東京湾要塞写真館        

東京湾要塞地帯に残っている戦争遺跡について撮りためた写真を掲載します。往時の雰囲気を味わっていただければ幸いです。

三崎砲台 観測所

2014年06月23日 | 戦争遺跡
三崎砲台は大正7年起工、大正10年に竣工した七年式三十センチ長榴弾砲4門の砲台です。
関東大震災により損傷しましたが、改築され、存続しました。
写真の観測所には、昭和11年、日本で初めて八八式海岸射撃具が設置されました。



城ヶ島砲台と同じような迷彩塗装が施されています。


海軍工機学校兵舎

2014年06月11日 | 戦争遺跡
現在、横須賀学院の建っている敷地は旧海軍工作学校の敷地の一部です。

戦後、工機学校の跡地には昭和22年に青山学院の分校が開校したのですが、渋谷キャンパス維持のために昭和24年に撤退、
後横須賀学院が設立され現在に至っています。

当初は、キャンパス内に工機学校の建物が多く残っていたのですが、現在はこの兵舎(昭和13年竣工)だけが残っています。



教室としての役割を終え、今は、食堂や部室として使われています。

廊下です。海軍の建物らしく、天井が高く、梁、柱が太く空襲に耐えられるよう丈夫に造られています。


特徴的なのは階段で、軍艦を模して一段一段が通常より高く設計されています。