインとして、キャストしたら
必ずボトムを取って、ボトムノック・ずる引き、またリフトアンドフォールなどが効果的だ。
はじめに言っておくが全てのシーズンパターンで紹介する釣り方でないと釣れない訳ではない。
一つの例であるので、ポイントの状況次第ではトップに出ることもあるし、早引きに
軍配が上がる事だってある。ポイントをしっかりと把握してベイトの状況や流れ、
ストラクチャーなどのつく場所を踏まえて口を使わせる仮説を立てることがもっとも重要である。
ちなみに全てが産卵するわけではなく深場に落ちないシーバスもいることを忘れてはならない。
ポイント選びのヒントとして温排水が常時流れ出ているポイントなどはこの時期の一級ポイントとなる。
ランカー狙うなら秋と合わせてこの時期!!

3月から5月
この時期のメインベイトはアユ、そう稚鮎である。もちろん他にもいろいろなものを
捕食しているのだが、シーバスは特にアユが大好物。
都内では江戸川、荒川、そして多摩川とアユの遡上が毎年確認されている。
当然全国の河川にも遡上してくるのだが、東京でいうと各河川には200万尾から
400万尾程の遡上があると言われているわけですからシーバスがついて来ないわけがない。
狙うポイントとして稚鮎の泳力はまだ弱いので流れの強いポイントではヘチ沿いや
ワンドなどに流されてしまう。それについて来たシーバスも稚鮎と一緒に寄って来
ていると考えていいだろう。稚鮎さえ見つけてしまえばあとは通り道を予測して
捕食ポイントを通せばいいわけだ。ルアーチョイスはマッチベイトを考えると
流れのゆるいところではミノーをメインとした7cmから9cmとなるわけだが、
12cm程度の大きめのルアーやバイブレーションでも勿論釣れるので
ローテーションしながら探っていくことを忘れずに!

4月から6月
この時期はいわゆるバチパターン。都内のバチは満潮から下げに入ると砂地から
多くのバチが抜ける。また場所によっては時間帯19時から21時ごろと決まって
いるところもある。ちなみに経験上ですが大潮後の中潮で日没と満潮が近いときは
抜ける数が非常に多い。
バチの泳層やサイズ動き方もさまざまだが、基本的に水面に漂いながら流されて
いるバチが多い。そのためシーバスも水面を意識しながら下で構えて、浮いているバチを
捕食するわけですからボイルも多発する。ボイルが起きればシーバスが何処にいるのか
目で確認もでき、その日のバチの動きに合わせた捕食の仮説が立てやすい。
そして何よりヒットすれば水柱を上げながら水面炸裂!と興奮度最高潮のバチパターン!!である。
ルアーチョイスとしてトッププラグの選択としてフロートステイしているときの
姿勢が尻下がりになっているルアーのほうがヒット率が高い。活性が高い時などは
投げっぱなしで流れに乗せて流すだけでもヒットすることもしばしばだ。
しかしバチは水面だけでなく、サーフェイスから中層、ボトムと種類やタイミングに
よってレンジが変わる。バチだからといってトップだけではない。その際は
クネクネとバチのように動くシンキングルアーがオススメだ。攻め方は上から
順々にレンジを下げていくと群れを脅かさずに数つりができる!

7月から9月
この時期のメインベイトはイワシ、サッパ、ハゼなど。この手のベイトは朝晩の
マズメ時などに接岸しやすく、状況次第で1日中期待できるベイトだ。
そして何より夏のこの時期はデイゲームで釣果を上げやすいスペシャルな季節。
イワシやサッパなどは群れで移動しているので、シーバスが近くにいたり捕食
していたりするとモジリが出たり急に逃げ出したりとせわしなく動くサインを
見つけることが釣果を上げるコツだ。
ベイトがどう動いたのか、それならシーバスは何処にいるのか。それを仮説
できれば爆釣劇が待っていること請け合いだ。
ベイトが見つからない場合は潮目をクロスして引いてくるとヒットすることが
多い。潮目は全てのシーズンで見逃してはいけないポイントなので、流れの変化を
感じたら重点的に攻めてみよう。
ルアーチョイスはダート系のミノー、またバイブレーションやスピンテールの
リフトアンドフォールなどが効果的。またストレートワームが最大限の威力を
発揮するのもこの時期。デイはナイトで散らばっていた群れが集まり大きな群れに
なっていることが多いので、回遊であれ、居着きであれヒットパターンさえ見つけて
しまえば横並びで同時ヒットってことも多々起こる。
興奮度150%のデイシーバッシングをその手で・・・!!

9月から11月
この時期のメインベイトは落ち鮎やイナッコ。春の稚鮎が半年かけて大きくなって
落ちてくる。そんなアユを捕食しているので、ルアーチョイスとしてもビッグプラグを
使うベストシーズン。ダート系ルアーや12cm以上のミノー、またS字系ジョイントルアーなど、
ゆったりと泳ぐルアーもベスト。
流れのヨレやアクションを加えることによって出来たふらつきなどで弱った落ちアユを
演出するとゴンッとくるぞ。また鮎が落ちてない時は、イナッコなども捕食しているので
サーフェイスをキビキビとウォブンロールするミノーやバイブレーションで
ストラクチャーにあてたふらつきなどでバイトチャンスを与えてあげるとヒット
することが多い。
産卵に向け荒食いをするのもこの時期なのでランカー捕獲のベストシーズン!

12月から1月
ベイトが少なくなってくるこのシーズンはオールシーズンいるイナッコや蟹、
貝など、時にはハゼなども捕食している。
シーバスアングラーの方でもこの時期シーバスはオフにして、メバルなどに
転向してしまう人もいますがシーバスはいますよ~。
でも居着きや居残りは確かにいるが数は少ないのは否めない・・・。
それならばベイトとシーバスを追っかけて干潟などシャローエリアでの
ウェーディングが効果を出すがこの時期。
ルアーチョイスはシャローランナーが主力となりカレント脇や潮目、そして
ストラクチャーなどをタイトに攻めるとともに扇状にキャストして探っていくのが
ヒットへのキーポイント。場所によっては数キロも歩くこともあるし、大潮の
上げは思っている以上に早い。そしてエイの攻撃を受ける可能性もあるので、
ウェーディングを行う際は細心の注意を払う必要がある。後日ギアの紹介もして
いこうと思うので今回は割愛させていただく。
安全を心掛けて釣行すれば、ランカーラッシュなどグッドサイズの爆釣が待っているぞ!!
1年を6つのパターンに分けて紹介してきましたとおりシーバッシングにオフは無い。
一年中シーバスはいるが、時期やポイント・シーバスのサイズによっても釣れるパターンが違う。
パターンを掴む為には、シーバスの生きていく為の行動原因であるベイトをまずは
しっかりと観察し、干潮時やキャストでストラクチャー有無や形を確認し、濁り具合、
流れの速さや流れ方、潮位、ルアータイプやサイズにカラー、アクション、キャスト方向
ラインやリーダーの種類・色、太さ、スナップ・フック、天候などなど、
全てがワンキャストする為に必要な予想する為のデータです。
いつも釣っている人は経験上で染み付いた情報を無意識でやっているのですが、
もし目の前しか見えていない方は、是非メモを取るなり、せっかくシーバスがくれた
情報を活かして! 今まで見えていなかった水の中が手に取るように見えてきたら!!
そりゃもう爆釣間違いなし?!ですねぇ!!!!・・・。
いやぁ、最後まで読んでくれて有難うございます。
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