紅茶のある風景

ゆっくりと紅茶を飲めるようなゆとりのある時間を持ちたくて・・・

天満天神繁昌亭

2012-02-27 18:31:23 | お出かけ
行きたいと思いながらなかなか行けなかった?行かなかった?
繁昌亭(落語専門のホール)にやっと行くことができました。



「昭和46年亥年生まれの落語家全員集合!」
ということで、全員亥年生まれの落語家さん11人が勢揃い

  

開場前から、普段着姿の落語家さんたちが入口で
わいわいがやがやとしゃべってて、
なんかもうすごくフレンドリーというか、手作り感いっぱい

この落語会に気がついた(友達なんだけど)のが遅く
チケットの番号は155番
全席200席あまりのこの番号だから、いい席はあきらめてたら
来ていない番号は飛ばしていくので、以外と早く入れて
前から4番目の真ん中・・・ラッキー
仕事が終わって飛んで行った甲斐があったというもの。

亥年の男性は本厄だそうで、
落語会の前に天神さんで厄払いをされたそうです。
見学可となってたのは、あとで知ったので見逃した。
話のまくらでそのときの模様は聞けました。

開場後、舞台上で出番決めの公開ガチンコ抽選会
ここでも、わいわいがやがやで、すごく楽しそう
みんながしゃべるから、なかなか進行がうまくいかず
おかしいやら、楽しいやら
でも、11人が話すとなるとかなり時間がかかるし
中入りも二回、大喜利ありで11時過ぎるかも
お客さん終電大丈夫かなといいつつ、またまたしゃべる
まあ、しゃべるのがお仕事だから・・・

桂 まん我・・・野ざらし
桂 阿か枝・・・おごろもち盗人
桂 三弥・・・くもんもん式学習塾(新作) 
笑福亭 由瓶・・・阿弥陀池
 中入り
桂 よね吉・・・稽古屋
桂 三金・・・奥野君の幽霊(新作)
桂 紅雀・・・くしゃみ講釈
桂 吉弥・・・尻餅
 中入り 
桂 三ノ助・・・鳩(新作)
桂 歌之助・・・宗論
桂 染左・・・蛸芝居
 全員 大喜利

どれもこれも、面白く大いに笑わせてもらいました。
あっという間の4時間
今まで知らなかった落語家さんもいらっしゃったけど
これから、また聞きたいと思いました。

毎年されてるのかなと思ったら、今回は3回目
次回は年男の48歳の時だそうです。
楽しみです。

マルタへ、GO! その4

2012-02-20 22:42:40 | 
小さい島国だけど、波乱万丈の歴史を潜り抜けているので
見るべきところはいっぱい
というか、日本とまったく違う景色や空気感がすばらしい!!!

マルタ騎士団最初の城塞都市スリー・シティーズを散策
   

城塞の監視塔には目と耳の彫刻が施され、監視の厳しさと威厳が感じられる。
港には大型観光客船が停泊していたので、
最近、地中海で事故ったイタリアの大型観光客船のことが思い出された。
なんと、あの大型観光客船もマルタには寄港しているそう。

街はさみしくもない程度にひっそり
古い町並みなのに、家の中は近代的と聞いて
古いものを守りながら、暮らしやすく工夫しているのがすばらしいと思った。
ほんとに、素敵な町並み
車は人口の半分以上の台数があるとかで、あちこち走り回ってる。
でも、人の姿は少ない
観光案内の写真はシーズンの魅力を伝えているので人がいっぱいだけど
シーズンオフの散策はゆっくり見て回れるのでいい。

   

スリーシティーズからバスで20分程(だったと思う)のところに
日本人墓地がある。
正式には「大日本帝国第二特務艦隊戦死者之墓」
第一次世界大戦のときに派遣された日本の艦隊が魚雷により大破
その戦死者の慰霊碑だそう
日本がマルタに墓地の管理費を出して維持してもらっているそう
記帳ノートにはたくさんの署名があり、私も書かせてもらった。

  

マルサシュロックはマルタ最大の漁村
広場にはいろいろな屋台が出ている。
観光シーズンにはとてもにぎやからしいが、オフは屋台の数も少なく
ちょっとさみしいけれど、お店の人とのやりとりはおもしろかった。
マルタの舟はカラフルで、舳先に一対の「目」がついていて、
悪天候や不漁から漁師を守る魔よけと海のお守りなのだそう

この沖では、ブッシュ大統領とゴルバチョフ大統領が冷戦の終結を
宣言したマルタ会談も行われたそうで
日本人墓地といい、この会談といい、知らなかったことが多過ぎる。
いい勉強になりました。

      

最終日は午後出発
午前中、ゆっくりぶらぶら・・・名残惜しくて、
帰りたくないとしきりにつぶやいていました。

同じホテルに4連泊はゆっくり観光できてよかったし
近くのスーパーマーケットに毎日出かけるのも楽しみになった。

毎日ホテルを変えて、観光地を大移動するツアー旅行が多いけど
こんなプチ旅行的なツアーの方が好きです。

もう帰ってきて、1ヶ月経ってしまいました。
毎日忙しいけれど、また、飛んで行きたい!






マルタへ、GO! その3

2012-02-15 18:21:58 | 
朝一番に、初日に風の為中止になったブルーグロット(青の洞門)へ



海の色が、エメラルドからブルーへと輝いて、それはすばらしい。
洞門内に差し込む光のゆらめきが幻想的
午前中の光がより美しいらしい。
初日の予定では午後からだったので、変更になってよかった。
そして、やはり波と風の変化で、この日も私達の後の便は中止
かなり波があって、10人乗りの小型ボートはちょっとしたジェットコースター
面白かった!

近くにある世界遺産ハジャー・イム神殿を見学
数年前から、遺跡保護のため巨大なテントで覆われたとか
ちょっと遺跡の風情がなくなって、がっかり
テントを出れば城壁の名残が広がってはいるけれど・・・

  

午後からはマルタ共和国の首都、世界遺産の町ヴァレッタへ
丁度、午後に一度だけ行われる大砲を撃つ時間に出会って、儀式を見ることが出来た。
なかなか重々しくも面白かった。
ヴァレッタも城砦で囲まれ、外敵に対して大砲を向けていたという
とにかく、地中海の小さな島国は、たえず侵略者と戦うことを余儀なくされていた
ということらしい

  

市内に入ると、さすがに人が多い。
日本と同じでセール期間らしく、ユーロ安に加えてセール安
お買い物好きにはうれしいだろうけど、
私は買い物より町の空気を楽しみたい方なので、見てるだけ~でした。
ほんとに素敵な町
じ~と佇んで、いろいろなものに目を向けると町のワクワク感が伝わってきます。
これって旅行の醍醐味、大好き。
緑色の電気自動車タクシーが電気供給しているところはめずらしくって面白かった。

     

町は広くなく、あちこちに観光名所が
聖ヨハネ大聖堂・・・圧巻!!!
開いた口が塞がらないほど見とれてしまった。
写真をいっぱい撮ったのに、何故かピンボケばかり
感動しすぎたかも・・・
 

聖ヨハネ大聖堂美術館には有名なカラヴァッジョの「聖ヨハネの斬首」という絵が
でも、暗くて残酷な絵であまり見たくない
もともとカラヴァッジョはあまり好きではないので、そこそこに

騎士団長の宮殿・・・ここも驚きのすばらしさ
単なる観光名所ではなく、現在も大統領府と議会が置かれているそうで
このドアの向こうは執務室なので入れませんとボディーガードのおじさんが立ち、
庭には大統領の公用車が止まっていました。

     

首相官邸の建物もかつて騎士団の宿舎だったところで、重厚な建物
今は正面が工事中、ここにも大砲が置かれていたのには驚き。
中は首相官邸として使われているので見学は出来ない。
このときは、まもなく首相が出てくるというので地元のTVのカメラマンとレポーターが
入口で待機、出てきたところをインタビュウーしたけど、無言で車で去っていかれた。
なんだか、映画のワンシーンのような感じで、ぼーっと見てしまった。



何度も来てみたいと思わせる町
古さと新しさが渾然一体となって、町をいとおしむ人々に守られている姿が
自然と伝わってきました。

マルタヘ、GO!  その2

2012-02-13 23:02:58 | 
2日目
5つの島からなるマルタの2番目に大きな島ゴゾ島へ
マルタ島からフェリーで30分

 

小さい島ながらも観光バスはたくさん走っている。
マルタ島もそうだけど、2階建てのオープンなバス(赤いバス)が特に楽しそうだけど
ツアーで行ったので、普通の観光バス
まずは島の中心地小高い丘の上にあるヴィクトリアの町へ
ここを起点に放射状に道が伸びている。
ここも城塞都市、オスマントルコや海賊から町を守るために
城壁が巡らされている。

シーズンオフなので、人の姿も少なく、静かな町がますますひっそり。
人でごった返しているよりこの方が好き
ただ、天候がいまいちというのも、シーズンオフの一因のよう
急に空が曇ったかなと思うと雨が降り、さっと降るとまた太陽が出る。
この繰り返しなので、傘は使ったことがなかった。

      

大聖堂は工事中であり、休館日ということで中は見られずとっても残念
写真で見る限り、バロック装飾がすばらしい
大聖堂の城砦のそばの路地裏にひっそりとあったゴゾレースのお店
地元の主婦の手作りレースが置かれている。
ボビンを使って一つ一つ編んでいく作業はとても大変
多いときはボビンを100個以上駆使して作るそう
繊細できれいなレースはぜひ見たいと思っていたので感激
いくつか買ったけれど、どれだけ手間隙がかかっているかと思うと
こんなお値段でいいの?とおどろき、ユーロ安に感謝だった。

    

伝説の巨人女性サンスーナが経てたと言われる世界遺産シュガンティーヤ神殿
紀元前40世紀(?)に建てられた世界最古の神殿とか
もう石灰岩がぼろぼろで、今にも崩れてしまいそう。
神殿といっても、想像してたよりもとても簡素。
まだ、時代の始まりといったところか・・・素朴でいい。

  

ホメロスの叙事詩「オデッセイ」で歌われた「カリプソの洞窟」
美しい妖精カリプソがオデッセウスを「愛の虜」として7年間閉じ込めたとか
ちっちゃな何の変哲もない洞窟
以前は中まで入れたけれど、危険なため、今は上から覗くだけ
ますます、え~こんなとこでと思ってしまう。



小さな島はちょっと走ると海岸へ出てしまう。
自然の侵食によって出来たアズール・ウインドウ
砂浜の少ない海辺の唯一といっていいほど美しい砂浜サンディ・ビーチ
これらは日本で探せばどこかにありそうな風景

海辺のリゾート地マルサルフォルン
ここで昼食、チャイニーズレストランだったのにはがっかり
ゴゾ風キッシュパイというけれど、あまりおいしくなかった。
でも、サーブしてくれたバイトらしき男の子はさわやか君だった。
笑顔が素敵・・・とおばさんは満足でした。

まる1日、ゴゾ島を楽しんで走るバスから眺める景色は
やっぱりイタリアに近い国だなと思った。
なだらかな丘や水道橋、のどかさが魅力

  

マルタへ、GO! その1

2012-02-13 20:04:52 | 
はじめてのヨーロッパです。
1月下旬、シチリア島から舟で1時間半ほど、淡路島の3分の2ほどの島
マルタ共和国へ行ってきました。

関空~ドバイ(11時間)
映画が何本見れるだろうかと思いつつも、飛んでるルートの現在地を見ると
中近東のニュースで聞く紛争中の地名がどんどん現れるので
今、この下では何かが起きているのかもと思ってしまう。

なにやかやとうわさに聞くドバイの、その空港の巨大さに唖然
ハブ空港とはこうあるべしみたいに、駐機している飛行機の数が半端じゃない。
着いた飛行機から空港ビルまで、延々とバスに乗る。
関空のハブ空港構想なんて、とてもとても貧相

 
2時間の待ち時間に景色を眺めていると、遠くにとっても高い塔か?ビル?が・・
もしや「ミッションインポッシブル4」に使われた超高層ホテル?
なんて勝手に楽しんでいると、若い日本女性が困った様子で
ドバイで待ち合わせしてエジプトへ行く友達が見つからないという。
彼女は東京、友達は関空から私達の便に乗っているはずと
見つかったら教えてあげるけど、エジプト行きのゲートにいくよう薦めた。
ドバイで待ち合わせとは・・・なんか勇気あるって思ってしまった。
この広大さでは迷子になってしまいそう。
2時間の待ち時間もあっという間

ドバイ~キプロス~マルタ(約8時間)
キプロスでは機内で1時間待たされ、その間に機内清掃も
窓から見るキプロス・ラルナカ空港は日本の田舎の空港みたいだった。
昼過ぎにマルタ到着


気温は15度前後と聞いていたけど、冬特有の風が吹いて少々寒かった。
風があるので、舟の観光が中止となってスケジュール変更
サイレントシティと言われるイムディーナ観光へ
幾多の民族の侵略を受け「抵抗の歴史」を持つマルタを救ったのがヨハネ騎士団
多くの騎士団員が闊歩した町が最初の首都イムディーナ
敵の侵入から守るために城壁に囲まれている。

 

マルタストーンと言われるはちみつ色の石で出来た建物がすばらしい
あちこちの路地が静まり返って迷路のよう
ドアの取っ手が魚の形で面白いし、各家の入口にはマリア様がいらっしゃる

大聖堂に入ったとたん、クラクラ
私のつたない写真では到底伝わらない、そのすばらしさ!
あまりに感動したのかどうか、ピンボケ写真ばかりになってしまった。

  

イムディーナから歩いてすぐのラバトという町はにぎやか
活気がある庶民の町という感じ
大聖堂の前のクッキー屋のおじさんはとても陽気で商売上手
「おまけね」と、うれしそうに言うおじさんに教えたのは団体のおばさん達?
あまり連発するので引いてしまいそうになる。
でも、おいしそうなクッキーだったので買ったけど、ね。

初ヨーロッパ、初マルタ
日本にない景色に感動のしっぱなしの1日でした。