紅茶のある風景

ゆっくりと紅茶を飲めるようなゆとりのある時間を持ちたくて・・・

通勤バス&電車

2006-02-28 00:46:48 | 日々雑感
余裕を持って出かければいいとはわかっていながら、朝の1分2分はとっても貴重で1分あればこれが出来るあれが出来るとついつい出かける時間がぎりぎりになってしまう。そんな時間と格闘の朝に、計算どうりに動いてくれないのがバス。信号にことごとく引っかかったり、いつも通過してしまうバス停に止まったり、対向が大変だったり、横道から出てきた車との譲り合いに、右折の信号待ち・・・ああ~~
朝のバスは胃がきりきりする。おまけにダイヤ改正で乗り継ぎの連絡が悪くなって今までより早く出なくてはならない。車で行けば15分そこそこなのに・・・。バス&電車では40分近くかかる。バス路線はそんなに広くないけど、20Mほど横を平行してもう一本道路が走っている。比較的車は少ない。だのに、このバス路線の方を小さい子供と母親が時々歩いている。自然とバスが徐行するので、また胃がいたむ。どうして、こんなに危ない方を歩くのだろうと信じられない。せかされて歩いている子供がかわいそうだし、乗客には迷惑だろうに・・・。

バスは狭い空間。乗客同士気遣いは大切だと思うのだけれど、よく会うご老人でいつも口笛を吹く方がいらっしゃる。下手でとってもうるさい!何度止めてくれ~って言いたくなったことか。口笛だけではなく、咳も痰も大きな音。迷惑この上ない。マナーが悪くなったのは若い人だけではなく、老人だってとんでもない人がいる。どうして他人の迷惑を考えないのだろう?

男たちの大和

2006-02-20 23:32:11 | シネマ
戦後60年の集大成として描かれた「男たちの大和」。戦争を知らない。戦争映画は苦手。だけど、見ておくべきかなと思い、これも駆け込みで観た。あの時代の個人の幸せよりも、国のためという大義名分において犠牲になった人々の悲しみが全編にあふれていて悲壮だった。観ていてつらい。でも、現実はこんなものではなかっただろうと思う。もっと過酷だっただろう。今の軟弱な日本からは考えも及ばないような時代だったと痛感した。

スタンドアップ

2006-02-16 23:59:00 | シネマ
美人のシャーリーズ・セロンがまたもや汚れ役に挑戦。
予告を見たときに、重たそうな内容と言う気がしたので、結局最終日の駆け込みで観た。無理して観たかいがあった。観てよかった~、と実感!アメリカでの実話だそうだけど、男社会の炭鉱で働くシングルマザーのセクハラや差別との戦い。父親の違う2人の子供との確執。まわりからどう見られようが一途な気持ちで前向きに生きていこうとする姿は力強い。まわりの俳優がまたいい。彼女を支えるフランシス・マクドーマンドとショーン・ビーンの夫婦、彼女の弁護士にウッディ・ハレルソン(なんかシャイでいつもと違う感じの役)、両親にシシー・スペイセクとリチャード・ジェンキンス。みんな味があってよかった。

野村&松本

2006-02-03 00:11:10 | シネマ
野村芳太郎監督&松本清張原作 『張込み』『砂の器』『ゼロの焦点』
何と言っても『砂の器』がだんとつに有名だろう。今回デジタルリマスターされニュープリントで上映された。昔、観た時はとても感動して、全編に流れる交響曲「宿命」の音楽は圧倒的に映画を盛り上げた。今でもあの音楽は胸に響く。でも、改めて観て、主役の加藤剛の大根にはびっくりした。え~~、こんなに陳腐だった?クライマックスで彼がひく「宿命」のピアノがまったくらしくない!絶対に、手の動きと体を同時には見せず、あきらかに別物とわかる。あの頃はそれでよかったんだろうけど、あまりにも不器用に映るのでがっくりしてしまった。すべてのキーポイントなのに。『張込み』の大木実と宮口精二のコンビがうまかった。『ゼロの焦点』は久我美子、有馬稲子、高千穂ひづるの駆け引きがうまく描かれて、どんでん返しの推理劇はよく出来ていた。3作品とも移動に当時の列車がよく出てきて、駅の風景や車窓風景もなかなかよかった。今ではとてもこんな旅情は味わえない。

指輪

2006-02-01 23:58:41 | 日々雑感
よく乗る沿線には私学(小・中・高・大とも)が多く、通学時間に遭遇すると、学生たちのいろいろな会話が耳に飛び込んでくる。最近、気になったのが、女子高生4人の会話。「あのなんとかいう指輪の曲ダウンロードしたいわ」「あの歌歌ってる人けっこうおっさんやん?」「なんか、数式とかいう映画に出てるやん」でぴんときた。それはね、「ルビーの指輪」と言う曲で、歌ってるのは寺尾聡。大ヒットしたよ。お父さんは宇野重吉でとっても渋い俳優さんやって、寺尾聡もおとなしめないい人ばかり演じてるけど、派手なアクションものも出来るんよ・・・とかいろいろ口を挟みたくなってしまったきっと女子高生には余計なお世話だなあと思いながら、しばし耳を傾けていた。