冥王星がこの8月に国際天文学連合の総会で惑星ではないと決まった。
今まで暗記してきた惑星「水金地火木土天海冥」この語呂が変わる。
大阪市立科学館でプラネタリウムを見た。
こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブ
この3つでつくる夏の大三角形(サマートライアングル)
そして、赤く輝くさそり座のアンタレス
とても言葉巧みな説明(いい声だった)を聞きながら
見上げる夜空は神秘的。
小学校の遠足の子供たちもわあ~と感嘆の声をあげる。
そして、惑星の話、冥王星の話。
宇宙は、人間の頭では計り知れない、広大ななどという言葉では
言い表せない、とてつもないものだと、いつも圧倒される。
そして、いつも、星のあの瞬きに癒される。
科学館を後にして、ビジネスマンが忙しそうに行きかう中、
中之島をぶらぶら
淀屋橋の近く
「適塾」へ
蘭学の学者であり、医者であり、教育者であった緒方洪庵が
開いた塾、のちの大阪大学へと発展する。
福沢諭吉など近代日本の礎になった人々を多く排出した。
ビルの谷間に古い木造の家。
ビルに圧迫されながら、かろうじて存在を維持している風情なのに、
部屋にはかすかな風が吹きすぎて、柱や壁に
血気盛んな彼らが、口角泡を飛ばし議論している様がしのばれる。
あまり手入れされてない坪庭も、またなんとなく適塾らしい。
まわりの喧騒をよそに、ここだけとっても静かな時間が
流れてるよう。